妊娠・出産話-リキ-


妊娠・出産話 -リキ-

リキを妊娠したことに気付いたのは、旦那31歳、私が26歳のとき。
長男シンは小学1年生、セイは1歳7ヶ月。
2005年の7月末でした。


私たち夫婦にとって、3人目の赤ちゃん。
タイミング的に、「今度こそ女の子のはず!!」と確信していました。

セイを妊娠したときと同様、すぐにつわりが始まり、なぜか海藻類だけは食べれるというおかしなつわり(笑)
その影響なのか、リキは海藻に目がない子です。
めかぶ、もずく、わかめ、あおさ、ひじき・・・・・・・・リキの好物は、どれも私が妊娠中に食していたものばかり。


妊娠に気付いてから約2週間後の8月17日。
産婦人科で正式に妊娠が確認されました。

リキ1
【↑妊娠6週0日のリキ】

最初の受診から10日後、出血が見られましたが無事8週目に突入。

リキ2
【↑妊娠8週0日のリキ】

人間って、受精からわずか2ヶ月でこんなに人間らしくなってくるんですねー。
妊娠の神秘、驚かされます。


そしてこの健診の日、驚くべきことを言われて私は半ばパニックに!

セイを帝王切開で産んでいるから、今お腹にいる赤ちゃんも帝王切開になることは
わかっていたのでそう説明されても「やっぱり~」って感じだったのですが、看護師さんが、
「大体予定日の2週間前に帝王切開になりますから、手術は3月30日になりますね~」と!!

ぬぉぉぉぉーーーッ!!
それだけは困りますぅぅぅー!!
だめだめだめぇーーーッ!!

と、大騒ぎ(笑)

なんとか4月3日以降に手術してもらえるよう、訴えてきました。
そんな年度末もいいとこの3月30日に切られちゃ困るのよ!!


しかし医師曰く、 シンは38週と2日で破水。
セイは37週で子宮口が3cm開大とお腹の張りが頻繁でいつ陣痛がきてもおかしくない状態
だったので、12月25日に帝王切開の予定だったのを急遽、12日に帝王切開。

どうも予定日より早く産気づく傾向が強いタイプだから、今回も39週近くまで持つのか微妙な
ところなんだそうです。
前回の帝王切開の傷の伸び具合と赤ちゃんの大きさで、医師も考えてみるとのこと。

こりゃ絶対産気づくわけにはいかないわ!
その前に、私自身、太ってはいけない!!
赤ちゃんも太らせるわけにはいかない!!

と、固く誓い、体重増加は1kgに抑えたのでした。
正確には、つわりで6kg痩せて、それが戻って+1kg。
出産したら妊娠する前より体重減ってました(爆)


そしてこの日、役場で母子手帳もいただきました。
3人の中で一番かわいい母子手帳で嬉しかったのを覚えています。

たびたび出血してはいましたが、妊娠4ヶ月に突入。
まだ性別はわかっていませんでしたが、ブログ友達の旦那サマはこの写真を見て
「この子は絶対男の子だ!!」
と言われていたそうです。
ファイティングポーズだったからかしら~?
大当たり!でしたけどね。
リキ3
【↑妊娠12週0日のリキ】

胎動を感じたのは2005年10月14日。
3人目ともなると、胎動を認識するのも早くなります。


頻繁にお腹が張っていて、子宮が収縮していると毎回健診のたびに言われていました。
この超音波画像で腕の下あたりが収縮している箇所だそうです。
リキ4
【↑妊娠16週0日のリキ】


そして、20週0日の妊婦健診で、遂に性別判明☆

どっちか尋ねると、黙ったままの医師・・・・・・・・・・・・・




(・・・ちーん。)




見えてしまいました。私。
股間に、なにやら突起物(笑)
3人兄弟と決定した、決定的瞬間でありました。

リキ5
【↑妊娠20週0日のリキ(4D超音波画像)】


妊娠24週の健診の4D超音波画像を見ている最中、リキはニヤリと笑ってくれえ、滅多に笑わない医師
まで大笑い!
私はリキが笑ったことより、医師が笑ったことにウケてしまいました~。

リキ6
【↑妊娠24週0日のリキ・手で耳を触っています】


この頃、親戚一同集まって父の退官祝賀会があり高校時代の陸上部OB会があり、安定期に入って
いたので楽しく参加できました。
お腹の中のリキは、よくしゃっくりをしていました。
健診のときに、腹囲を測ったり超音波の機械を当てられると足で蹴り返してきたり。
既に勝気な性格が形成されていた模様!?


妊娠後期に入ると、健診の間隔が2週間おきになるので体重管理が大変。
健診の前日から絶食で健診に臨み、尿にはケトン出まくり(爆)
健診が終わってから飲むコーヒー牛乳と、食べるファ●マの極旨塩豚まんが何よりの楽しみでした♪


しかし3人目は子宮も伸びやすいからか、どんどん成長するリキ。
4月3日の帝王切開は厳しいとまで言われてしまい、どうにかそれまでもたせるため、入院しての
絶対安静となりました。

2006年3月24日、入院。


入院中は、トイレへ行く以外はひたすらベッドの上。
毎日、破水したり陣痛がくる夢を見てビクビクしながら1日1日をカウントダウンしていました。
前回の帝王切開の傷が裂ける危険があると再三言われていたし。



そんなこんなで絶対安静を保つこと10日。
予定通り、4月3日の朝を迎えることができました。
看護師さん達に
「もちましたね~」
「よかったですね~」
と祝福してもらい(笑)


手術室に入ると、シン・セイをとりあげてくださった助産師さんが!!
「うわぁ~~~!!今回もIさんですかー♪よろしくお願いします!!」
と、大喜びの私。
子ども全員を同じ助産師さんにとりあげてもらえるのって、すごく珍しいことなんだそうです。


オールヌードにされて、背中にブスブス麻酔をかけられていきました。

麻酔をかけるための麻酔
モルヒネを注入する穴を背中に開けるための麻酔
下半身麻酔
・・・全部で6箇所は射されたような;

しかし今回は右半分麻酔が効かなくて、激痛の中、帝王切開ではなく切腹気分。
メスが入り、腹膜を切り広げられてお腹に止められていくのも全部わかってしまいました。
あまりの痛みに視界はグルグル、ジェットコースターのように回るし、どんどん血圧が下がっていくし。

前回、術後に紫色の液体を吐いたのは麻酔の直後、頭を動かしたためを判明していたので、私が
頭を動かさないよう、看護師さんの1人がガッチリ押さえてくれていました。


時間にしてみたら、ほんの15分くらいだったのだと思います。
激痛で、全部で1時間くらいかかったんじゃないかと錯覚していましたが・・・

そして、2006年4月3日午後1時24分。
リキが生まれました。

生まれたばかりのリキは、体にいっぱいバターを塗ったくったような状態でしたが、産声を上げた途端
全身がバラ色に!
ビバ!!生命の誕生☆

しかし顔立ちがガッツ石松にソックリで。
「私は身に覚えもないのにガッツ石松の子どもを産んでしまったんだろうか!?」
と思いましたわ。ハハハ。


助産師さんが生まれたばかりのリキを抱いて手術室の外で待っているはずの旦那やシン、セイ、実家の
母に見せに行ったら誰もおらず( ̄□ ̄;)!!ナンデストー!?

たまたまシンがウロウロしてきて
「もう生まれとるぅーーーーー!!」
と、病室で待っていたみんなを呼びに行ったんだそうです。

お腹の縫合が終わって手術室から出てきたら、旦那の姿がありません。

「ご主人、出張だって北九州に行かれましたよ~」

と看護師さん。

・・・そんなぁ~。
子どもが見れたら私はどうでもいいのかよー。


と、一番痛い思いをした出産でしたが、無事生まれてきてくれたことに感謝です。

リキ7
【↑生後2日目のリキ・三男坊らしい顔つき!?】

人の心を支える力持ちな存在であってほしいと願いを込めて 『力』 と命名しました。




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