本日*晴天なり

本日*晴天なり

練習しようよ!!!!!



今日はペナルティの日です。
何がペナルティかって、買い出しのお金を勝手に使ったからです。
クレープ美味しそうだったんだもん。
クレープのおかげで裕太と出会えたのに…まあ敢えてそこは言いませんけどね。


今日はお休みしようと決意したのに、朝っぱらから国光君に起こされました。
いつものようにベッドに潜り込んでんだよこいつ。
具合悪いということを言い訳にしようと思ったのに、元気良く国光にコブラツイストをかけたせいで
仮病のアイデアが水の泡じゃ。

仕方ないので覚悟を決めて学校には行くとして、部活だけは具合悪いということで休ませてもらおうかと
思ったのに…













~放課後~








仮病を使う暇もなくテニスコートまで連れて来られました。
どういうことかって?

乾先輩がわざわざ教室まで迎えに来たわけですよ、魔王を連れて。
具合悪いって言ったら、「そんなことないよね?」って笑顔ですよ…
何でそんな上から目線なの!!!!
恐くて恐くて、「…はい…」って答えちゃったじゃねぇか!!!!!
くそーっ、四角メガネのバカヤロー…!!!!!

いいよいいよ。
ここまで来たら覚悟決めてやろうじゃんか。
何でもしてやるってんだよ!!!!!



「で、私は何をすれば良いんでしょうか?」

でもやっぱりイヤ。(え
どう頑張っても隠せない不服そうな顔で乾先輩に聞いた。


「そうだな。
 今日お前にはランニングしてもらおうか。」




























やっちゃった。
私の嫌いなランニング( ゜д゜)








「いや…それは嫌なんですけど…」

「拒否権はないぞ。
 昨日のことはどう考えてもお前が悪いからな。」

「うぅ…;」



言い返す言葉はありませんよ。
確かに勝手に部費を使った私が悪いからね。
まあランニングだけなら自分のペースで頑張れば良いし…



「ちなみに、制限時間内に完走出来なかった場合は罰ゲームだ。」













( ゚-゚)













( ゚ロ゚)



















(( ロ゚)゚





















((( ロ)~゚ ゚アンビリーバボー!!!
















「ばっ、罰ゲームぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!?」

「うむ。」

「罰ゲームって何ですか!!!!!」

「もちろん、俺特製の野菜汁だ。」































(; ゚ ロ゚)ナン!















( ; ロ゚)゚ デス!!





















( ; ロ)゚ ゚トー!!!






















「勘弁勘弁!!!!!!
 絶対イヤです!!!!!!」

「嫌なら時間内に完走することだな。」


思いっきり首を横に振って嫌がったけど、もちろん伝わらなかったぜ。
女子にその罰ゲーム酷くない!!!!!!?









「では、早速始めようか。」


先輩はストップウォッチを片手に私をコート外まで連れて行った。
コート内では部員達が応援の言葉をかけてくれている。
あんたら体力と根性あるから良いね!!!!!





「逸水ー!!
 ガンバレよーーー!!!!」(桃城)


「ああ!!!!
 頑張ってやろうじゃねぇか!!!!(怒)」


「逸水ちゃん、時間内だからって焦っちゃ駄目よ~?」(大石)


「早くもお母さんキャラになってますよ(゚Д゚;)!!!!?」


「逸水ちゃんなら大丈夫だよ!!
 応援してるからねー!!!」(菊丸)


「応援するくらいなら乾汁を取り上げて下さい!!!!(酷)」


「ふふっ…せっかくだから僕からも罰ゲームを用意しておこうかな。」


「やめて下さい!!!!
 死んじゃうからーー!!!!!」


「フシュ~」(海堂)


「…ごめん、マムシ語わかんないんだわ…」


「ハーハッハッハ!!!!
 バーニングだぜ!!!!!」(河村)


「それは河さんだけじゃん!!!!!」


「逸水先輩、頑張ったら俺からご褒美あげるよ。」(越前)


「おい、おチビ上から目線じゃね?」


「俺も一緒に走ってやろう!!!!!
 誰にも邪魔されない二人だけの楽園を目指そうではないか!!!!!」(手塚)


「目標間違ってんだけど!!!!!」






なんか皆楽しそうに見えるんだけど!!!!
ていうか1人だけ息が上がってないか?
まあ…いつものごとくに『はあはあ』言ってる気がする。

「手塚ばかり見つめてどうした。」

「見つめてませんよ!!!!!
 気持ち悪いな、と思って見てただけですよ!!!!」

「それは今に始まったことではないだろう。」

「それひどくね!!!!?」

「さあ、スタートラインにつけ。」



無視されたよ。
乾先輩って絶対Sだよね。
なんたっていたいけな女子をここまで虐めるんだもん。
嫌々スタートラインにつく私。

「10分以内にコートを15週することが条件だ。
 それまでに完走出来なかったら、この野菜汁を飲んでもらう。」















色紫だーーーー!!!!!!!!





「用意…ピッ。」



たいした心構えもしてないのに、ホイッスルが鳴ったので急いでスタートした。
虐めだ…絶対虐めだ…

焦らないように・・・呼吸を乱さないように・・・
そう考えながら自分のペースを保って走る。
コート内からは皆の応援のエールが聞こえるけど・・・















都大会まで日もないんだから練習しろよ。










と、心の中では思っておいた。




7週目を過ぎると呼吸が乱れ始めて足も重くなってきた。
これ中距離くらいなのかな…
もう無理なんですけど…


10週目にはもうヘロヘロ。




「逸水!!!
 油断せずに行こう。」


「うるさいわ!!
 こんな時…はぁ、ばっか、まともに…なりやがってっ・・・!!!」



額から流れ落ちてくる汗を手の甲で拭う。



「汗ばむ逸水も綺麗だ…(*´д`)ハアハア」

「文句を言う元気があるから大丈夫そうだけど、もう時間がないみたいだね。」

「逸水ちゃん頑張ってるのに~!!」



11週目に突入すると、乾先輩のあと1分だぞ、という声が聞こえた。

「い、1分っ…」

1分の間に残り4週を走りきるなんて無理だから!!!!

案の定、15週走りきった時には20分以上過ぎていました;
うぅ…頑張ったのに;;


「はぁっ……はぁ……」


ゴールすると皆がわざわざコートから出て来て労いの言葉をかけてくれるんだよ。
感動しました…皆ありがとう(。´Д⊂)


地面に座って少し休んでいると、乾先輩がやってきて乾汁を差し出した。

「げっ…;」

「さあ、これ飲んで。」

なんか嬉しそうに見える・・・!!!!
しかし時間内に完走出来なかったのは私だし…
乾汁を手に取ってみた。



































青臭ぇっ!!!!!!










紫色だしドロドロしてるし、飲めんのかこれ!!!!!





「乾ー!!!!
 逸水ちゃん頑張ったんだから、飲ませなくても良いじゃんか!!!!!」

「そうッスよ!
 完走してこの扱いは可哀想ッスよ。」

「しかし約束は約束だ。」

レギュラー陣が抗議をしてくれているが、悪いのは私だしなぁ。
ギャーギャー聞こえる横でグイッと一気に飲み干した。

「あ…」

いきなりみんな静かになって私を見ている。


















「・・・マズーーーーーーーーッ( ;゜Д゜)!!!!!!!!!!!!!」


















見た目も香りもダメだから、やっぱり味もダメだった。
まず第一に青臭くて適わん!!!!
喉越しも最悪、いつまでも口の中に味が残って気持ち悪い…;

「だ、大丈夫かい…;?」

ぐったりと俯いている私の背中を大石先輩が心配そうにさすってくれた。
ダメだって。
さすったら吐いちゃうから~;;;

「だ、大丈夫で、す…;」


ウップ。
マズイよこれ…;


「か、薫ちゃ…ちょっと…」

薫ちゃんを手招きして呼び寄せる。

「大丈夫か・・・;?」

薫ちゃんも心配してくれて…うぅ…吐くなこれ…;
ガシッっと薫ちゃんの腕を掴んで懇願します。

「お願い…抱っこして…」

その一言に全員が目を剥いて驚いた。
一番驚いてんのは薫ちゃんだろうけど…

「お願い…」

うるうると目を潤ませみた…まあこれは乾汁の効果なんだけど。
薫ちゃんは真っ赤になって更にドギマギ。
早くして欲しいので、首に抱き付いて抱っこをせがんだ。

「!!!!!///」





「「「「「ああああああああああ!!!!!!」」」」」」







薫ちゃんは動揺しながらも乙女の夢であるお姫様抱きをしてくれた。

「どどど、どうすれば良いんだ…!?///」

薫ちゃんは純だな。
声裏返ったね笑)

「連れってって・・・





































トイレに・・・








「え。」

「吐きそうだから…お願…ウッ…;」

込み上げてくるものを我慢しながら言うと、薫ちゃんはすぐさま走ってトイレに向かってくれた。













「そういうことかよ…;」

「乾汁、美味しいのにね。」

「そう思ってんのは不二だけだにゃ;」







その後、スッキリした顔をしているのに薫ちゃんに抱っこされた状態で戻って来たら、不二先輩の黒オー
ラを感じたので練習に戻ることにした。
変態はいきなり抱き付いてきて、大丈夫だったか!?
としきりに聞いてくるから、心配してくれたんだなぁ・・・と思っていたら激しい呼吸が聞こえたので
突き飛ばしておきました。
乾先輩…やっぱりSだ…
もう二度と乾汁は飲まないことを決意しました。










●あとがき
主人公は可哀想な子なので笑)
巻き込まれてる薫ちゃんも可哀想だけどねw




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