あれもこれもいいなぁ

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アコヤ真珠の調色について


アコヤ真珠の調色についてです。

調色の説明の前に、
「アコヤ真珠は程度の差こそあれ、
何らかの漂白処理をされています。」

ここを抑えておきましょう。

漂白する理由として

真珠は貝から取り出したときには汚れやシミがあるからです。
このままでは宝飾品として使えないので
まっ漂白はお洗濯みたいなものでしょうか

汚れについてはイメージが沸くと思いますが

シミとは
真珠の一部が周りの色と違っている所の事を言います。
これは貝の分泌物に異常が起こりシミとなります。

母貝に異物である真珠の核を埋め込む訳ですから
(天然の場合は母貝が異物を自ら飲む込む訳です)
そりゃ分泌異常もおこりますよね^^

さて調色について話をもどしますが
普通のお洗濯でも
漂白剤を使って色落ちさせてしまう事って
みなさん経験ありますよね

で、真珠も漂白すると
本来持っている、ほんのりとさす淡いピンク色まで
落ちてしまう事があり、
調色はその色落ちした真珠を
それを補って元の状態に戻してあげる加工のことです。

あくまでも元のピンク味を補う加工ですので
真珠にお化粧したようなもの
なんて言う訳です

調色は染色に属する加工ですが、
真珠の表面に色を着けるわけではなく、
真珠層内部に染料を浸透させるので
擦ったりして色が落ちることはありません。

また元々の品質が粗悪な真珠は
いくら調色を施しても綺麗になることはありません。

時々目にする無調色の真珠でも
漂白処理をしていない前処理段階までの無調色真珠もあり
これはちょっと注意が必要かもしれません

真珠の美しさを決める照りに関しても
漂白処理によって真っ白になってしまった
無調色の真珠よりも、
きちんと調色された真珠の方が
真珠層内部の光の屈折率が適切になるため品質的に勝ります。

無調色にこだわって購入される場合は
知識・経験のある信頼できるお店を
しっかり選びましょうね。
例えば調色について説明できないなんて問題外です

私見ですが以上の点を踏まえると
真珠を選ぶ時には あまり調色、無調色に
あまりこだわる必要はないかなと思います。

それに調色は一般的に色褪せしやすいと言われていますが、
真珠層の巻き厚が厚ければそれほど心配する必要はありません。

色褪せを防ぐには、調色・無調色にこだわるより
むしろ保管方法や使用した後の必ず専用のクロスなどで
汗や皮脂を拭く取るなどの普段の心使いと言えるかもしれませんよ

もちろん調色の必要ない美しい真珠もあり
それはそれでかなり希少な出逢いですよね。
(値段はもちろんそれなりになりますが)

調色は真珠養殖が始まって100年以上の長き渡り
真珠加工会社が築き上げてきた、
真珠加工技術なので、安心してくださいね^^

1800円 1000円 3000円 5229円


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