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2010年06月26日
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テーマ: 吐息(401)
カテゴリ: カテゴリ未分類

jojuinn 1


 もう一週間が経ってしまったが、先週の土日に鎌倉を歩いた。
 一日目は、成就院・長谷寺・光則寺の紫陽花を愛で、二日目は北鎌倉円覚寺・明月院を訪れた。
 折しも、紫陽花は見ごろで梅雨の晴れ間ということもあってか、鎌倉は人があふれていた。
 この季節、鎌倉がひっそりとしている訳もなく、美しいものには人が集まってくるので仕方がない。
 それにしても、色とりどり艶やかな紫陽花の競演である。

 二十八年前、初めて夫と訪れた成就院には、人影すらなかった。
 その日は、実家でお産を迎えるわたしとの、一月繰り上げた結婚記念のお祝いだった。

 大きなお腹を抱えて、ふーふーと石段をゆっくりと上った。
 やっとの思いで上った先に、絶景が開けたのである。
 山門前から下る石段両脇の紫陽花と、遠くに見える由比ガ浜のコントラストに我々はすっかり目を奪われた。
 あの日の感動は忘れられないものとなったが、徐々に紫陽花の寺と知られてゆき、今では人影なく花を見る事は不可能となった。

 成就院の、人垣の中から覗いた絶景は、少しも変わっていないのに、人の群れは途切れることはなかった。
 その時お腹にいた長女は、八月で28歳になる。







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最終更新日  2010年06月27日 01時21分53秒 コメントを書く


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