Tapestry

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Gladiator




勇士マキシマスを演じる、ラッセル・クロウに惚れた。

彼が出演してる映画は観たことなかったが、早速チェックしなければ。

とは言え、あの様な強くて優しい役だからカッコ良いのかもしれないが。


一言で言うと、ローマ帝国を巡る愛と宿命の闘い、だろうか。


ローマ帝国とアウレリウス皇帝の為に、全力で戦い勇士となったマキシマスと、

彼を破滅させようと企む、野心的で嫉妬深いアウレリウスの息子コモドゥスの宿命の闘い。

コモドゥスの陰謀により、最愛の妻子を殺され、奴隷の身と成り下がってしまうマキシマス。

グラディエーターとして命をかけて、闘わざるを余儀なくされる。

そこまで落ちぶれてしまっても、真の英雄としての姿は、観衆の拍手喝采を得、

ついにローマの巨大コロシアムで宿敵コモドゥスと再会する・・・・・。


一番泣けたのは、ラストシーン。最後までローマの為に、そして妻子の為に、

正々堂々と闘って死んでいく姿には泣いた。


こういった古代の闘いモノ映画でいつも感じる事は、

「地位や名誉の為に闘い、命を落とす男(兵士)達のなんと愚かな事か。」と言うモノだが、

この映画に関しては、それ以上にグラディエーターとしてゲームのように闘う男達

(そしてそれを見て喜ぶ観客達)の愚かさの方が目に余った。

その辺りの馬鹿馬鹿しさみたいなのが笑えたと言うか、そういうのがあったからこそ、

映画として楽しめたのかもしれない、と言う気はする。単に歴史に忠実な戦争物語だとしたら、

それほど面白くもなかった様に思う。

なにしろ、見ている間中、思い出してたのが、あの「マッド・マックス」だったからなぁ。(^^)


コモドゥスを演じたホアキン・フェニックスも熱演していたし、

アウレリウスのリチャード・ハリス、ルシーラのコニー・ニールセン、

プロキシモのオリバー・リードなどなど、脇役陣のキャスティングも良かった。


それにしても、悪い奴とはいえ、一応は皇帝であると言うのに、

決闘で負けて死んでしまっても、だれからも手を差し伸べてもらえないコモドゥスの可哀相な事。

自業自得と言えばそれまでだけど、あまりにもなぁ・・・。

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