青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

2018年10月14日
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カテゴリ: ギターリぺアー
※今回のリペアは2018年1月15日 に一度アップしてますので内容が一部重複してますので
 ご了承下さい。



 6弦を12弦ギターへの改造を中止して、元の6弦ギターに戻して欲しいとの
 ご依頼です。

●画像を確認して行きます

●Fフォールタイプで、通常のへのエンドピンタイプのブリッジからブランコ式の12弦用の
 テールピースに交換されてます。


●コーションラベルですが、Dearギターは存じ上げておりませんでした。
 まだまだ未知のメーカーが
有るのだと勉強不足を痛感致しました。


●サイド&バックは樹脂系です


●12弦用のペグに乗せ換えるために穴開けされてますが、ヘッドの表が10mmで裏が6mmのホール
 です。ヘッドに対して垂直に開けられてますが・・・これって穴径が逆じゃないかな?って思います。
 6mm&10mmのヘッドと同じ材のマホガニーで塞ぎます。
 ※バンジョーペグを間に搭載する予定だったとの事でこの穴径が判りました


●12弦の弦張力に耐えられる様にネックが補強されてます、 フレットボードを外して2枚の
 マホ板を貼ってフレットボードを張り戻すと言う、こ
れは本当に手間の掛かる工程です

◆リペアを開始して行きますが、本日は午後から『ふかふか様』のライブ応援に千葉市の
 『ライブハウス・詩音』さんに出かけるため、ブリッジを剥がすまでを予定してます

●ブリッジがこの通りですが、弦に抑え込まれてるブリッジなのに、浮いているのは少し不思議です
 ブリッジ下ボディの隆起変形とブリッジ自体が厚いため、乾燥が進んで剥がれたのだと思ってました


●SM社の専用͡コテすが、加熱に時間が掛かり過ぎます。
 一人焼肉用のヒーターは結構役に立ちます

●ブリッのを綺麗な状態で剥がしましたが・・・ブリッジ下に謎の開口が出現、画像右のトップ
 が剥がれてます。外したブリッジを見て頂けれ判りますが、この状態でブリッジが貼られて
 いた様です。


●アンダーサドルピックアップが素直に外れません、コントロールボックスにミニピンジャック
 で接続されている事を確認済みですから、交換可能ですから力ずくで外します。
 外れましたが再利用は不能です。


●グレッチ・ニューヨーカー用に削りだしたブリッジを置いて見ます


●ブリッジ下を中心に隆起が有ります。弦は緩めて保管する様にましょう


●隆起部分にスチームを当てクランプ掛けの下準備をします


●隆起ボディにクランプを掛けて行きます
 クランプを外して戻り具合を確認しましたら、【もう一息!】でした。
 来週には外せると思います。

●12弦用に開けたペグ穴はマホ棒で塞いでおきます

●12弦用に開けたペグ穴はマホ棒で塞いでおきます


●補強のマホガニーがむき出しです

●湿気の影響を受け難くするために、オイルフィニュッシュしておきます



◆ボディの戻り具合を確認します

●前出の画像と比較しますと著しく改善されている事が判りますが、
 もう一息です!何故って?盛り上った所にブリッジが乗りますので
 水平が出てませんと、ブリッジを完全密着するを様に削るのは、
 オーマイガー!ですから。

◆ブリッジ下の開口部に内側からマホ板でステーを貼り付けておきます
 Fフォールからクランプが届きますのでラッキーです


◆マホ板で開口部を塞ぎました


更に段差にはスプルースの薄板で段差を無くしておきます

●更にトップとの段差は木目を合わせて完全に水平に仕上げますが、
 この幅広木目に合うのは檜材しか有りません

●フルアコ用のブリッジでは弦高が上がり過ぎる事が判明しまして、通常のアコギ用のブリッジを
 マウントする事になりましたので、木目合わせの必要が無くなってしまいました。

●エンドピンは使いませんので、エンドピン穴は塞いでおきます

●ブリッジをマウントする部分は水平に削り出しておきます、塗装が恐ろしく厚いので少し大変でした

●作業台を占拠するブリッジ貼用の治具ですが、使い易いく隙間無く接着する事が簡単です

◆ブリッジをマウントする時に気が付きました、【オクターブ合わせどうするの?】

●この治具は微妙なオクターブを合わせる専用の物で、ブリッジピンに引っ掛けてL型に曲がった
 部分をサドル代わりにして各弦のオクターブを合わせるのですが、ブランコを使うのでブリッジピン
 の穴は既に塞いで有るので、治具が引っ掛けられません!
 計算で位置を出さないといけないので、貼付け位置を割り出して行きます。
 最初の位置とは全く違う貼付け位置なので、不安が有りましたが【張り直せば良いじゃん!】です。

◆少しの不安を感じながら既存のナットで弦を張ってオクターブチェックしましたら、1E~6Eまで
 一発で全弦ピッタリ!
 計算したのですから当たり前なのですが、ある意味至福の瞬間です。



●オリジナルのブリッジの時よりも、男前になった様に思います


◆12本の溝があるナットを削り出して行きます


●5mm厚で高さが12mmのボーンなど存在しませんので、柾目の ブラジリアンローズウッドで
 製作する事にします


●既存のナットの下の貼合わせは、象牙に間違い無いと思います、象牙特有の地層の様な薄茶の
 線が出てます

●柾目のブラジリアンローズウッドです。40年前以上に製材された物ですがローズの香りが
 素晴らしいです。
 本当に素晴らしいブラジリアンローズウッドは柾目材で、柾目を使ったギターの音質は超絶です。

◆ナットらしくなりました



●高さ調整はこれからです

◆ようやくセッティングにようやくこぎ着けましたが、セッティング=命を吹き込む工程が
 最も大切がと思ってます

●6E-12F サドルの調整前ですからとんでもない高さです

◆話が前後しますが、今回から採用したブランコテールが中々の優れ物で、エンドボールを差し込んで
 から弦のテンションを掛けなくても溝から外れません!グ●ッチの●ワイトファルコンのテールも
 こんな感じだったら良いのにと思ってしまいました。



◆取敢えずアンダーサドルピエゾを載せて試奏しましたが、予想してましたが全く駄目です。 
 空き缶の中で弾いている様な音質で話に成りませんので、【せいもあだんかん】のミニハムを
 載せる為にトップにマウント穴を開けます。


●フロントにマウントするのですが、Xブレーシングと干渉しない位置ですと下がり過ぎてしまう
 ので、ブレーシングの強度を保ちつつ、下がり過ぎない微妙・・・もとい!絶妙な位置を墨出し
 しました。


●せいもあだんかんのミニハム

◆位相をチェクしてから結線します

●?では有りません。位相通りに正しくハンダ付けして有ります



 ので、ブレーシングの強度を保ちつつ、下がり過ぎない微妙・・・もとい!絶妙な位置を墨出し
 しました。


◆正しく結線されているかの確認です。
 テスターが右に振れてから戻ればOKです

●間違が無い事を確認しました。
 ピックアップを乗せ換える際に位相をチェックしてから交換してな無い方が多い様に思います。
 逆相になっていたら、新しいピックアップも逆相で接続しないと駄目なので、シールドを繋いで
 事前に位相を確認してから交換しましょう。


 ワープします

◆ネック調整、ナット&サドル調整を経て戻しのリペアは完了してますが、肝心の画像を
 撮り忘れてしまいました、何時もの事ですから気にしないで下さい。

◆昨日の完全アコースティック・ライブでK2が演奏に使わせて頂きました。 
 K2所有のカッタウェーアコギでは、1E/17Fのチョーキングが出来ません。
 普通はエレキで演奏する曲ですが、アコギ限定だった為の無謀な挑戦でしたが
 何とか成ったようです。

◆ライブ会場でこのギターは注目の的でした、【何ですかこれ?】【弾いて見て良いですか?】
 どんぞどんぞ!てな具合で皆様に可愛がられていました。

🌸たいへんよくできました🌸





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最終更新日  2019年08月13日 19時42分43秒
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