●セグメント



「チョッとだけマーケティング」講座

~次の世代に誇れるシステム、スキル、マインドを~



2.テストマーケティングとキャンペーン
※※戦略事業部企画※※


サンプル 5



ここは横浜元元町。綺麗でおしゃれなお店が建ち並ぶ。
「ファッションS」の地下で今日も「ゼロ戦」の打ち合わせが行われている。
クリーニングされた顧客情報を使い収益をUPさせていくか? 
ファンを増やしていくか?

第3日目




(注)街名や名前等はすべて架空です。



■フェーズ2 【セグメント】
理論派である「析分」が顧客分類、セグメントの考え方を皆に説明した。
顧客1600名の内訳を利用回数と利用金額で集計した表をPC経由プロジェクターで写しだす。
ファションS顧客分布集計表  2005/01/30現在



座標 X1:Y3

一般顧客

ポイント3*80名
座標 X2:Y3

優良顧客

ポイント6*100名
座標 X3:Y3

超優良顧客

ポイント9*50名
座標 X1:Y2

発掘顧客

ポイント2*130名
座標 X2:Y2

良顧客

ポイント4*120名
座標 X3:Y2

優良顧客

ポイント6*250名
座標 X1:Y1

未知顧客

ポイント1*280名
座標 X2:Y1

発掘顧客

ポイント2*160名
座標 X3:Y1

一般顧客

ポイント3*130名

利用無し~3回
4~10回
10回以上



顧客は9個の箱に分類しました。
これはファッションSが今後使用していく分析の基準になるので条件等については、再度確認してください。
縦軸、横軸の数値基準値が重要です。
社長「前野」は表を見ながら、箱一つひとつに当たる顧客の顔を想像していた。
紺猿が折分の説明に付け加えた。「前野さん、この表ができたからと言って課題が解決した分けではありませんよ。
プラモデルで例えるとまだ設計図を見ているだけで部品も組み立ても色付けもしていません。
本番はこれからです。でも設計図が正確ではないともう大変です。」
続いて折分が「この表から合計ポイントを箱単位に集計します。」と分析を伝え始める。


【2005/01現在 顧客ポイント合計表】

エリアポイント × エリア顧客数
一般顧客

240
優良顧客

600
超優良顧客

450
発掘顧客

260
良顧客

480
優良顧客

1500
未知顧客

280
発掘顧客

320
一般顧客

390
合計ポイント

4.520


【エリアポイント】
×
【エリア顧客数】

合計  36
80
100
50
130
120
250
280
160
130

合計  1300



【全BOX平均値 顧客ポイント合計表】

エリアポイント × エリア顧客数
一般顧客

435
優良顧客

870
超優良顧客

1305
発掘顧客

290
良顧客

580
優良顧客

870
未知顧客

145
発掘顧客

290
一般顧客

435
合計ポイント

5.220


【エリアポイント】
×
【エリア顧客数】

合計  36
145
145
145
145
145
145
145
145
145

合計  1305



2005/01現在のポイントは4520Pです。
その下の図が全BOXが平均値とした場合は5220Pなので現在は平均以下の状態です。
この平均については、単なる指標ですので、現在が悪いとか、がっかりすることはないです。
但し、今後この指標が期間動態で上がるか下がるかが重要なポイントになります。
前野は考えた。今まで新規の顧客獲得が一番と考えていたが、既存の顧客の稼動がいかに重要かと
「ブルー」のエリアの数が多いことに今までのやり方を思いおこしていた。



■フェーズ3 【テストマーケティング】
ここで今野さん、菜似毛さん、好田さんにも参加して貰いましょう。
事前に連絡していたので15分前にはお店にきていた。折分が再度、全員に説明した。
社長前野は二度目の説明なので十分に理解ができ折分に質問や意見を飛ばしていた。
今野と菜似毛は前向きな社長を見て頼もしいと思った。紺猿のメガネの奥で瞳がキラッと輝いた。
心の中で「いいぞ!いける」と呟いた。 今までの折分の説明が終わり、紺猿はこう話はじめた。
「皆さん、お分かりのように顧客ポイントを上げるためには、顧客の絶対数を上げる企画と
既存顧客を Cool から Hot Libht から Heavy に移す企画が必要です。

未知顧客
発掘顧客
一般顧客
良顧客
優良顧客
超優良顧客



既存の顧客を対象に複数の商品、価格の品揃えを販売しましょう。最低20種類用意しましょう。
但し、全顧客を対象にすると経費と収益が読めずリスクが大きくなります。
各セグメント(BOX)からランダムに20件を抽出して合計180件のイベントを行います。
それぞれのBOXと商品種類の反応を検証します。
皆様はBOX単位に進める商品PRYと前回でお分かりいただいた「トークスクリプト」をBOX毎に作ってみましょう。
皆は、想像力を発揮して「仮説」を創り出す。
この商品は当たるはず このBOXはこれが効く、皆のアイディアが湧いて出てくる。
「なにかわくわくするね!」と菜似毛が言った。
さあ、皆の「仮説」が的中するか?  「ゼロ戦」が続く。

サバイバー シュウ


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