スッチーのおてまみ

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2010/03/22
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カテゴリ: さらし日記

*** 徒然なるさらし日記 (12) ***




         離婚が決まった時

         私の中には まだ

      甘い考え  残っていました



      これからの 幼子達との生活は 

      私の母が 助けてくれるかも・・


       一緒に暮らして 何かと

       力になってくれるかも・・・







      先に こう 言われましてん


      「うちには来んというてぇや」



      シャッター を がらがらがらと

         下ろされました





    母は 娘が結婚して家を出て行ったら

  どんな事があろうが 自分でやっていくのが鉄則


  実家の辞書に「ただいま」などという文字はない

      そんな考えの人だったので

  辞書には「実家へ帰る」 ではなく 「実家へ行く」

      というのが 正しい表現でした






     母は泣きながら こう言います

    「 私にできる事は何でもしたい 」

     「 何でも力になりたい 」




        一番苦しかった時



       何もせんで ええから 

       ただ 一緒に暮らして

     つらい気持ちを埋めてくれる

      そんな 暮らしができてたら

    どんなに 気持ちが楽やったやろうか




      実家で一緒に暮らしたい気持ち

       ずっと持っていたけれど




    「お母さんさえ ええ言うてくれたら」

   「 ここで一緒に暮らせるんやけどなぁ 」


    父が ため息混じりに 言うのを聞いては


      ( 自分で進むしかない )

      という 諦めの気持ち強まり 



          それでも

       実家の近くに住みたいと

        小さな貸家 見つけ

     親子3人 そこで 暮らし始めました




    自転車で5分と離れていないその場所に

      親に相談なく引っ越してきた私に



      母は 何も言いませんでした



むぎゅむぎゅ ここ むぎゅむぎゅ






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最終更新日  2010/03/22 09:20:47 AM
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