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2006/08/08
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~
第二章・第9話『-ナクサス-』

「ただいま~♪」

アイナは元気よくそう言ってアジトに帰ってきた

「おかえり~♪」

アルテミスが笑顔で出迎える

「アルさん…楽しそうですね♪なんかいい事あったの?」

アイナがそうアルテミスに聞いた

「うふふ…飲みに行くの♪優しいモネちゃんがおごってくれるんだって♪ねぇ~♪」


しかしモネの方はどこと無く浮かない顔をしている
アイナはなんとなくだが事情を察する

「そうだ!この前のチャイナで行こうっと♪」

アルテミスはそう言って鼻歌を歌いながら部屋の中に消えていく

「ねぇ…どうしたの?」

アイナはモネにそう尋ねる

「ちょっとね…臨時収入があったんで…今日のお昼を豪華にしたの…それをどうやら誰かに見られたらしく…それがアルさんの耳に入って…問い詰められておごる事に…」

モネはショボンとしながらそう言った
アイナはとりあえず苦笑いでモネの頭を撫でる

「そうだ!アイナさんも来てよ…じゃないと…あの悪魔に骨の髄まで飲まれちゃいそうで…」

モネはそう言って泣きつく



アイナは苦笑いでそう言う
その後おめかししたアルテミスに連行されるように
モネとアイナはシェリルの店へと向かった
店に入ると相変らず賑わっていた

「うわ…みんなやってるな…これは負けられないね!」



「あらあら、アル…どうしたの今日はえらく気合が入ってるじゃない」

チャイナを着込んだアルテミスを見つけたシェリルがそう声をかけてくる

「うふふ♪」

アルテミスはそう笑う

「これは大変だ…久々に樽が空になるわね♪どうぞ、いつもの席は空いてるわよ…ごゆっくり♪」

シェリルはそう言って店のいちばん奥の席を指差す
アルテミスは席に向かってモデルばりにつんと上を向き歩く

「うわ…アルさんだよ…すっげ~」
「気合はいってんな…」
「やっぱ…色っぽいね…」
「胸もスゴイけど…あの足…なげ~…しかもチャイナのスリットやばすぎだよ…」

アルが通った後を店の客がそうつぶやきながら目で追う
ただでさえ長身で目立つのに…
チャイナドレスが似合いすぎてさらに目立っている
そしてその後ろを少し間を空けてモネとアイナがついていく

「さて…狩りの後のビールは最高ねぇ♪」

アルテミスがそう言うとまだ注文してないのにアルテミスとモネの前にビールが届く…
そしてアイナの前には濃いオレンジ色のカクテルが運ばれる…

「これは?何?」

アイナがそうシェリルに聞く

「これはね…うちのオリジナルカクテルで『暁』っていうの…テキーラベースなんだけどルビーグレープフルーツをシェイクしてオレンジとシロップをくわえて味を調えてるの」

シェリルはそう説明してくれた
アイナはひとくち口に含む

「美味しい♪」

アイナは満面の笑みでそう答えた
それを聞いてシェリルはかなり嬉しそうに喜ぶ

「シェリル…平日なのにこの賑わいって凄くない?」

アルテミスは周りを見渡してそう言った

「うふふ…最近バイトを雇ったんだけどね、その子の影響かな?彼女目当てのお客が増えてね…」

シェリルは笑いながらそう言う

「なるほどね…」

アルテミスはそう言いながらビールを一気に飲み干す

「あらあら…コレは大変だ…すぐおかわりをもってこなきゃ♪」

シェリルはそう言って奥に消えた

アルテミス:「モネちゃんも興味アリ?」

『うはぁ…客多すぎだよ…』

モネ:「いやぁ…臨時収入は昨日だし、僕はめったに飲みに来ないよ…」

『やっぱりかわいいですなぁ』

アルテミス:「ホントに?」

『うんうん…一生懸命さがたまらないね…』

モネ:「ホントだよ!」

『お!こっちに来た!注文、注文…』

アルテミス:「…うるさいな」

『ビールおかわり♪…それと…』

モネ:「でも、なんか聞き覚えのある声だね…」

『ねぇ…チャット登録させてよ♪』

アルテミス:「ナンパ目的で飲みに来るなよ…まったく…」

『シオリンちゃん今度デートしない♪』

アルテミス:「・・・・・」

『お前!抜け駆けは汚いぞ!』

「あんた達!いい加減にしてよ!うるさいから!」

我慢の限度に達したのかアルテミスが立ち上がりそう言って怒鳴る

「あ、アル…」

ナンパをしていた男の1人がそう言う

「やっぱり…ケンジャさん達か…聞き覚えのある声だったんだよな…」

そうモネがつぶやいた
新しく入ったバイトを口説いてたのは
SSDのケンジャとシュウと流星だった

「あんた達…何してんのよ…まったく」

アルは呆れ顔でそう言った

「ははは…スマン…」

ケンジャがそう誤る

「まったく…男はみんなこうなんだから…やぁねぇ♪」

アルテミスはそうアイナに言った
アイナは苦笑いで頷く

「とりあえず…こっちにきなさいな!」

アルテミスはケンジャ達にそう言う
ケンジャ達はしぶしぶアルテミス達のテーブルに移動してくる
その後…アルテミスの説教が始まる

「お待たせしました♪ご注文のビールとチーズナチョスです♪」

そう言って女の店員が注文品を持ってくる

「なるほどねぇ…確かにかわいいね…」

アルテミスはバイトの子を見てそう言いながらケンジャ達を見る

「他に注文はございますか?」

バイトの子がそう聞いてくる

「う~ん…とりあえずは良いかなぁ…」

アルテミスがテーブルを見渡しながらそう言う

「はい♪では何かありましたらお呼び下さい♪」

そう言ってバイトの子は去っていった
そして去っていくバイトの子の後姿を見たアルテミスに名案が思い浮かぶ

「私が援護射撃してあげようか?」

アルテミスはそう言って意地悪な笑顔を浮かべてケンジャ達を見る
ケンジャ達は苦笑いを浮かべる
その時、店のドアが開きジャルデウと焔とナクサスが入ってくる
そして店内を見渡したジャルデウがアイナ達を見つけ
歩いてくる

「おぉ!今日のアルは…エロっぽいなぁ♪」

ジャルデウがそう言う

「でしょ?今日は3人一緒?」

アルテミスがジャルデウにそう聞いた

「せや…狩りの時にナクサスの彼女の話で盛り上がってな…で、どれよ?」

ジャルデウはそう言いながらナクサスを見る

「ちょwww言うなよ!」

ナクサスは慌ててそう言う

「ナクサス彼女居るの?」

アルテミスが不敵な笑みでそう言いながらナクサスを見る

「…まぁね」

ナクサスは小声でそう答える

「なんでだよ…いつの間に!」

ケンジャ達がそう言って驚く

「この前うちに連れてきた子か…最近ほぼ毎日来るもんなぁ…毎度♪」

焔がニヤニヤ笑いながらナクサスを見てそうつぶやく

「ちょwwwww!だからそう言う不用意な発言は…」

ナクサスはさらに慌てる

「焔のとこって…しかもほぼ毎日…彼女も大変ねぇ…」

アルテミスがそう言ってナクサスを見る

「はい…」

ナクサスはそうつぶやく

「で、どれよ?もうええやん…はよ教え!」

ジャルデウがひじでナクサスを押しながらそう言う
ナクサスはイジイジしながらあたりを見渡して小さく指をさす
全員ナクサスの指の先を追う

「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

ケンジャが叫び声をあげる

「嘘だろ?嘘だよな?嘘といってくれ!」

シュウもそう言う

「あのテーブルに座ってるおっさんだろ?」

流星がそう言う
ナクサスの指差した先にはおっさんが3人とさっきのバイトの子しかいない

「おっさんの訳ないやろ…それやったら、ごっつおもろいけどなw」

ジャルデウがそう言って笑う

「おぉ!そういえばあの真ん中のおっさんだ…」

焔もそう言って笑う

「ちょwwwww!」

ナクサスがそう言って焔をつかみ揺さぶる

「え?」

アイナが目を見開いてナクサスを見る

「ほら!この子信じてるよ…絶対信じてるって!」

ナクサスが慌ててそう言う

「ちょwwwwおまwwwww!!」

ジャルデウが笑い転げる

「冗談だよ…でもあの子はもったいないよ…ナクサスにはあのおっさんの方が似合ってるって!」

焔もそう言って机を叩いて笑う

「もういいよ…好きに言って…」

ナクサスはさらにイジイジする

「あらあら…ざんねんでしたぁ~♪…って燃え尽きてるし…」

アルテミスはそう言ってケンジャ達を見る
ケンジャ達は完全に血の気が引いた顔色で口を開けたまま硬直してる

「どないしたん?これ…」

ジャルデウはケンジャ達の異常な状態を見てそう聞く

「あはは…あの子に惚れこんでこの店にだいぶ通ってたみたい」

アルテミスは苦笑いでそう言った

「うは…それは痛いな…」

ジャルデウがそうつぶやく

「そんなの簡単だべ…ナクサスがあのおっさんにしたらいいじゃん…どうせ今店に来てる連中のほとんどが彼女目当てだろうし…な?」

焔はそうナクサスに真顔で言う

「なんでじゃ!」

ナクサスはそう叫ぶ

「でも…その事実を知ったらここの客のほとんどを敵に回すねぇ…」

怪しげな笑顔を浮かべてアルテミスがそう言いながらナクサスを見る
ナクサスはアルテミスの笑顔を見てつばを飲み込む

「しばらくは…美味しいお酒が飲めるね♪」

アルテミスはそう言ってナクサスにウインクする

「ど、どういう意味かな…」

ナクサスは顔をひきつらせてそう言う

「どういう意味って…お前そういう意味やろ…」

ジャルデウはナクサスの肩に手を乗せてなだめるようにそう言う

「え、えぇぇぇぇ…マヂっすか?」

ナクサスはそう言いながらテーブルの下にずり落ちていく

「フッ…ご愁傷様…」

焔がニヤっと笑いながらそう言った

(「ナクサス…ゴメン…」)

モネは一連の出来事を傍観して心の中でそうつぶやく
ナクサスには悪いが自分がアルテミスのターゲットから外れた事に胸をなでおろした

そしてアイナはそんな会話がされる中

「へ~…恋愛って億が深いな…」

とつぶやき何度も何度もおっさんとナクサスを交互に見続けた…

…『To Be Continued♪』





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Last updated  2006/08/08 09:19:12 PM
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あとがき♪  
今回のターゲットは「ナクサス」さん事、ナオタカさんでした♪^^
ナオタカさんはいつもみんなにいじられてるんだよね…^^;
結局、このお話の中ではアイナは「ナクサスの彼女(彼氏?)はおっさん」という構図が出来上がるわけです
この先どうなる事やら…
ナオタカさん早く帰ってきてください!^^ (2006/08/08 09:23:29 PM)

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