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The Lord of The Rings(SEEバージョン)
「The Lord of The Rings(SEEバージョン)」 2004/9/5
~<1>The Fellowship of The Ring(旅の仲間)~
★★★★★★★★★★
今からロード・オブ・ザ・リングのDVDを買おうかと迷っておられる方
是非ともこのSEEバージョンがお薦めです。
【注:ネタバレあり】
劇場版よりも、更に長い、LOTRファン必見バージョンだ。
長いとは解っていたけど、昨日観たのは1の「旅の仲間」だけだったのに
4時間近くかかってしまった。それでも、何度見ても飽きないほど
大好きなワタシには、あっという間だったけれど。
長くなって、シーンがたくさん増えた事によって、作品に深みも出ている。
原作をまだ読んでいないワタシには、劇場版でも充分見応えがあったが
原作ファンだったら、物足りない事も多かったかもしれない。
SEEでは、最初の指輪誕生からビルボが指輪を拾うまでのエピソードの後
しばらくシャイア(ホビット庄)の様子が映される。
ここで、ホビット族の愛すべき習性だとか、
その後のビルボの様子だとかも詳しく描かれている。
何といってもSEEで良かったのは、ロスロリアンのシーンだろう。
劇場版では観られなかった、エルフ達との会話もたくさんある。
ケイト・ブランシェット演じるガラドリエルも
劇場版では怖くて冷たいイメージしかなかったように思うが
こちらでは、ニコニコ微笑みながら、旅の仲間達に贈り物を渡す
シーンなんかもあり、ガラドリエルのイメージがガラっと変った。
ギムリの素顔も見れた。(笑)ヘルメットを取って、くつろいでるギムリ。
一瞬誰だかわからなかったけど、かわいいオッチャンだったよ~。
(注:ギムリの素顔は、2の「二つの塔」でも見れますが
こちらのとは少し雰囲気が違いました。)
笑えたのは、エルフとは仲の悪かった、ドワーフ族だけど、ここでは
ガラドリエルに敬慕の念を抱いたのか、贈り物として
彼女の「髪の毛1本」をおねだりしたギムリ。
そんな彼に「髪の毛3本」をプレゼントした優しい彼女であった。
他にも、アラゴルンがリベンデールで母のお墓をお参りするシーンや
ナズグルに刺された直後のフロドがうなされながら目覚めるシーンが
ビルボの物語(The Hobbit)に出てくる、3人のトロールが
石になった場所だったりと、いろいろあった。
何度観ても、細かい発見が次々と出てくるこの映画
(と言うか、ワタシの注意力、観察力がなさ過ぎるのかも。^^;)
やっぱり原作を読まなきゃなあ。
~<2>The Two Towers(二つの塔)~ 2004/9/11
★★★★★★★★★★
【注:ネタバレあり】
本当に何度観ても面白いこの映画。
これも4時間近くと長かったが、最後まで楽しんで観られた。
この映画で、今まで知らなかった事がいくつか解明した。
その一つに、アラゴルンの生い立ちがあるが
なんと!
不死身級の強さを誇る、アラゴルンは、
人間とエルフのハーフだった!(@@)
(知らなかったよね~?)
エルフ語を上手に話せたり、悪運が強くて不死身だったのも
それで妙になっとく!!!できた。
「旅の仲間」のSEEバージョンで、リベンデール(裂け谷)で
アラゴルンが墓参りをするシーンがあるが
なんで、そんな所にお母さんのお墓があるのだろう?と不思議におもっていた。
墓参りしているところにエルロンドがやってきて、アラゴルンと話すのだが
そこのところがよく聞き取れなかったのか、いまいち解らなかった。
もしかしたら、そういう事をほのめかしているのかもしれない。
(もう一度チェックしなければ。)
そして、更に驚いた事が、アラゴルンの年齢だ。
これは、ローハンの民がヘルム峡谷に大移動する旅の途中で
ローハンの姫君エオウィンが、密かに想いを寄せるアラゴルンに
スープを食べさせる場面で明らかにされる。
なんと彼は87歳だったのだ!
ローハンの王、セオデンがわずか7歳のときに、
セオデンの祖父と一緒に闘っていたアラゴルン。
エルフの血が混じっているせいか、いつまでも若々しくいられるらしい。
相変わらず楽しいのがメリーとピピン。
劇場版よりもさらに、森の中でのシーンがたくさん描かれていた。
笑える場面もたくさんあり、どうしてこんな場面を省いたのか~、と
ちょっと文句を言いたくなったよ。
もう一つ、絶対省いて欲しくなかったなあ、って言うのが
ボロミアの出闘シーン。
狂気の父に「指輪を取ってこい。」と命令され、反対するが
結局行かざるを得なくなる。
父に拒否され、敬愛する兄にまで逝かれてしまう弟ファラミアの可哀相な事。
ボロミアがいかに勇敢でゴンドールの人々から慕われていたかと言う事
そして、ファラミアとの関係もよく分かる。
最愛の兄を失い、父にも認めてもらえないファラミア。
どれだけ、リングが欲しかった事だろう。
兄の代りにリングを持ってかえれば、父にも認められたかもしれないのだ。
目の前にあったリングを、フロドを行かせる事によって
失う意味が深く理解でき、ファラミアの事が好きになった。
結局、「王の帰還」でも、最後まで父に突き放されてしまった
可哀相なファラミアだったが、彼の勇気に拍手したくなった。
「二つの塔」で、何度観てもドキドキするのが、ヘルム峡谷での
ウルク-ハイとの闘いだが、この闘いでも、最後に森の古木が
生き残ったウルク-ハイ達をやっつけてしまう。
エントがアイゼンガルドに乗り込んで、大破壊をするシーンも爽快だけど
木が闘うって言うのは、何度観てもコミカルで笑える。
このSEEバージョンは4枚組で、映画製作の裏話やらいろんなおまけ付きなので
そちらも今から観るのが楽しみである。
またそちらの感想も、そのうちアップしますね。
あとは「王の帰還」のSEEバージョンが出るのを待つのみである。(^^)
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