スッチーのおてまみ

スッチーのおてまみ

2005/11/05
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テーマ: 航空業界(1764)
カテゴリ: おてまみ
こんにちは。
タイ に来ています。

いつも仕事であちこち行くので、 休みの日くらい日本におれ!
と思うのですが、こうやってちょっとかたまった休みがあると、
貧乏性の私はじっとしていられず、会社のロッカーに着替えとバックパックを置いておき、仕事が終わると その足で制服を着替えてさっさと空港に逆戻りをします。

今回はバンコクから長距離バスを乗り継いで、タイ最北西の メーホンソン という所に来ました。

私は "族” 山岳民族 を見るためです。
それで、さっそく今日はレンタルバイク屋に行き、バイクと運転手を借りて、の村に行きました。

首なが族 は、山のそれはそれは奥深くに住んでいて、途中 がたがた道や泥道、道のない山の中を草をかき分けて走り、 とげ が体にいっぱいささったり、橋のかかっていない をじゃぶじゃぶと渡ってパンツがびちゃびちゃになったり、バイク一台しか通れない細さの長~い
つり橋 10分くらいにらんで  ついに死ぬ思いで渡ったり、 象さん に遭遇したりして  鼻水 でぐちゃぐちゃになりながら、やっと到着しました。

それで到着した時は 私はバイクにしがみつきすぎて すっかり手も足もぶるぶるふるえていて、髪はばりばりになり、顔はひきつり、身も心もずたずたにひきさかれた状態だったので、何処から見ても タイ人 に見えたらしく、首なが族の村の入場料は 無料 となりました。

バンコクから15時間くらい 硬い椅子のバスに揺られ続け、あげくにずたずたになりながら1時間くらいバイクにしがみついてやって来たというのに、首なが族の村は、 全員外出中

それで、首ながの人は じろりと私のことを見たのですが、首がむち打ち状態になっているので、目だけをぎょろりとこちらに向け、私はその姿形におじけづき、思わず ”か・か・かえる!” と叫んでしまいました。

そういうわけで、 長~い長~い 帰り道は、意識を失ってしまい、どうやって地上に戻ってきたのかもわからないくらいで、やっとのことで舗装された道に出た時には、安心のあまり ひっくひっくと泣き出しそうになってしまいました。

私にとって 首なが族という族は、汗と涙と鼻水と泥にまみれた命からがらの族でありました。

2005-11-06 00:28:52












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最終更新日  2005/11/06 12:38:07 AM
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