すずき君の釣り方


すずきのウキ釣り
鱸 88


1 竿 

磯竿の遠投用3号、4号の5.3mを使います。ガイド付ならもちろんSIC、夜釣りが主なのでインターラインが良いけども手入れがちょい面倒やね。
竿の使い分けはポイントの距離次第、号数の小さい方が当然釣り味を楽しめますが釣り上げるのに時間がかかります。
関西のエビ撒きでは細い竿で勝負しているみたいですね!
北陸では防波堤以外の釣場(川、河口)などでは超遠投したり、流し釣りをするので細竿は使いません。
調子は7:3調子が使いやすく又、魚を受け止めやすいと思います。
メーカーはお好みで、なるべくMade in japanにしましょう。外国産は肉厚が微妙にちがったりしてて、破損の原因になるからです。


2 リール

道糸4号が200m巻けるものを中心に。
下巻き50m+道糸150mにセットします。
ダイワなら3500~4000、シマノなら5000番が目安です。
ドラグ性能のよさ、ベアリング数は多いにこした事がありませんが。。。高価です。
やり取りはフリーにしてするのでドラグはガチガチにしています。そういう意味では性能はあまり気になりません。
僕の周りにはBIOMASTER5000を使ってる人が多いです。定価\19300。


すずき
3 糸・ハリス・針

道糸は4号(ナイロン)を使います。
釣具屋に行くと色んなのがありますが、500m巻き\400~600クラスで十分です。
高価なのがよく釣れるんなら買うけどね(^^)
蛍光色が見易いけど夜釣りでは関係ありませんのでお好みで。
ナイロンのデメリットはなんと言ってもパーマネントになる事ではないでしょうか。
リンスをしてあげましょう(^^ゞ
PEなら2~3号。飛距離UPと強度・感度はとても良いです。デメリットは根ずれに弱い、ライントラブルになり易い、なると面倒!高価!!

ハリスはフロロカーボンの3号。理由はみんなこれだから。道糸4号とのバランスを考えるとやっぱり3号。これも安いので十分です。でも100均のはちょっと・・・考えるけどね!

針ははケン付セイゴ15号。これしか使いません!


4 ウキについて

なんと言ってもすずき釣りで使い易いのはサーフライトC型です。
磯竿3~4号の相性は抜群です。そして見やすい。
単三電池1本使用でとてもシンプルなウキで、しかも低価格。メーカーはアタミ本舗。
但し改良しないと威力を発揮できません。
市販のままだと、飛距離が出ないのと、深い釣場では錘をかけることができないからです。
改良方法は こちら。
すずき釣りの場合、感度のいいウキは特に必要ありません。ほとんどの場合、食ってすぐに走るのでウキが消えるという感覚です。
あと使えそうなウキは防波堤ならナショナルの電子・電気ウキ(大きいの)、いわゆるド遠投ウキ(発泡の中に錘をしこんだもの)など、だけど新バネのお勧めはやっぱC型だね!

リール

5 仕掛け

河口・川筋の場合はウキに直結します。
4号のフック付きサルカンに道糸を結び、同じ結び目から仕掛けを結びます。フック側はもちろんウキですよ。
ウキ下は1ヒロを目安に状況に応じて調整します。(短くすることはあまりない。)
長くても1.5ヒロ。それ以上とる必要もないし、第一投入時に後ろの草などに引っかかり餌がとぶか、運が悪いと竿が折れます。
流れが速いときは、錘をかけます。0.3~0.5号。その時は錘の下側にハリスはサイズダウンし50cm位にします。根がかり予防や、交換が楽だからです。

深場の場合は、遊動にします。
ハリス1ヒロをとり、適当にタナにあわせてウキドメを結ぶ。(インターラインの場合ウキドメ糸の太さには注意しましょう)
からまん棒はハリスの長さプラス30cmくらいにつけましょう。
錘は僕の場合、サルカンタイプの0.8号を使っています。ガン玉をうったりの調整はしません。
どちらの場合も針から40cm位にケミホタルのミニをつけます。チモトに発光玉もつける時もあります。集魚効果の期待(これは本当に効果があるのか??)とやり取りがし易くなります。


6 餌

夜釣りで主流になるのはやはりアオムシです。
アオムシは海中では若干発光し、クネクネとする動きにすずきが誘われます。
針への刺し方は1本を頭(口)から通してこきあげ、2本目以降はちょんがけにします。房掛けの方がアピール度は高いようですが、食い気があれば1本でも十分です。
入れ食いモードでは餌を交換しない時もあるくらいです。
僕はあまりしませんが、マムシとミックスして使うと効果抜群らしいです。
1回の釣行につき\1000分あれば4時間は十分持つと思います。
えさとりが多い時や大物の期待を込めてユムシを使う場合もありますが、高価なこともあり(1匹\90くらい)最近はあまり使いません。
小アジを餌にして釣る場合(ノマセ)は夕暮れ時をねらい、いっぱつ大物をかけるつもりで勝負です。
すずきが海面をジャンプしてる時は90%くらいの確立で釣れます。
時合いを逃すとこの釣り方はおしまいです。
関西で主流のシラサエビを使った釣方。魚を寄せて留めておく、これが本来の釣りだと思います。しかし餌代が高くつきそうな気がしますが、どうなんでしょう??関西の釣り人さん教えて(^^)


yuuhi

7 ポイントと時間

すずきは何処でもつれます。
が、ポイントとは釣場の事ではなく、あくまでも釣れる場所の事ですね。魚が通るような所ではなく着く場所がベスト!季節によっても変わってきますね。
ではどういう所にすずき君がいるのでしょう。
一般的に言われているのが潮通しのよい所、かけあがり、障害物のあるなどなど。
防波堤では先端まわり、クランクや角まわり、距離は基礎の切れ目から20m位の範囲で釣ります。
ズボで釣れる事を思えば足元もいいですね。
流れは場所によって右がいい所、左がいい所色々ですが、手前に戻ってくるような所は絶対にダメ!
川筋では支流などの流れ込みの下、ワンドの下、橋脚まわりなどなど。
鮎の溯上時はかなり上流で釣れたりもします。九頭竜なんかでは川が大きい事もあり河口から10km以上もの所で釣れたりします。
時間帯は満潮時あげ何分とかさげ何分とかがいいと言いますが、僕は北陸のすずき君にはあまり関係ないと思います。まあ聞いてみたわけではありませんが(^^ゞ
陽が沈んで2時間くらいの間がベストではないでしょうか。それで釣れなかったら魚がいない事にするか、夜中に回ってくるのを待つか!?
面白いポイントとして僕が好きなのは、海岸線(浜)からの釣りです。狙い目はテトラの切れ目やその手前です。但し多少の波がある事が条件になります。テトラにウキをとられないように注意しましょう。




8 実釣

どんな釣場でも流れ(潮の動き)がないと魚は動かないので釣れません。
流れと言っても速過ぎでは餌が浮いてしまうので良くありません。どちらかといえば遅い方が「いい流れ」と言えます。
どの位の速さかというと、ウキ5m流れるのに15~20秒位がベスト。これは川筋でも同じです。
これ位の速さだと糸が張った状態でウキを止めても、仕掛けは十分になじんでいます。
投入点は当然潮上にサミングして放り込みます。糸フケをとりながら釣りたいポイントに合わせて軽く糸が張った状態を保ちます。
特に川筋で流し釣りをする時は、リールのベールを起こし指で糸出しを調整しながらした方がいいと思います。
ただ糸を出すとウキよりも糸が先行してしまい、せっかく当たっても合わせられないからです。
すずきの当たりは鮮明にでます。ウキが入って、ん!と思ったくらいの間で合わせます。手首でしゃくるのではなく、腕をあげて大きく合わせましょう。
手に魚の感覚が伝わったら、とりあえず巻けるだけ巻きましょう。80cm級でも最初は案外寄ってきます。
注意点は竿を起こす事、下に向けたんでは竿のしなりによるクッションが得られないからです。
次に糸にはテンションをかけておく事。緩んだらどうしても針が外れやすくなるし、エラに入ったら切られてしまうからです。
魚と綱引きして糸が切られるという事はキズでもついてないかぎりまずありません。根がかりして糸を引っ張る時のことを思えば分かりますよね。
あとはエラ洗いに注意し(させないのが安全です)やり取りして空気を吸わせば横たわるので頭からタモを入れるだけ。
しかしすずき君は鯛とは違い最後まで元気一杯に抵抗してくるので気を抜かずに。
 やり取りが上手になるには、竿のこなし糸の出し入れなど数をこなすより他に近道はありません。ドラグ性能が良くなったとはいえ、魚は竿で寄せふけた糸をリールで巻き取るという方がベターだと思います。
リリースする時はやや強引に釣り上げ、元気なうちに魚を放す方が良いですね。



8 すずき料理

まずは刺身で。たくさん釣れたら昆布〆で。
次にムニエル・ホイル焼き・塩焼き。
唐揚・フライも美味しいよ!
あとはマリネ。夏のビールと合います。

でも僕はもう食べ飽きました(^^ゞ

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