シンの部屋

シンの部屋

1日目 その3



何者かがせっせと荷物を木船に乗せていた、男子4番 内田 信也だった

内田 信也(へっ、こんなもんにマジメにやってられっか、俺だけでも逃げてやる)

どうやら内田 信也は開始してからずっとここで木船を作っていたようだ

内田 信也(どうしてみんな脱出すればいいのにわざわざ戦うのかねぇ?)

なにやら独り言を言っていた

内田 信也「ま、その点、俺様は天才だからね~♪」

内田 信也はやはりナルシストのようだった

内田 信也「さてと行きますかな」

そう言って内田 信也は木船に乗り、オールで漕ぎ出した

内田 信也「バイバーイ」

手を振りながら内田 信也は結構沖に出た

内田 信也「さてとここまでくれば・・・」

内田 信也はバッグの中から携帯を出した

しかし携帯は県外だった

内田 信也「ちぇっまだ無理か・・・」

と、そのときだった携帯の呼び出し音がなった

内田 信也「誰だ?」

そう思いつつ内田 信也は電話に出た

内田 信也「もしもし?」

???「もしもし内田 信也君かい?」

内田 信也「そうだけどあんた誰?」

???「ああ、失礼、私の名前は石森 哲也だ」

内田 信也「え?」

内田 信也は驚き受話器から耳を遠ざけた

石森 哲也「もしもーし聞いてる?」

内田 信也「え、ああすみません、で、なんですか?」

石森 哲也「それはね、逃げ出した者への最終警告なんだよ」

内田 信也「さ、最終警告?」

石森 哲也「そ、最終警告、その罰はね~首輪が自動的に爆発するの、あと
10分しかないからね~残りの人生楽しみなさいね、じゃ」

そう言って電話が切れた

内田 信也「ど、どうしよう・・・でもまぁどうせ嘘だろうな!」

内田 信也はオールを漕ぎ出した、しかしピッピッという音が首輪から鳴り
出した

内田 信也「ヒ、ヒィィィィィ」

内田 信也はオールを狂って漕ぎ出した

しかし首輪は容赦なく鳴り続き10分後

ドーン!!という爆発音が響き木船は木っ端微塵になった

もちろん内田 信也もだった

死亡:男子4番 内田 信也

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ーーーーB-2家 17:27

???「さぁ~てなんかないかな~?」

なにやら能天気な人物がやってきた

男子6番 貴藤 健一だった

貴藤 健一「なんか落ちてないかな~?」

貴藤 健一が家の中を物色してテーブルの下をのぞきこんだときだった

貴藤 健一「ヒャァ」

と貴藤 健一はおもわず奇声をあげた

そこには約9時間前に殺された女子14番 安田 美木の死体が横たわっていた

貴藤 健一「びっくりしたなぁもう」

そういいながら貴藤 健一は死体がなにか持ってないかと探し出した

貴藤 健一「ちぇっ、なんも持ってねぇや」

貴藤 健一が死体の持ち物検査を終えてテーブルの下から出てくるとなにか

銀色に光るものが戸棚から見えた

貴藤 健一「おっ、なんかみーっけ」

貴藤 健一は戸棚を開けてみた

なんと戸棚のなかにはボーガンが入っていた、しかも説明書付だった

貴藤 健一「なになに、このボーガンの矢には毒が塗ってあるので注意して
使用しましょう、だって、おおなんと凄いものを発見したんだろう俺は」

大喜びで貴藤 健一はボーガンを振り回した

貴藤 健一「あ~よかった、だって俺の支給武器水鉄砲なんだもん、よ~し
これで死なずにすむぞ~」

1人でぶつくさいいながら貴藤 健一は2階へと登っていった




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

――――??? 18:00

石森 哲也「もう18時か・・・アナウンスしなきゃいけないな・・」

石森 哲也は放送器具のマイクを取って放送開始ボタンを押した

石森 哲也「さぁ~て3回目の放送だよ~、この6時間で死んだのは1人、内田
 信也君だ、なお彼みたいにこの島から脱出しようとしても無駄だよ~、あ
る程度行ったところで首輪が爆発するからね~、じゃ頑張って殺しあうんだぞ~」

放送停止ボタンを押して石森 哲也はふぅ・・・とため息をついた

すると後ろから兵士がやってきた

兵士A「石森さん大丈夫ですか?」

石森 哲也「ああ、心配するな大丈夫だ」

兵士A「それにしても国もよくこんなものに許可を出しましたね」

石森 哲也「ああ、それか、それはな国
のお偉いさん方が楽しむためだよ」

兵士A「楽しむため?」

石森 哲也「そう、ギャンブルさ、誰が生き残るかっていう賭けをするのさ」

兵士A「なるほど、それで国がこんな島や武器を用意したんですね」

石森 哲也「そうだ、国も裏ではいろいろとやってるってことさ・・・」

兵士A「例えばどんなことです?」

石森 哲也「そうだなぁ例えばぁ・・・いや、止めておこう、君も命が惜し
ければこれ以上聞かないほうがいいよ」

兵士A「ハッ了解しました」

兵士Aはそう言うと敬礼して部屋を出て行った

石森 哲也はまたふぅ・・・とため息をつきイスの背もたれにすがった

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ーーーーA-1灯 18:27

ここは島の1番端の灯台

そこには男子不良グループが徒党を組んでいた

男子2番 石井 浩太、男子14番 藤村 健一、男子15番 藤村 健二だった

藤村 健一「あ~早く誰かぶっ殺してぇ・・・」

なにやら物騒なことを言ったりして盛り上がっていた

しかし不良グループのいるフロアのさらに上のフロアから彼らを狙っている者がいた

男子13番 西田 航太郎だ、彼の支給武器はP-90TR(トリプルレイル)だった

そして西田 船太郎は下にいる石井 浩太に狙いを定め撃った

石井 浩太は頭を打ち抜かれ即死だった

P-90TRにはサイレンサーが装着されているため藤村兄弟は気づいていなかった

西田 船太郎「まだ気づかないのか、このまま殺してしまおうかな」

そして西田 船太郎は今度は藤村 健一に狙いを定めた

藤村 健二「それでさぁ、そいつをぶっとばしてやったんだよ、なぁ石井」

と藤村 健二が石井 浩太に話を振った、しかし石井は死んでいるので話せ
るわけもなく沈黙の時が流れた

藤村 健一「石井?おい!石井どうした!?」

と、藤村 健一が死んでいる石井 浩太に近づきやっと彼らは死んでいるこ
とに気づいた

しかし気がつくのが遅く、西田 船太郎は藤村 健一を撃った

藤村 健一「グハァッ」

藤村 健一は血を吐いて倒れた

藤村 健二「兄貴!?おい、兄貴しっかりしろよ!」

藤村 健二はかすかに息のある藤村 健一を抱え呼びかけた

藤村 健一「くそ・・・俺はもうだめだ・・・・健二・・・・お前だけでも
逃げろ・・・・」

藤村 健一はもう虫の息だった、しかし弱りきった体で藤村 健二に自分の
バッグを渡した

そして静かに息を引き取った

藤村 健二「兄貴ぃぃぃぃぃ!!くそう!復讐だ!!絶対に復讐してやるぞ!!」

西田 船太郎は藤村 健二を撃ったが藤村 健二は走って灯台を出て行ったので無事だった

そして藤村 健二は兄や仲間の敵をいつかとるため走り去っていった

西田 船太郎「1人逃がしたか・・・おまけにバッグも持っていかれちゃった・・・」

西田 船太郎は自分のバッグの中身を確認した

バッグの中にはあと1食分の食料と水が1リットル残っていた

西田 船太郎「まぁいいや、そのうち誰か来るだろうからな・・・・

そして西田 船太郎は部屋の隅に行った


死亡:男子2番 石井 浩太、男子14番 藤村 健一

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

――――D-7崖 20:57

???(なんで私が・・・・)

キューン、と銃弾がかすめた

???「逃げてばっかりねぇ・・・木下さん?」

攻撃を受けているのは女子5番 木下 愛子だった

木下 愛子「なんで・・・なんでなのよ野口さん、なんでこんなことをしなければいけないのよ!」

野口 晶子「知らないわよそんなの、でも私の場合は楽しいからかな」

木下 愛子「楽しい?友達を殺すことのどこが楽しいのよ!」

普段はおしとやかな木下 愛子もさすがに気が立っているようだ

野口 晶子「まぁそんなわけだから死んでもらうわね」

野口 晶子の攻撃がさらに激しくなった、野口 晶子の武器はスコーピオンVz61だった

一方木下 愛子の武器はスパス12だったが木下 愛子は撃てなかった

木下 愛子(友達を・・・友達を撃つことなんてできない・・・)

しかし野口 晶子は容赦なく攻撃を仕掛けてきた

木下 愛子(逃げるしかできないなんて・・・)しかし逃げると言っても崖の周りなので逃げ場は限られていた

野口 晶子「もう鬼ごっこは終わりよ、後はないわ、おとなしくしになさい!」

ドーン、轟音が鳴り響いた

撃ったのは木下 愛子だった

野口 晶子は心臓部を撃ち抜かれて即死だった

木下 愛子「こ、殺した・・・?私が・・・人を殺した・・・・?イヤァァァァァ!!」

木下 愛子は錯乱してどこかへ走って行った

木下 愛子(もう、もうたくさんよ、友達を殺すなんて・・・)

やみくもに走っていたので木々で服が破れたりして所々切っていた

と、そのときだった、何かにぶつかった

木下 愛子「痛たたた・・・・」

???「だ、大丈夫?」

木下 愛子はびっくりして後ずさりした

木下 愛子「だ、誰!?」

???「中岡だけど・・・・」

木下 愛子「中岡君?もしかして中岡君も私を殺すの?」

中岡 慎「いや・・・別に・・・俺は誰も殺す気なんてないよ、むしろ助けようとしてるんだ・」

木下 愛子「ホントに?ホントにホントね?」

中岡 慎「うん」

木下 愛子「はぁ~よかった・・・そういえばここどこ?それと今何時?」

中岡 慎「21:28でE-4エリアだけど・・・」

木下 愛子「私、さっきまでD-7エリアにいたのよ・・・」

中岡 慎「マジっすか!?」

ガサガサと草むらが揺れる音がした

木下 愛子はとっさに身構えた

中岡 慎「大丈夫だよ」

そこにいたのは近藤 太一に肩を貸していた田中 亮一だった

木下 愛子「田中君に近藤君!?」

田中 亮一「あれ?木下さんじゃないか、なにがあったん慎?」

中岡 慎「俺も何がなんだか・・・」

木下 愛子はここに来るまでのいきさつを説明した

近藤 太一「なるほど・・・そんなことがあったんだ・・・」

中岡 慎「まぁいいじゃんかそんなこと、木下さんも行くところなければ俺たちと一緒に行動しない?だって仲間は多いほうがいいって言うじゃない」

田中 亮一「そうそう」

木下 愛子「じゃあ、一緒に行こうかなっ!」

こうしてまた1人仲間が増えた

中岡 慎(それにしても・・・木下さんってこんな感じの人だったっけ・・・?普段はもっとおしとやかというか優しい感じの人だけど・・・なんかどちらかというと元気に遊ぶ人みたいだな・・・)

木下 愛子(よかった・・・やっと仲間ができた・・・これで、殺しあわずにすめばいいんだけど・・・・)

中岡 慎「あれ?木下さん怪我してるじゃないか」

木下 愛子「あ、ホントだ、夢中で走ってたから気づかなかった」

中岡 慎「ちょっとしみるけど我慢してね」

そして木下 愛子の傷の手当ても終わり中岡一行はまた動き始めた

中岡 慎(なんとしてでもこんなくだらないゲームは終わらせる・・・もうこれ以上友達を死なせてたまるか・・・)

死亡:女子11番 野口 晶子  残り 25人

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

――――E-6森 23:35

斉藤 由香「葵ちゃん」

寺本 葵「どうしたの?」

斉藤 由香「誰かがこっちに近づいてるよ・・・」

寺本 葵「え?ホントに?」

斉藤 由香と寺本 葵はずっとE-6森にいた

そこへ誰かが近づいているらしいのだ

斉藤 由香「だって鳴子の糸が切られてるんだもん」

ピントはいっていたはずの鳴子の糸がたれていた

寺本 葵「でもどうしよう・・・」

斉藤 由香「鳴子に気づいたってことは結構やるわよ・・」

足音が聞こえてきた

???「誰かいるのか・・・?」

斉藤 由香(こ、この声は・・・・)

斉藤 由香には誰かわかったようだ

斉藤 由香「お兄ちゃん!?」

寺本 葵「えええ!?由香のお兄ちゃん!?ってことは健太郎君?」

斉藤 健太郎「よかったぁ・・・やっと会えたよ・・・」

そう言うと斉藤 健太郎は妹、斉藤 由香に抱きついた

斉藤 由香「ちょ、ちょっとお兄ちゃん!恥ずかしいってば!」

斉藤 健太郎「ああ、ごめん、いやーでも由香が生きててよかったよ」

寺本 葵「私も一緒だけどね・・・」

斉藤 健太郎「さて、早速だけど、移動しようか」

斉藤 由香「え?なんで?」

寺本 葵「そうそうなんで?」
斉藤 健太郎「同じところにいても仕方ないだろう?それに俺たちみたいに脱出を試みてるやつらもいるかもしれないからさ」

寺本 葵「なるほど・・・じゃあいきますか」

こうして3人は荷物を整理してE-6森エリアから移動した

残り 25人
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

前へ
次へ


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: