Tapestry

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ショコラ

「ショコラ」 9/21/2004

ショコラ DTS特別版 (DVD)

購入お勧め度 ★★★★★


心に残る映画だった。

考えさせられるテーマも多々あり、観ていて楽しい場面もあり
映像も奇麗で、登場人物も魅力的。

伝統的で保守的なフランスのとある村に、赤いマントを羽織った
親子がやってくる所から物語は始まる。

母親から譲り受けた血筋のせいか、ひとつの場所に定着できない
ヒロイン、ヴィアンヌ。(ジュリエット・ビノシュ)

娘と一緒に、その保守的な村で、チョコレートショップを開く。
一風変ったヴィアンヌ親子は、あまりにも保守的な人々から冷たくされるが、
ヴィアンヌの優しい人柄とお客の好みを言い当てる商法(?)で、
村の人々も段々と心を開いて彼女に打ち解けていく・・・。
簡単に言えばそういう話。

観る前はもっと、おとぎばなしの様に、物語が進んでいくのだろう、とおもっていた。

蜘蛛の巣が這っている、古ぼけた小汚い部屋を、
ヴィアンヌがあっという間に素敵なお店に変えていく様子や、
美味しそうなチョコレートを作っているシーン、
知り合った老婆の誕生日パーティの演出、船上でのダンスパーティ、
などなどは、おとぎばなしのように美しく、楽しかったが、それだけではない。

生きていく上で大切な事は何か、何を信じて生きていくのか、
自分だけ人とは違う生き方をしようとする難しさ、などなど
いろんな事を考えさせられた。

ジュリエット・ビノシュは奇麗でエレガントで好きだけれど
だいぶ年齢を感じさせたので、ジョニー・デップと
恋に落ちるシーンは、ちょっと無理がある気がした。
ジョニーははまり役で、カッコ良すぎ、ってくらいカッコ良かった。
ギター引くシーンなんて、惚れ惚れしたよ~。
これ以上、ファンを増やしてどうするの?って思うわ~。
あの、名前知らないけど、絵の上手な男の子のお母さん
マトリックスのきりりとしたカッコイイお姉さんだったのね~。
マトリックスもカッコ良かったけど、この映画でも奇麗だった。

あ~、でもね、何よりも誰よりも、この映画の主役は
とろけそうに美味しそうなチョコレート達、ではないだろうか・・・?

甘くて美味しいチョコは、人々の凝り固まった心までを
溶かしてゆくのです・・・。

美味しいチョコが食べた~い!
(^^)



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