萬華鏡-まんげきょう-

旅の仲間

指輪物語「旅の仲間」


・・・の前に・・・
◇管理人@あめみこの言い訳&ご注意◇
笑って許して~(^^; 編


基本的にこちらのページは 『製作中』 です。
コンテンツの更新がままならぬため、苦し紛れに
掲載しました、はい。
だからトップページにも更新状況は掲載しません。
偶然見つけた人だけ(それも興味のある方だけ)
お読みください。
と、いうのも以下これから始まる『旅の仲間』
あらすじ解説は、ずーーーっと前に友達へ
教えるために作ったもの。
それも「映画は見たけど内容がイマイチ」という
人向けのものです。細かいことも触れてます。
でもまさかHPで公開する予定で作っていません。
だから、きちんと順序も辿ってません(^^;
きっと(?)解釈の間違いなどもあるでしょう。
いずれ、きちんと勉強して整備をして載せますゆえ、
ご容赦くださいませ・・・




「旅の仲間」編


まずビルボ・バギンズのことからお話しましょう。
彼は、フロドが指輪の旅に出る50年ほど前に、やはり同じように危険な旅に出ています。
そのお話は「ホビットの冒険」として発売されているようです。
なぜ旅に出たか?というと、あのガンダルフにそそのかされたようです(笑)
「ホビットの冒険」ではビルボもトロル(図体のデカイのっそりした凶暴な化け物)と戦ったりとフロドも顔負けの大冒険の旅をしてきたわけです。
フロドにとってビルボは尊敬すべき養父です。
そしてビルボは前述の冒険で手に入れた財宝を持ち帰ったために、ホビット族の中ではかなりのお金持ちなのです。

そして穴の中に住むのがホビット族の特徴です。
「旅の仲間」の最初のシーンで出てくるバギンズ家は小山に穴を掘って作られたお家。
映画の中で見るホビットの家は窓やドアが丸くてかわいいですね。
(映画では製作スタッフがホビット庄(シャイア)を再現するために、撮影の1年も前から一番シャイアに近い場所を見つけ出し、草木や花の種をまいて作り上げたそうです。)
ホビットたちは穴の中に住む種族ですから、当然高いところが得意ではありません。
地に足が着いていないと安心して眠ることが出来ないってわけです。

フロドとサムはガンダルフにフリー村の「踊る子馬亭」へ行けといわれます。ここは宿舎ですが、指輪の在り処を察知したナズグルたちが、「一つの部屋」を迷わずに襲いますよね。
(小さいベッドをグサグサと刺すシーンではゾクゾクします・・・こわっ)
なぜナズグルたちはホビットの部屋を間違えずに襲えたんでしょう?
それは、ホビットが高い(地面から離れた場所)で眠ることを好まないため、「ホビット専用部屋」は必ず1階だったからなのです・・・。
案の定、ホビット達はアラゴルンの部屋にいたので見つけられずに済んだんですよー。

そして前述のとおりホビットの大半は泳げません。つまりカナヅチ。
(余談ですが、フロドのお父さんとお母さんは水に溺れて死んでしまったので、ビルボに育てられたんですよ)
だから、映画「旅の仲間」での後半部分にサムがモルドールへ一人で向かおうとするフロドを追いかけて川を泳いで溺れかけますが、殆どこれは自殺に近い行為です。それほどまでにご主人様フロドについて彼の力になりたい!そう願う気持ちの強さを現しているんですね。

そういうサムは、フロドの家の庭師です。
(彼のお父さん(とっつあん)も同じようにバギンズ家の庭師をしてきました)
バギンズ家に雇われているので、フロドとサムはいわばご主人と使用人の関係です。
だけど、そういう身分を超えて彼らは強い友情で結ばれてるんですね~。
(陰陽師の晴明と博雅のようでしょ?=分かる人だけ納得してください(^^;)

指輪の旅に出る前は、サムは内気な男の子です。
ビルボの111歳の誕生日で、お気に入りのロージーにダンスを誘いたいけど誘えなくて躊躇してるところをフロドに背を押されるような場面が出てきます(^-^)
【王の帰還ちょっとネタバレ★注意】
王の帰還で指輪の旅から帰ってきたサムは男らしく成長し、堂々とロージーに声をかけるのでフロド、メリー、ピピンは「おーーー」っと目を丸くしています。
微笑ましいシーンですね。


フロドは実は31歳の設定です。ホビット族ではようやく少年から青年になった位の世代だそうです。ホビット族の寿命は大体100歳位だから、人間より少し長生きみたいですね。
メリーやピピンもフロドの親戚にあたるようです。

旅が始まりアラゴルンに出会い、色々と危険な目にも遭い裂け谷に到着!
裂け谷の領主、エルロンドは6万年も生きてます。
サウロンがイシルドゥアに指を切られ滅びた時も、一緒に戦ってました。
娘のアルウェンだって数千年生きているということなので、
アラゴルンより大分「姉さん女房」なんですね(笑)
ちなみにエルロンドの奥様はロスロリアンのガラドリエルの娘だから、アルウェンにとってガラドリエル(=7万年生きてます)はお婆ちゃんにあたるのです。
みんな若いからワケわからないですよねーーーーーーーーー!
まず原作を知らずに映画を観た人が陥るワナです(^^;

裂け谷は魔法で守られているので闇の勢力は入ってこれません。
だけど、サウロンの力が増してくると、もはやそこも安全ではないので、エルフたちは次々と灰色港を出港して中つ国から離れていくのです。

もはや、指輪のありかもわからない(フロドが持ってくるまでは)
闇の勢力が増大してなす術もない。
エルロンドも覚悟を決めていたんですねー。
それよりも・・・
なぜあんなにタイミングよく色々な種族がエルロンドの館に集まっていたのでしょう?謎です。

だけどそれにはちゃーんと深い理由があったりするわけです。
では一部のみお話しましょう。

例えばゴンドールからはるばる旅してきたボロミアは映画で後に続くお話で重要なのでお答えを・・・

記憶が曖昧なので違っていたかもしれませんが、ボロミアのお父様のデネソール(=ゴンドールの執政)が「小さい人がこの難局を乗り切る鍵を握る」ような予知夢を見るのです。
デネソールは、人間でも特に優れた能力を持っていて、先のことを深く見通せる力もあるんです。たかが夢?とは言ってられません。
だけど「小さい人(=ホビット族)」は中つ国ではメジャーじゃありません。
将来を見通す力に長けているデネソールでさえ、何のことだか、さっぱり分かりません。
「これはエルロンド卿に聞けば何かがわかるだろう」
(・・・ということで、誰がいく?というような話に映画「二つの塔(SEE版のみ)」の回想シーンが出てきます。)
ファラミアが行く、と申し出ますがデネソールはボロミアに行かせるというのです。
可哀想なファラミア・・・お父様に信頼されていないので何とかして愛する父上のために手柄を!と常に思っているんですね。(同じ子供なのにね・・・そのえこひいきはヒドイ~)
そこで危険を冒してエルロンドの助言を得るために遠路はるばる裂け谷までやってくるのです。

エルフのレゴラスも同じ時期にエルロンドの館にやってきます。
彼は「闇の森」に住むエルフです。
エルフでも、中つ国では色々と拠点があるんですね。
裂け谷のエルフたちの髪や眼の色は「ダーク系」
闇の森やロスロリアンのエルフたちはレゴラスのように青い目に金髪なのです。
さて、話は戻します。
なぜレゴラスも闇の森から来たのか?
彼は「捕らえていたゴラム(スメアゴル)が逃走した」ということを報告に来た」のです。
あーやって、映画上では今でこそ自由にしているゴラムは闇の森のエルフに一時期捕らわれていたんです。
それが逃げ出し、オークにまた捕まって、モルドールに連れて行かれ拷問を受けた挙句に
指輪の在り処を「バギンズ~」と言ってしまったってわけです。
お陰でナズグルたちが猛威を振るってシャイア(ホビット庄)まで、わんさわんさと来ちゃったって始末(怖)
こういう失態を闇の森の王子であるレゴラスはエルロンドに報告に来た、というわけであの場にちょうど集まってこれたのですね。

こういう説明は原作のみで映画には出てこないんですけどね。

そしてエルロンドの会議で指輪を葬りに行くこと、そしてその使命を果たす者たちが決定し出発進行~っとなるわけですね。


さて旅が本格的に始まります。
雪山(カラズラス)に行って雪崩に遭うわ、そりゃーもう死にそーーー。

ココで一つ、レゴラスにご注目。
エルフは不老不死だし、神の作った最高傑作であり、身軽なんです。
みんなが雪に埋もれて「ひぃーひぃー」言ってるときに、
レゴラスだけは埋もれることなく「さくさく」雪の上を歩いています。
一体体重は何キロなんだろう?気づきましたか?

そしてカラズラス峠を越えるのを諦めてモリアの坑道を抜けることをフロドが決定します。
映画ではガンダルフが浮かぬ顔をしていますね。
だけど指輪所持者が決めたことなら仕方ないなってんで行くことにします。
ガンダルフはすでにモリアの坑道がどんなに恐ろしい場所かを知っていたんです。
ギムリは同じドワーフ(従兄弟のバーリン)が出迎えてくれることを期待して、しかもドワーフの作った傑作「地下宮殿」を自慢したくてそこを抜けようとしたんですが・・・。

実は原作ではガンダルフも、モリアがそうなっていることは知らない設定なんですよ。
ガンダルフが行こう!と言い出して奈落に落ちたので文句も言えませんが、
映画では「いやじゃぁぁぁーーーーー(浮かぬ顔)」と思っていたのに無理矢理モリアを抜けさせられて
バルログと対決することに・・・それは成仏できないよね(笑)

ここではピピンも大きな音を出してオークに見つかってしまいます。
やってくれますよねー。んもーードジ~
そこで面白いネタバレひとつ。
ピピンの大失態により、オークに見つかってしまう旅の仲間。
オークが連れてきたトロルが大暴れです。
アラゴルンはフロドを命がけで守ろうとトロルに立ち向かいますが・・・
あえなくトロルの攻撃を受けて気絶してしまいます。
(アラゴルン~~~っ!無敵なはずでは?)
フロドはトロルから矢で一突きにされ気絶し倒れます。
誰もがフロドは死んでしまったと思っている場面です。
だけどフロドはビルボから贈られたミスリルの胴着により奇跡的に助かります。
気づいたアラゴルンはフロドのもとへ行き
「あの一突きを受けて無事とは・・・」と言いますね。

あれ?フロドが攻撃されていたとき、ずっと気絶してなかったっけ???(笑)

ま、、突っ込みどころですが、コレもまた見所としてご覧ください。

ピピン。こいつはかなりのドジですねー。
踊る子馬亭ではフロドの名前を酔っ払って大声で言ってしまうし
【またも「王の帰還」ややネタバレ★】
その後「王の帰還」ではパランティアの石も興味本位で覗いてしまうし・・・
「お前ってやつわぁぁぁーーー」(^_^;
だけど、「王の帰還」では大活躍なのでピピンも私は大好きです。

さて、ちょうどパランティアの石について話が出たので補足です。
★パランティアの石は古く人間の王が持っていた石のことで、この指輪戦争の時代に確認できるのはオルサンク塔にいるサルマンが持っている一つと、バラド=ドゥアにいるサルマンが持っている一つだけ。あとは滅びたか失ったかです。この「パランティア」は「視る石」と言われ、覗くことで遠くにある石と交信が出来るらしい。
★だから、サルマンの助言を求めるべくオルサンクへ赴き、パランティアの石があることに気づいたガンダルフは「誰かに覗かれているかもしれません!」と行って急いで布をかぶせるんですね。そのとき一瞬「サウロンの目」がフラッシュバックします!
★ガンダルフは「まさか?」と思うわけです。だけど・・・時すでに遅し・・・サルマンは心の正体を明かし、ついにガンダルフは魔法の杖を奪われ捕らえられてしまうのです。


バルログとガンダルフ。元々生まれは同種族で「マイア」なんです(^-^)
精霊みたいなものといっていいでしょうか。
ココでのガンダルフはかっこいいですね。
「ココは断じて通さーーーんっ!」

さて、モリアの坑道を抜けガンダルフを失って悲観にくれる旅の仲間。
アラゴルンがロスロリアンの森を抜けようといいます。
ロスロリアンは人間やドワーフからしてみれば、「魔女が住まう」と言い伝えられる、それは恐ろしい土地です。
ボロミアもギムリも「やだーー」って感じです。
だけど、アラゴルンは安全な土地だということがわかっているので皆を率いていきます。

実はアラゴルンはロスロリアン(=ロリアンとも言う)で幼少時代を過ごしたからです。
その後は裂け谷に移り、エルロンドに育てられたのでガラドリエルのこともモチロン知っている、というわけです。

だけどやっぱり、背地がない世の中ですからね。ロリアンの警備もすごーく厳しいものになってます。最初はロリアンの騎士、ハルディアに矢を向けられてしまいますね。
特にドワーフのギムリには立ち入られたくないんですね。
エルフとドワーフは、何てったって犬猿の仲なんですから。
だけど、そんな犬猿の仲であったレゴラスとギムリは旅を続けていくうちに、お互い友情を深めていくのです。これも見所の一つですね。

何とか、ロリアンの地で旅の仲間は落ち着くことが出来ます。
ここで、旅の仲間は疲れを癒し、重要な贈り物を頂き旅を続けることになるんです。
(エクステンデッドエディションのみでしか確認できないんですが)
「エアレンディルの光」は小瓶に入れられフロドに手渡されます。

これが後々、蜘蛛の化け物「ジェロブ」との戦いに役立つことになるんです。

旅の仲間が、川をずーーーっと船で行くと大きな「二つの巨大な像」が左右に見えてきます。
壮大ですね。
これはかつての王達なのです。
つまりアラゴルンの祖先。
映画では左にイシルドゥアはエレンディル(=イシルドゥアのお父さん)となってます。
だから、アラゴルンがこの下を通るときには敬服の念を込め、感慨深い表情をしているのですねー。

さて、ボロミアは可哀想でした。
祖国を民を守りたい、そんな一心でした。
だけど指輪の力にはなかなか勝てないのですね。
指輪は怖い。旅の仲間を引き離そうとするんだから・・・。
まず最初に「一つの指輪」がターゲットに選んだのはボロミア。
人間は一番欲望が大きいゆえに、そんな運命に・・・。
だけどメリーとピピンを守り抜く、その最期は男らしくてかっこよかったーーー。

「一つの指輪」の魔力は、純粋で欲の少ないホビットでさえも蝕んでいきます。
フロドはあれだけの指輪を1年も持って旅をしていたから、本来であればナズグルたちのような鬼になってもおかしくない。
やはり指輪を葬り去ることが出来るのはホビットしか出来ないのかもしれませんね。
ガンダルフが見込んだだけのことはあります。

しかしサムは傍でずっと、指輪の力に蝕まれていくフロドを見て悲しんでいます。
サムは旅の途中で「指輪」をフロドから奪おうなどとは一度たりとも思ったことはないのです。
ただ必死にフロドを守りたい。
フロドの重荷を一緒になって背負いたい。
そんな一心です。
しかし、フロドは指輪の魔力せいで「疑心暗鬼」になってくるんですね。
(王の帰還ではゴラムの囁きもあり・・・)
サムが指輪を一時的に預かり、フロドに返そうとすると
「サムが指輪を奪おうとしている」
と、思い込んでしまうのです。
そんな風に自分のことを思っていることに気づき、サムはすごく心を痛めるんですね。
だけど、そんなご主人様に腹を立てるわけでもなく、

【「王の帰還」予告★】
「その指輪の重荷を背負うことは出来ませんが、
あなたのことを背負っていくことは出来ます」

・・・そんな風にずっとフロドを見守り、共に滅びの山を目指すのです。
そしてサムは常に前向きです。
フロドの心が絶望の陰に閉ざされるとき、
サムは陽で常に「故郷まで戻るんです」と励まします。
な、、泣けてきます。
私がこの世界の人間だったら、サムと結婚したいかも(爆)
ロージーはこんなサムと結婚できて幸せです。

話は戻りますが・・・(また脱線してしまった)
ボロミアの亡骸はエルフの船に乗せられラウロスの大瀑布に流されます。
そのまま流れていくと彼の祖国ゴンドールへ帰ることが出来るからです。
さすがにエルフの船です。あんなすごい大瀑布なのに、ボロミアの亡骸を放り出すことなく、本当にゴンドールにたどり着くようですよ(映画は出てこないんですが)

こうやって旅の仲間は離散してしまい、お話は二つの塔へと続くのです。



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