青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

青春のギターリペア  K2ギターファクトリー

2024年12月01日
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カテゴリ: ギターリぺアー
◆Greco EG-1000
ギターオーナー様は、Sisikura様です。
 富里市のハードオフ富里インター店様で見付けて【どうかな?】とご相談を受けましたので
 【そりゃ~即買いでしょう!】と反射的にお答えしてしまいました。
 過去にリペアさせて頂いたEG-1000の印象が強烈で、しかも実機を試奏出来る事は
 稀です。

◆画像から確認して行きます

●このままでも充分演奏出来るコンディションですが、重箱の隅を顕微鏡で見る性格の
 K2ギターファクトリーが見ますと、【無くて七癖有って七癖】の諺通りになるかも知れません



 持っていたい1本だと思います


●EG-1000クラスなのに弾かれた形跡が余り有りません


●経年で出るポットのガリは、地球上に有る金属なので酸化膜を防ぐ事は不可能です
 ガリが取除けない場合はポット交換する事にします


●1E&2Bの弦溝の加工が不十分でチョーキングすると【ピッキ!】音がしますので
 ナット交換を前提にリペアして行きます


●バックカバーのネジが外れませんでしたが、貫通ドライバーで軽く叩きます
 決して指を叩いてる訳では有りません


●ネジ折れする事も無く素直に外れてくれました


●このステッカーが残っているお陰でEG-1000で有る証明が出来ます
 ステッカーの類を直ぐに剥がす習性の有る私としては反省してます



 本来の黒に交換します


◆リペア開始して行きます

●バックパネルのネジが外れましたので、流れで内部を点検しますと
 フロントのトーン以外はガリも取れて正常に作動する様になりました



 特定をしてませんので改めて確認します


●フロントトーンが全く反応しない原因を確認します
 コンデンサのハンダを付け直したら効くようになりました




●ヘッドのダイアモンドインレイの浮きかと思いましたら、ヘッドに吹いて有る分厚い
 着色されたウレタン塗料でした。本日はスルーして後日手を付ける事にします


●チョーキングをすると出る【ピッキ音】の原因のナットを確認しますと
 プレーン弦の溝に錆がこびり付いてました。
 ナット調整をした結果1フレットのクリアランスが足りなくなった場合のナット交換は、
 先に了解を頂いて居りますので容赦なくクリーニング出来ます


●クリーニングをしてピッキ音は収まりましたが、セッティングはこれからなので
 溝クリーニングで深くなった分、1フレットのクリアランスが確保出来ているかはまだ判りません


●ロッド調整で可能な限り弾き易くネックを調整して行きます
 調整前は順ゾリの最大値0.40mmありましたが、試奏した感触では0.40mmも順ゾリしてたの?です


●1フレットのクリアランスが保てるまでネックを見ながらロッド調整をします


●順ゾリの最大値が0.10mmに改善されました


●ブリッジを調整して6E/12Fを1.90mmにセットして見ます
 音詰まり等は全無視して弦高のみを調整します


●1E/12Fは1.60mmにセットします
◆ロッドを調整した直後なのでネックが落ち着くまで様子を見ます


●クリームから黒のエスカッションに交換しますが、止めネジがやっと外れたので
 ネジの錆をブラシで除去して、黒ペイントを軽く吹いてからネジ止めします


●ナット全体のシェイプを整えておきます



●剥がれて割れたクリア塗装を接着剤で固定して、表面の段差を水砥ぎして無くします


●クリアを吹いて仕上げます


●ハードウェアーを付け戻し弦を張り戻します
 張って有った弦は090~のEXライトゲージでした。
 090〜でセッティングすると逆ゾリから順ゾリに戻す弦の張力が足りず、擦り合わせが必要な
 フレットが広範囲に及ぶ事と、逆ゾリを減らすためのロッド調整が微妙過ぎて思うように
 ロッド調整が出来ませんので、010〜のゲージアップのお願いをした次第です


●010〜にゲージアップしたところ、1フレットに僅かな逆ゾリは残ってますが、6フレットまでの
 音詰まりが無いので見込み通りの展開になりました


●僅かな順ゾリ有りますが、弾いた感触で全く問題になりません


●擦り合わせが必要なフレットは、1E&2B弦の12と13フレットだけです


●ピンポイントで擦り合わせが出来る治具を使って調整します


●ポットのガリに気を取られていて見逃してましたが、画像を改めで確認しますと
 ポット間の渡のアース線が無い事に気が付きました
 フロントとリアのボリュームとトーンの渡アースは有りますが、フロントとリアのポットの
 渡のアースが付いてません


●電気工事では緑色の線はアース線と決められてますので、ついその習慣が抜けきれませんので、
 緑の線で渡のアースをハンダ付けして有ります。
  ピクアップのシールドの金属の網カバーを、目視確認出来ない所でハンダ付けして
 ポットのアースの渡りにしているかも知れませんが、その確認が出来ませんので
 渡りのアースを取付ました。


●1E&3Gの溝を調整して音詰まりを無くします


●1フレットのクリアランスも取れてます

◆ヘッドのクリア補修が、やり直しになりました

●割れが入ったクリアの部分補修でOKと考えて対応しましたが、左下のダイアモンドのクラックが
 クリアを突き抜けて段差が出来てしまいましたので、ヘッド全体のクリアを落としてなり直す
 事にしました。
 ヘッド全体のクリアを落として、左下のインレイに接着剤で固定しました


●ヘッドは砂吹きしてからクリアを塗り重ねて行きます


●クリアを吹いてコンパウンドを掛けてからペグを付け戻します


●ヘッド周りの仕上がりです


●フレットボードの仕上がりです


●6E/12Fは1.75mmにセットしても音詰まりは一切有りません


●1E/12Fは1.65mmにセットして有ります


●リペアの完了です





🌻K2ギターファクトリー
  千葉県八街市 八街 に-67-3 
   代表 加藤 和久
   ☏ O8O-5376-O998 
   ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております





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最終更新日  2024年12月14日 18時36分36秒
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