2006年07月24日
テーマ： 詩＆物語の或る風景(1049)
カテゴリ： 自然と四季の彩りを楽しむ
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大雨が一段落し、わだつみ判官家の裏庭の菜園には 茗荷（ミョウガ） が顔を出しました。 茗荷は、学名にも "mioga"（ミョウガ） と記される通り、日本原産ともいわれていますが、中国、インドにも一部に野生種が存在します。
食材としては、日本独特の香味野菜といわれ、暑い夏にさっぱりとした風味で涼をもたらすものです。 茗荷の別名は 鈍根草（ドンゴンソウ） といいますが、たくさん食べると愚純になるという古い迷信による名前です。
"茗荷" の名前の由来については仏教にまつわる逸話が残されています。 お釈迦様の弟子、周梨槃特（スリバンドク）は、真面目で修行熱心な人柄でしたが、唯一の欠点は物忘れがひどく、自分の名前まで忘れてしまう有様でした。 お釈迦様は、そんな周梨槃特を見かねて、首から名札を下げさせたのです。
そんな周梨槃特も死に、その墓からは見慣れない草が生えてきました。 そこで、元気だった頃には荷物のように名札を下げていた周梨槃特にちなんで、 村人たちはが草の名前を "茗荷"
『判官、これ以上ボケるわけには行かぬ！』 （爆）
『ミョウガ』
学名：Zingiber mioga
別名：ドンゴンソウ
原産：日本在来種
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