MATRIX7

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2009.01.15
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カテゴリ: サッカー
 世界一のマンチェスターUとの決戦に勝たないとチェルシーに明日はない。ここで敗北したら、言い訳の許されない立場に立たされる。マンチェスターU戦がスコラーリ監督にとっての運命を左右する戦いになることは予想できた。プレミアの優勝戦線から遠ざかることになると危険が増す。逆転を可能にする起点にしなくてはならない。わざわざ、モウリーニョやグラントの首を切ってまでしてスコラーリを就任させたのに、モスクワ以来負け続けでは集中砲火を浴びる。
 モウリーニョ解任の騒ぎを見れば、監督の進退に対して、チェルシー首脳は冷酷な判断を下すことができる。モスクワで敗れたグラント将軍を解雇した残酷さも持ち合わせている。このまま情けない戦いを続けると、ブラジルやポルトガル代表で名をはせたスコラーリも危うくなるだろう。マンチェスターを倒すことほど難しいことはない。対戦相手がチェルシーだから人々は期待する。そこで、0-3で完敗したのでは批判の声が高まる。力の差が歴然という事実が衝撃を与えている。モスクワではそんなことはなかったのだから。
 マンチェスターと戦うときは守りを固めて戦う。失点したら終わりなので、低く構えるのがプレミア流になる。マンチェスターの前衛はCロナウド、パクチソン、ルーニー、ベルバトフであり、この速さとパワーを防ぐには、徹底したマークが欠かさせない。少しでも網目を緩めると、鋭いシュートを打ち込まれる。チェルシーは何とか押さえ込んでいたのに、セットプレイの弱点が露呈してしまった。チェルシーは守りの弱点を突かれてボールをクリアすることができなかった。これほど鮮やかなセンタリングも少ないだろう。それを確実にしとめる技にも衝撃を受ける。チェルシーは太刀打ちできなかった。
 ブラジル流のサッカーは攻撃に重点を置く。FWドログバを先発させ、MFにバラック、デコ、ランパード、ミケル、ジョー・コールを並べる重厚作戦に出たが、なかなか噛み合わない。ボールを支配する戦術は動きの速いマンチェスターU相手には難しい。セットプレイから、ほとんどフリーでシュートを叩き込まれている。ゴール前でワンタッチしてボールを落とす動作があり、これがフェイントになってDFをかく乱させてしまった。マンチェスターの戦術を予測していないとパスが速くて動きについていけない。
 チェルシーが完敗すると、残されている対抗馬はリヴァプールだけになってしまう。実力では互角とはいえないので、リヴァプールには荷が重いだろう。アーセナルは負傷者の続出で戦闘力を失っている。チェルシーだけが頼みなのにという声が聞こえてきそうな敗戦になった。戦術に疑いを持たれたスコラーリは、危険な状況を把握しているから、攻撃的な戦術に出て来るはずである。すでに尻尾に火がついている。こうやって見ると監督の交代劇は本当に難しい。プレミアを経験しない人間はその独特のプレイスタイルになじめないうちに決戦に挑まねばならない。この危機をスコラーリはどうやって克服していくのだろう。





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Last updated  2009.01.15 17:10:29
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