議案30号 市川市一般会計補正予算について
坂下しげきでございます。
通告に従いまして質疑致します。
第１の2款1項10目1節 国民保護協議会委員報酬についてお尋ね致します。
議案第15号において既に質疑致しましたが国民保護協議会委員は、条例では60人以内となっており、その中には、本市の助役など報酬の適用を受けない委員がおります。
予算では、専門員を含めて31名を計上していることから、具体的に委員が決まっていることが伺えます。
そこで、当該報酬の対象となっている者について具体的に職名を含めお答え下さい。
次に、第2の2款1項12目13節 福祉利用券自動交付システム構築委託料についてお伺い致します。
これも議案第17号等において審議された、住基カードのサービスの追加に伴うものであります。
住基カードのサービスとしては、市の業務のうち様々なものが想定されますが、その中から当該サービスが選定されたという審議内容でした。
当該サービスが選定されたことがベストであったかどうかは疑問が残るところですが、当該条例の議案で審議すべきことですので、ここでは費用の面からその妥当性をお尋ね致します。
まず、当該サービスを利用できる対象者は、4,000人弱ということです。また郵送によるサービスもすでに行っているということで、住基カードによる当該システムによる新規の需要を見込むことは難しいと考えます。
そこで、費用対効果について、市民ニーズがどの程度であると見込んでいるのかお答え下さい。
また、システム構築料とサービスの効果についてどのような検討がなされたのかお答え下さい。
2点目と致しまして、システム構築内容についてお答え下さい。
次に第3の2款1項22目19節 市民活動団体支援金についてお尋ね致します。
当該支援金は、平成17年度及び平成18年度の当初予算が同額の3,000万円です。平成17年度も減額補正を行っており、今回平成18年度も同様であるということです。
予算は大抵、前年度の決算見込み又は次年度の見込み等を勘案して積算するものと考えます。
しかし市民活動団体支援金は、2年度連続で60%以上の減額補正を行っております。
他の予算では余り例を見ないものと思います。
また、他の予算と異なり、この支援金の予算積算については、平成17年度決算が分かっている上での積算となることから、平成18年度当初見込みが、かなり甘かった若しくは積算根拠が乏しかったとみなされかねません。
実績としては、平成17年度より平成18年度が上がっておりますが、予算額に対してはわずかな伸びです。 そこで、当初予算の積算根拠となった数値と平成18年度実績との比較についてお答え下さい。
同じく、減額補正となった原因について具体的にお答え下さい。
次に第4の2款1項28目7節 臨時職員雇上料についてお尋ね致します。
このことについて、補正により採用する職員の内容と現在の職員配置についてお答え下さい。
次に一般会計補正予算における需用費施設修繕料及び工事請負費について全体的にお尋ね致します。
本市の場合、とりわけ高額な施設修繕料が多いように思われます。
当該補正予算案の中には、本来的には予算科目を工事請負費で対応すべきものが施設修繕料に含まれているのではないかという疑問があるものもあります。
また同種の工事内容でありながら、ある予算は施設修繕料で一方は工事請負費というものがないのか確認したいと思っております。
この需用費施設修繕料及び工事請負費の予算科目としての区分については、平成16年9月議会において一度質疑し、施設修繕料と工事請負費では、その区分が難しいことを指摘致しました。
その質疑の中で、需用費施設修繕料と工事請負費では入札及び契約手続きが異なる旨のご答弁をいただきました。
更にその時のご答弁では、大規模改築、改修等を除いては、工作物等を原状回復するために実施するものは、施設修繕料としているとのことでしたが、工事請負費は、当該請負によりなんらかのものを作り出す場合であり、修繕料は、軽微な補完的ないわゆる修繕に当たって使うという考え方が適当と私は思います。
今回の議案の補正予算案に1億円を上回る施設修繕料があります。
行政実例では、40万円程度の照明器具の取替え等も工事請負費が適当という判断があります。
そこで1点目と致しまして、今回施設修繕料で計上されているもので部屋の間取りを一部かえるものや器具等の設置若しくは取替えを行うものはあるのかお答え下さい。
また1件につき130万円を超える修繕は何件あるのかお答え下さい。
次に、2点目の予算計上の時期でありますが、需用費・施設修繕料を性質的にみると、まず、将来に備えた予防的・計画的な修繕と、老朽化などにより、
現在の不具合に対する応急措置的な修繕があります。
補正予算は、当初予算に対して、予算の調製後に生じた事由に基づいて、既定の予算に追加、その他の変更を加える予算を言うものでありますので、通常、補正予算に計上される修繕は、後者の応急措置的な修繕若しくは市民ニーズ等による修繕計画の前倒しが該当すると考えられます。
そもそも予防的・計画的な修繕は、修繕計画を立て、施設を利用する市民等の安全を確保するために、当初予算で着実に行う必要があると考えます。
そこで、補正予算案にある学校・幼稚園・保育園・放課後保育クラブに係る予算で、当初予算で措置するのではなく、補正で対応することになった理由についてお答え下さい。
また、里見公園管理事務所修繕工事などは、当初において見込めなかったのかお答え下さい。
以上1回目の質疑とさせていただきます。
ご答弁により再質疑させていただきます。
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