笹田のおっちゃんとプーママとは実は。。
血縁はないんだけど、母方の祖父の友人で母が
若い頃から居候状態だったおじいちゃん。
オールウェイズ3丁目の夕日とかもそ~だけど・・
昔ってこ~ゆ~ことあるよね。。
プーママが産まれる前に、 方の祖父はもう
亡くなっていました。てか父母が結婚する前に
亡くなられてました。
母方の祖父もプーママが3歳くらいの頃亡くなり、
祖父母とは離れていたし、
プーママの記憶にはほとんど、、、ないんです。
だからプーママのおじいちゃんはずっとこの方。でも
『おっちゃん』と呼んでいました。『おじいちゃん』
とは呼ばせて くれなかったなぁ・・
子どもの頃、神戸の異人館に連れってもらったり
おばあちゃん家に行く時は、プーママが電車一本で
行ける終点の駅まで、必ず迎えに来てくれて。。
そして、プーママはいつもおっちゃんに試させるの。
一人でおばあちゃん家まで行けるか。。
だまって後付いてきてくれて・・・でも
おばあちゃん家に行くにはJR環状線に
乗らないと行けなくて。。それが・・
内回り・外回りが プーガキだったもんで・・・
いつもややこしくなって
間違えると背から「違います」って・・
叱られるの・・(*≧m≦*)ププッ
おっちゃんにはいっぱい色んな所に連れって
もらって教えてもらって・・・
それにね、、宝くじがいくらか 当たった時、
みんなに欲しいもの聞いて
プレゼントしてくれて・・・そして当たった額より
高くついて・・・
(*≧m≦*)ププッ
おっちゃんはおじいちゃんが亡くなってからも・・・・
おばあちゃんや叔母たちと住んでたの・・・
だけど・・・プーママが18歳の時。。
とうとうおばあちゃんも先に 亡くなり・・・
それから多分4年後くらいかな??
おっちゃんも杖付いてあるくのもちょっと辛い様子。。
おっちゃんが83歳の夏、まだ結婚して一年くらいのプーママの
所へ 電話がかかってきて。。
『今すぐ逢いにきてほしい。 お米や重いもの
買ってきてほしいし。。』 なんて言って・・・
絶対人に頼み事なんて しないおっちゃんなのに。。
おかしいな????って思いながら
それで、頼まれたもん買って、大阪の家まで逢いに行ったら
白い封筒にプーママの名前を書いて
『これは○○ちゃんにあげるぶん』
なんて、いっていくばくかのお金をくれたのです。
『なんで?』と聞いても
『いいから受け取って、もう帰りなさい』って。。。えらくそっけなく言って・・
それから5日後くらいだったかな・・・
おっちゃんが亡くなったの。。。
8月3日・・夏の夜。。。その日は妙に涼しくて・・・
訃報の電話を母からうけたけど
先日顔を見たのに信じられなくて。。。
おっちゃんはね。。ずっと居候したまま、
友人のおじいちゃんを 見送り、
その妻のおばあちゃんを見送って、
そのまま居候だったから
とっても気を遣ってたんだと思う ケド・・・
みんなに。。。
寝込んで迷惑かけたく ないからって・・・
寝たきりになる前に・・・
淀川にかかる大橋から身投げしちゃったの・・・
迷惑かけないために・・・って・・・
当時のプーママは。。。どれだけ切なかったか・・・
「寝たきりになっても私が看たやん!!なんで???」って
泣いたよ。。。いっぱい泣いたよ。。
電話もらった次の日、一番の電車で駆けつけたら
おっちゃん特製の素麺の露を
作ってくれていたの。。。
その 露で。。。ソーメン。。。
泣きながら食べたの
「美味しい・・・(;>_<;) エーン
美味しいよ~~~(;>_<;) エーン」って
食べたのを。。思い出す。。
未だに あの味には なかなか近づけないの。。
本当におしかった。。。
おっちゃんが死んで。。。
間もなくして お盆を迎えたら、おっちゃんの戦友
だった九州のお友達の方から 叔母の所へ お供えが
届いたんだって・・・
叔母は戦友の方は、遠いし、お年召されてるしと思って、
おっちゃんの訃報を 日をみて お伝えしようと
その方におっちゃんが亡くなられた 事、
まだお知らせしてなかったんだって。
叔母はびっくりして電話かけたの・・・
そしたら、戦友のおじさんは こうおっしゃったんだって・・・
「笹田さんから『盆まではもうおらん。』って
聞いてたから・・・笹田さんは武士やから
言ったら必ずそ~すると思ったから 御供え送ったんや」
なんて。。。
こんな友情ありか??
当時、23歳の・・・
女のプーママにはマジ理解できなかった・・・
武士同士 戦友同士・・同志・・・
「そのうちわしも笹田さんとこ行くわ」って・・
軽く笑われたそうです。
プーママはね、自分で言うのもなんだけど、たくさんいる孫の中でも
一番可愛がってもらってたと思うの・・・
あのお金。。おっちゃんの遺産ってやつだったんだ・・
あれ、もらったのプーママだけだったもん。。
あれからこの夏で16年が経ちます・・・
御蔭で、電車はどこでもばっちり、叩き込まれた方角も
山を観て 居場所をつかむ方法とか・・・
ばっちり!人間になったんだよ。(*^_^*)。有難う。
笹田のおっちゃんは、たま~~~に
心配事がある時、そっと報せに夢枕にたって
くれます。
だから遠くて近くに居てくれてる感覚です。
こんな切ない思い出の写真。
読んでくれてありがとう
笹田のおっちゃんと若かりしプーママ(時効)
(*≧m≦*)ププッ
いつもありがとうございます!(*^_^*)!
・゚・☆ндррч☆。*(*^。^*)*。☆ндррч☆・゚・