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「 このお寺って、建物の以外で何があるんですか? 」
その言葉を聞くや否や(as soon as)、
獲物を見つけたといわんばかりに、じじぃの目が光った。
聖福寺は 禅宗 を初めて世に出した、お寺であること。
栄西禅師が禅宗を広めなければ、
今ある禅宗のお寺や宗派はなかった、とゆうこと。
栄西禅師は禅宗だけではなく、もうひとつスゴイものを日本に広めたこと。
ぜひ写真に撮らなければ損をする、大切な木がここにはあるとゆうこと。
この4つの内容を、繰り返し繰り返し、何っ度も、あたかも今、
新しいことを思い出したかのように、つっかえながら興奮して喋るじじぃ。
「 そのスゴイ木ってどこですか? 」
じじぃの話が同じことの繰り返し10回ほど終わった時点で
とりあえず先へ進もうと、また油を注ぐちかりーぬ。
「 こっちじゃ! 」 嬉しそうに先導する ヨイヨイじじぃ。
「 これが栄西禅師が日本に広めた、お茶の木じゃ!! 」
得意げに指を刺すじじぃ。
昔はお茶は漢方の一種だったこと。
栄西禅師がお茶を中国からもって来なければ、
今の茶道も、ペットボトルのお茶も存在しなかったであろうとゆうこと。
このお茶の木は、後から植えたもので、栄西禅師が持ってきたお茶の木は
吉野ヶ里方面に植えてあること。
さっきの4点に新しく3点が混じり、
たまに 鎌倉幕府 だの 家康(家康はどこに絡むのかは不明) だの
歴史ちっくなワードを脈絡なく挿みながら、じじぃの話は続く。
秋の淋しいだいだい色の陽射しを背に、鼻水垂らしながら嬉しそうに喋るじじぃ。
つっかえては最初に話がもどる、古いレコードを思い出した。
30回ほど繰り返したとこで、もう新しい情報は出ないな、と思い
すでに20分以上もこのお茶の木のある日陰で話を聞き、体も冷えてきた。
トイレも行きたい。![]()
ここは スパッ!! と終わらせるしかない。
「 禅とお茶の木のこと、教えてくれてどうもありがとうございます。
あっちの方(お寺の小道)も見てきますね!! どうも~!! 」
じじぃは少し淋しげに笑って見送ってくれた。
禅宗の最初のお寺だったことも、お茶の木のことも、栄西禅師のことも
全然知らなかったよ。
ありがとう。 じじぃ。![]()
「 お寺の方なんですか? 」
「 いや、歴史が好きなだけなんじゃ! 」
後でわかったことだけど、じじぃは空き缶を沢山つんで、
荷物を自転車に載せて移動している野武士だった。
お寺の門の中に、じじぃの自転車と、じじぃの大切であろう少ない荷物が
まるで日向ぼっこをしているかのように、陽射しの中にたたずんでいた。
見回して姿を探したが、じじぃは近くにいなかった。
熱い缶コーヒーでも一緒に飲もうと思ったのに。
うずみみさん! こっこなりさん! あり… 2013.03.01 コメント(14)
志免町よりi愛をこめて★ 2012.12.31 コメント(12)