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カテゴリ: コラム
もう残すところ、現声優陣でのドラえもんの放送は、あと2回となった(25日の『ワンニャン時空伝』放送を除けば)。新スタッフ・声優陣を迎えようとするドラえもんに対し、未だに抵抗を覚えるファンも多いことだろう。さまざまな意見が上がった今回のドラえもんリニューアルについて、今更ではあるが個人的意見を述べたいと思う。


声優陣の交代については、かねてから大山さんらが考えていたことであった。今後も「ドラえもん」を残していくためには、次の世代に受け継ぐべきだと。

そんな大山さんらの思いとは裏腹に、声優交代に反対するファンは多かった。ドラえもんの声は大山さん以外にありえないと。それはつまり、大山さん演じるドラえもんの声が、よほど人々に浸透していたことの証といえる。そして、交代させるぐらいなら終わらせるべきというファンも少なくなかった。そうした意見も、前記の理由であることもそうなのだが、それだけではない。藤子F先生没後のTV・映画の質の低下に困惑していたファンが、リニューアルでさらに質の低下を招くのではという制作陣に対する不信感からというのも少なくなかった。

そして、映画は『のび太の恐竜』のリメイク版を作ることになったのだが、これについても賛否両論が起こった。公開当時のイメージのままにさせてほしいというのが、否定派の共通した意見であろう。

だが、テレビも映画も終了させてしまっていいのか?


テレビも映画も終わらせてしまうと、もはや「ドラえもん」の活躍の場は、漫画やキャラクターグッズといったところでしか用意されない。まだ漫画があるからいいというファンもいるだろうが、しかし、問題なのは・・・そんな状況で、果たして子供たちは「ドラえもん」を受け入れられるのかということだ。

キャラクターグッズを通して、ドラえもんのファンになる子供たちは出てくるであろう。が、それでは、もはや「キャラクター」としてのドラえもんが先行するばかりで、肝心の原作の部分を知らないままで終わってしまうかもしれないのだ。漫画があるからいいだろうという人もいるだろうが、しかし、数多くの漫画の中から「ドラえもん」を選ぶ子供たちは出てくるだろうか?キャラクターグッズを通して、原作に触れるものもいるだろうが、子供たちはたいていテレビアニメを通して、原作に触れるケースが多い。アニメのない「ドラえもん」の単行本を手に取ってくれる可能性は、低くなるばかりではなかろうか・・・。

『恐竜』のリメイクにしてもそうである。今の子供たちは、果たして「ドラえもん」の本質というものを知っているだろうか?それを伝えないままで、「ドラえもん」は本当に後世に受け継がれるのだろうか。だからこそ、今、必要なのだ。“原作回帰”が。真の「ドラえもん」の魅力を、改めて子供たちに触れてもらうためにも。それだけに、今回“原作回帰”を大きく掲げている新しい「ドラえもん」に大いに期待している。

リニューアルが成功するか、失敗するかは、もう新シリーズが始まってからでないとわからない。未知数なのだ。ここは一つ、見守っていこうではないか。たぶん新スタッフ・声優陣も、それなりの覚悟を持って挑んでいることだと思う。とにかく、現声優・スタッフ陣にはお疲れ様と言いたい。そして、新スタッフ・声優陣には、心からエールを送りたいと思う。




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最終更新日  2005年03月11日 01時50分38秒
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単純に反対しては何にもならないのだと。  
教えられたような気がします。ありがとうございます。私も声優さんが代わるくらいなら辞めて欲しい、と思っていました。最近のテレビも、新作のアニメもあんまり好きではなかったから。
でも、単純に反対しているだけでは何にもならないのですね。真に愛す、というのは反対することではないのだと、教えられたように思います。
新体制を批判ばかりせず、好きになれるようになりたいと思います。
(2005年03月12日 23時25分19秒)

Re:コラム「ドラえもんリニューアルについての私の意見」(03/10)  
haschiken さん
仰るとおりだと思います!
結局、一般に認知されている「ドラえもん」というのは、原作漫画ではなく、「テレビアニメのドラえもん」であり、それをベースにした、「キャラクターとしてのドラえもん」なんですよね。残念なんですが。
もっときつい言い方をすれば、多くの人が「ドラえもん」だと思っているものは、「藤子F先生が書いたそのままのドラえもん」ではなくて、「大山のぶ代(をはじめとするアニメスタッフ)によって歪められたドラえもん」と言う事ができると僕は思っています。
大山さんのドラえもんについては、たしかに素晴らしいはまり役だったと思いますが、逆に彼女の役作りによってドラえもんの魅力が制限されてしまった事実は確かにあり、功罪ともに大きいと思っています。このあたりの話題についてはうちのブログでも近いうちに意見を整理して記事を書くつもりですが。
本当に、だからこそいま「原作回帰」はいい選択であり、応援したいと思っています。
同時に、多くの人が原作とは少し違ったイメージをドラえもんに対してもっているので、原作に忠実な魅力を引き出すアニメをつくれば不評になるのではないか、と危惧しています。だからこそ、少なくともドラえもんファンには、非生産的な懐古主義はひとまず置いといて、新しいドラえもんを応援して欲しいとおもっているのですが… (2005年03月12日 23時27分14秒)

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