☆心の中には宝物がいっぱい☆

ヤンクミでも金八でも

《ヤンクミでも金八でも》

今回は「先生」をテーマにお届けしましょう。

学校というところで出会うのは「先生」です。
子どもにとって「恩師」と思える人に出会えるかどうかは、大きな心の財産が得られるか
どうかというくらい大切だと思います。

でも・・・・なかなかこのめぐり会いが難しいんですよね。

テレビの中で感動を与えてくれる学園ドラマ。とっても有名な金八先生でも、「ごくせん」のヤンクミでも、
毎回体当たりで子どもの心をつかんでいきます。

じゃぁ、現実の学校にこんな先生がいるんでしょうか?
答えは・・・・「う~~~ん?」って感じです。
多分どの先生も心の中に理想はあって、教師生活のスタート地点では熱い想いに
ウズウズしているんだろうと思います。いや、思いたいです(笑)
ただ、実際にドラマのようなことをしようとしても、子どもはついてこないでしょう。
だって子ども達って結構シビアでクールなんだもん。

仮にひとり「熱血先生」がいたとして、その先生が他の先生達に暖かく見守ってもらえるのか・・・・。
「あなたが出すぎたことをしてしまうと、私達もしなきゃいけなくなるじゃない!」なんて文句が
出ないとも限らない。
ほんとのところは先生じゃないとわからないですけどねー。
子どもも乗ってこない、他の先生にも喜ばれないとなると、「熱血」になる意欲も
なくなってしまって当然かもしれませんねぇ。

よく評判の悪い先生に当たると「あ~あ、この1年捨てたようなもんやわ」ってぼやいている母がいる。
それってどういうこと?その母が捨てる1年は子どもにとっての大切な1年じゃないの?
いいのか、それで!そりゃいろんな先生がいるんだから、子どもとの親との相性もあるでしょう。
でも、子どもは人質じゃないんちゃうの?って思います。
何も手出しができないわけじゃないはず。何もしないで文句言って諦めて・・・
それじゃぁ子どもが可愛そうです。その1年って時間はもう帰ってこないんだから。

先生も同じひとりの人間。いろいろ悩んだり苦しんだりしているかもしれません。
せっかく懇談の時間があっても、子どもの成績の話しが中心でいったい先生がどんな人なのか
わかりません。どんな人なのかわからないような先生に、大事な子どもを預けているなんて怖いことです。

自分の子どものころを思い出してみると、しっかり顔も名前も記憶に留まっているのは
何かしら特技を教えてくれたり見せてくれた先生。それに、おもしろい私生活を暴露してくれた先生とか。
つまり、「人間性」が印象に残っているわけです。
そんな人間性を感じるような会話を、子ども達と先生が交わせているんでしょうか。
「どんな先生?」と子どもに聞いて「怖い」とか「よーわからん」って答えだったらちょっと心配です。
何も子どもの心に届いていないのかもしれません。

ただ、教科書の内容を進めていくのが先生の役目ではないはず。子どもも先生も親も、
もっと積極的に交流して「人間性」を見せ合える学校であってほしいなぁ。



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