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2006.11.22
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見たい見たいと思っていた「ゆれる」を映画館で鑑賞。

DVDは、2007・2・23発売ですね。






オダギリジョー・・・・・・・・・早川猛(弟)
香川照之・・・・・・・・・・・・早川稔(兄)
伊武雅刀・・・・・・・・・・・・早川勇(父)
真木よう子・・・・・・・・・・・川端智恵子
蟹江敬三・・・・・・・・・・・・早川修(伯父・弁護士)
新井浩文・・・・・・・・・・・・岡島洋平
木村祐一・・・・・・・・・・・・丸尾・検察官
田口トモロヲ・・・・・・・・・・裁判官

ストーリー
東京で写真家として成功した猛は母の一周忌で久しぶりに帰郷し、実家に残り父親と暮らしている兄の稔、幼なじみの智恵子との3人で近くの渓谷に足をのばすことにする。懐かしい場所にはしゃぐ稔。稔のいない所で、猛と一緒に東京へ行くと言い出す智恵子。だが渓谷にかかった吊り橋から流れの激しい渓流へ、智恵子が落下してしまう。その時そばにいたのは、稔ひとりだった。
事故だったのか、事件なのか。
裁判が始められるが、次第にこれまでとは違う一面を見せるようになる兄を前にして猛の心はゆれていく。やがて猛が選択した行為は、誰もが思いもよらないことだった──。

~~~~~~~~~~~

ああ、うまい題名だなあ。
まず見終わって思った。

一番はもちろん、兄弟のゆれる思い。
そして、この兄弟の間でゆれる川端智恵子。
ん?逆かな川端智恵子を巡ってゆれる兄弟かな~。

あ~そうだ、事件か事故かという渓谷の橋もつり橋でゆれる。

兄弟関係に関していえば、この猛と稔の兄弟だけではなく兄弟の父とその兄・修の間の積もり積もった感情もある。

田舎と都会。
束縛と自由。
愛情と嫉妬。

そういえば「蛇イチゴ」も家族の物語だった。
家族に縛られる事(父親も母親もそして妹も)と家を出てしまった兄が描かれていたなあ。

~~~~~~~~

普段は顔を出さない、もしかしたら自分でも気がつかない心の奥にしまってあった感情が顔を出す。
そんなものを見せてくれる。
それを俳優達のしぐさであったり微妙な表情の変化で見せる。
セリフは補助的なものじゃないのかな。
彼らの言葉は時に自分自身でさえ気がつかない嘘が含まれている。
言葉って自分の気持ちをうまく表現できない事ってあるよね、そんな感じもあるのだ。

映画の冒頭、兄弟の母親の一年忌の法事の場面。
法事の席で父親と弟がいさかいを始める。
父の言葉に反抗する弟。
故郷を捨て東京に出て行った息子を認めない父親。
その二人の間に立ち、いさかいをやんわりと止める兄。
頑固者の父親、やんちゃな弟、おだやかな兄。
父親には反抗するが兄の言葉には素直に従う弟。
兄弟の関係が見える。
そして、兄のこの穏やかな人柄でこの父子達はもっている様に見える。
しかし、この言い争いのためにこぼれたビールを一人せっせと拭く兄。
ビールの雫が少しづつこぼれ兄のズボンをぬらす。

うまいなあと思う。
ほんのちょっとのシーンなんだけど、このズボンをぬらす雫が見ている者の心にもシミのように広がっていくのだ。
その後に「何」があるんだろうか?って思わせるのだよね。

~~~~~~~~~~~~

やはり兄役の香川照之、彼のしぐさや表情の変化はとにかくすごい。
しかし、なかなかむずかしい。
この兄の本当の気持ちって、一度見ただけで私はつかみきれたかどうかわからないなあ。

この兄の変化に戸惑い、また自分の心の底を覗きこむ弟・オダギリジョー。
演技と関係ないけど、オダギリジョーのあのうっとうしい前髪、ちょっと気になっちゃった(笑)

ラストは、見ているものに想像させる終わり方。
どう解釈してもいいという感じだね。

ざらざらしたものを見せているのに、見終わって不快感を感じさせない。
不思議な映画だ。
この監督の感性なのかなあ。
次にどんなものを見せてくれるのか楽しみな監督だね。

「ゆれる」DVDでももう一度じっくり見てみたい映画だった。













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最終更新日  2009.09.13 09:46:27
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