議案質疑(32号妙典中学校)



議案第32号を通告に従って質疑を致します。
第一の落札率についてお尋ね致します。
この契約は、契約額が2億8,402万5,000円で、予定価格が2億8,936万8,450円になりますので、落札率は、約98.15%になっております。
今、ここにあります、9月議会の議会資料として頂いた、平成16年度の工事発注状況一覧を見ますと、7件の工事発注状況が載っており、この7件中4件が、議案第32号と同じ建築工事であります。そして、その4件の平均落札率は、86,63%になっております。この中の、建築工事で一番低い落札率のものは77.78%であります。そう考えますと、今回の制限付一般競争入札は、落札率が約98%ですので、落札率は相対的に高かったといえます。単純には比較できないことですが、もし今回の案件について、平均である86,63%の落札率であれば、約2億4,600万円余りの契約金額になり、3,700万円以上、低い金額で契約できることになります。また、昨年の議会のご答弁によると、平成15年度の7月現在の平均落札率は、約94.6%ということでしたので、やはり、議案案件については、落札率は高いといえます。落札率については競争性が発揮されているのかどうかの判断材料として取り上げられることがあります。落札率が高ければ競争性が発揮されにくかったという判断もありますが、設計が適正であったということもあります。
そこで、この議案案件は市内8社による入札でありましたが、この入札の落札率と競争性についてどのようにお考えなのかお答え下さい。また、議会参考資料を見ますと、高額な入札ほど落札率が高くなっており、議案案件についてもその傾向がありますが、通常、請負金額が高いほど値引率が高くなる傾向にあると思いますが、これをどのように考えたら良いかご説明ください。
次に落札者の実績についてお尋ね致します。
落札者の主な経歴と致しまして過去三年度分が議案参考にありますが、ここでは、落札業者の下請け発注実績についてお尋ね致します。
まず、過去の議会で、市内業者育成の観点を考慮されているというご答弁がありましたが、下請けについてはどのような考慮がされているのかお答え下さい。
次に、落札業者の実績といたしまして、下請けは市内と市外の割合ではどの程度なのかお答え下さい。
続きまして、設計における留意点と致しまして、学校に通う子供たちの環境面への配慮についてお尋ね致します。
環境については、厚生労働省からシックハウス症候群などを防ぐために、空気の検査などにについて定めた学校環境衛生基準がありますが、事後検査も必要ですが設計段階での化学物質の低減対策は重要であります。増築された新しい校舎は、子供たちの健康に少なからず影響を与える可能性があります。市川市はWHO健康都市プログラムに参加しているような都市でありますから、他市よりも厳格な学校環境衛生基準を用いて設計を行っていると思いたいのですが、当該議案案件の設計及び仕様書には化学物質等に対する厳格な規定を定めた事項があるのかお答え下さい。
また、建物の竣工から生徒が実際に入室するまでの期間はどれくらいあるのかお答え下さい。
最後に入札の時期についてお尋ね致します。
当該契約案件は、インターネットで見ると、今年の4月に一度入札が取り止めになっておりますが、この入札取り止めの理由についてお答え下さい。
以上1回目の質疑とさせて頂きます。

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