MATRIX7

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2009.06.26
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カテゴリ: サッカー
 アメリカンパワーの凄さを日本は身にしみている。「高さと強さ」にまったく対抗できなかった。単に高いだけではなく、動きの速さとエネルギーの強さが日本勢を圧倒した。まさにアメリカン・フットボールのエネルギーを注入させたサスタイルだった。ガツンとあたられると小柄な日本人選手は飛ばされてしまうから、逃げ腰になる。センタリングしても、高さを利用してボールをとられてしまう。サッカー後進国と呼ばれる米国には、アジアと別の戦略論が存在していた。
 世界最強のスペインが敗北した理由は語りがたい。フェルナンド・トーレスも、シャビやビジャも出場しているので、戦力面の問題ではない。シュート数「27」という数字は、アメリカに完封されたのではないことを証明している。攻めても、攻めても、高さと強さを持つアメリカのDFラインに止められてしまう。トーレスのようなFWに対応することには慣れているらしい。小柄な選手の多いスペインがアメリカの壁を破るには、個人技を生かした速攻しかない。しかし、スペインにはメッシやカカのような軽業師はいない。
 アメリカの弱点は、国際経験の不足だろう。予選でイタリアとブラジルに惨敗しているのを見ても、パワフルサッカーは空回りしやすい。南アメリカでの連戦によって、アメリカの選手たちが国際感覚を養い始めたことは間違いない。コンフェデのような短期決戦に勝つには、守備を固めないと話にならない。そこで、コンパクトな「4-4-2」のシステムを採用して、スペインのパスサッカーを封じることにした。16:9の画面は陣形が見やすいが、これほど4-4-2の陣形がTV画面にくっきりと映ることは珍しい。前後の幅を縮めることで、枠の中に閉じ込める。パスの得意なスペインが横パスを出さざるを得ない状況に追い込んでいく。
 攻撃力という面では、アメリカはブラジルやアルゼンチンに見劣りする。アイデアが豊富ではない。しかし、一瞬の集中力はすごい。「決めるときは決める」ことができる。最後まで粘って、ゴールの枠のかなにシュートを打ち込む努力を続ける。これで世界レベルのFWが育ってきたら、欧州勢も苦労するだろう、あれだけの破壊力を持つスペイン勢が封じられてしまうのだから、ピッチの上の高さと強さは想定外のレベルにあることは間違いない。こうなると、予選でコテンパンにやられたブラジルとの決勝を予測することは難しい。





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Last updated  2009.06.26 15:42:00
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