Tapestry

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DonJuan De Marco

「ドンファン(DonJuan De Marco)」 2005-04-26


ドンファン

★★★★☆

マーロン・ブランド、ジョニー・デップ、フェイ・ダナウェイの3大スターが競演。

「I am DonJuan De Marco.」と名乗り、怪傑ゾロの様な扮装で女性を口説くドンファン。(ジョニー)
「愛のない人生なんて生きていてもしょうがない」と考え、自殺を図ろうとビルの屋上へのぼる。
そこへ救出にやって来るのが、リタイア間近の精神科医、ジャック(マーロン・ブランド)だった。

病院でドンファンの治療をしているうちに、彼の語る半生の物語に次第に魅了され、
影響されていく姿がおかしくて温かい気持ちになる。
作り話だろうとおもいつつも、その情熱的で波瀾万丈な彼の生き方はほとんどの人を魅了し、
影響を与える。病院の女性看護士達が、すべてドンファンにメロメロになるのもよく解る。
女性のみならず、男性までもが彼の魅力の虜になってしまうのだ。

ジャックと妻(フェイ・ダナウェイ)のやり取りも笑える。長年連れ添ってきて、
倦怠期とは言わずとも失っていく情熱を取り戻そうと、
あれやこれやとプレゼントしたり妻をその気にさせようとするジャックの様子が
可愛くて母性本能をくすぐるのだ。
男性だって、歳を取ってもあんな風に可愛い爺ちゃんになれれば素敵だなぁと言う見本のようだ。
フェイ・ダナウェイって、幾つぐらいか知らないけどすごく魅力的な女優だな、と改めて思った。
凛とした女性らしさを失っていない。あんな女性になりたいもんだ。

で、愛しのジョニーだが(笑)もうやっぱり絶対この役は、彼意外に考えられない。
あの美貌と見つめられたらとろけそうな目、これまたトロンとさせる語り口や声、
そして何よりも、狂気か正気か解らないような真剣なまなざし、
狂気と疑いつつも魅せられていくキャラって言うのは、一体他に誰が演じられるだろう?

あの衣装と剣で闘う姿はもう~惚れ惚れ・・・。
剣さばきはキャプテン・ジャックの方が上だったけどね。


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