Tapestry

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MOULIN ROUGE!



舞台は1899年のパリ。
人々を魅了して止まない、豪華絢爛なナイトクラブ、ムーラン・ルージュ。
そこの花形ダンサーであるサティン(ニコール・キッドマン)と
才能ある劇作家クリスチャン(ユアン・マクレガー)の叶いそうもない恋の物語だ。

いやいやすごい!大迫力で繰り広げられるダンスやオーケストラ音楽!
まるでおとぎばなしの様なセットや衣装。映画自体が、ひとつのショーなのだ。
これを劇場で観たら、大感動するだろうなぁ・・・と思いながらも、
途中でちょっと飽きてきてしまったのだが・・・。

カメラワークが速すぎるのだ。
ワタシなんて、字幕も読まないと解らないと言うのに、字幕読んで映像観て、
その映像がものすごい速さで次々変わっていくし、結構それが長かったので、
非常~に疲れてしまったのであった。

しかしながら、全体としては上手く出来ている。
懐かしい音楽を上手くミュージカル仕立てにアレンジしていて、楽しめた。
オープニングが、大好きな「サウンド・オブ・ミュージック」のテーマだったし、
マドンナやらポリスやらエルトン・ジョンやら懐かしくて大好きなポップスを、
オペラと上手くかみ合わせて唄わせる辺り、すごい~っ!と大感動。

主演の2人も美しい。サティンを演じるニコールのなんと華やかな事!
唄も上手なんだね、あの人。(吹き替えか?)
個人的にはあまり好きではないし、あの作り物の様な鼻だけは好きになれないが(笑)
彼女の芸達者さはよぉく解ったわ。
華やかなムーラン・ルージュの中でもずば抜けた花形って言う役柄がピッタリはまっていた。
クリスチャンを演じたユアンも可愛い~♪
唄も上手いが、あの唄う表情が可愛いんだよな。彼の芸域の広さにも脱帽。

でもでも、やはりこの映画は、製作・キャスト共に、
脇役の力がかなり大きいのでは~?と思った。
音楽・美術・衣装、そして脇を演じる個性的な俳優達。
彼らの底力なしには、主演2人の才能ある演技も映えなかっただろう、と感じた。

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