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†Aina† @ あとがき♪ さて…「第1話」を公開しました♪ えと…………
2010/10/31
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『CRONOUS』~眠らない大陸の物語~
第九章・第7話「-虎魂-」

『カノンの図書館』

「なぁ…俺にはモアイ像に見えるんだが…アレも敵なのか?」

焔は部屋の中を指差して悲魔に聞いた

「チッ…あんなのまで」

悲魔は部屋の中を見て舌打ちをした

「こいつは厄介になってきたな」

「へぇ…そんなに厄介なのか?他にも見た事のないのがいるが」



「どっちにせよ昇る以外の選択肢はないから行くしかないけどね」

「そりゃそうだ…とw」

焔はそう言いながら部屋に飛び込んでいった


『ファン城』

「へぇ…こりゃあスゲー」

「めっさでかい城やんw」

藁人形とジャルデウが正面に見える城を見てそう言いあった

「ちょっと!城しか目に入らないの?」

アルテミスが目の前に群れを成す大量のモンスターを指差して怒鳴る

「見えないわけないだろw」

ジャルデウは笑いながらアルテミスに言い返した



藁人形も思わず苦笑いを浮かべる

「あの中にシドスってのも居るんでしょ?」

凛がそう質問すると
ケープを深くかぶった悲魔が大きくうなずいて返事をした

「じゃあ…ここら辺一帯をあの城ごと吹き飛ばして終了ってのは?」



藁人形はそう言って大きくため息をつく
他の人もさっきの竜巻や津波を見て彼女なら出来てしまうと思い苦笑いを浮かべる

「とりあえず正面まで一気に抜けてから考えるか」

ニライが腕組みをしてそう言うと

「そうだなぁ…ってこんな数一気に抜けられるか!」

流星がニライにツッコミを入れる
するとニライは口元で指を左右に振りながら

「道を開ければいいんだろ?」

そう言ってニヤッと笑う

「お前!吹き飛ばすとかそう言うヤバいのはナシだからな!」

流星が自信満々のニライに食って掛かるが
ニライは笑いながら親指を立ててうなずくだけだった

「まぁ…道が出来るならいいんじゃん」

ジャルデウは半信半疑なのかそう笑う
ニライは数歩前に進むと足を交差させて両手を水平に広げたポーズをとる
その後姿を見て全員が首をかしげる

「ニラァァァァーー」

ニライはそう叫ぶと今度は身体を反転させて藁人形たちの方を向く
全員がニライの行動が予測できないため固唾を呑んで見守る

「バウアァ!!」

そしてニライがそう叫んだ時…
ニライの上半身が腰の辺りでグニャっと曲がる…
曲がるといっても反るとかといったレベルではなく本当に腰を中心に180度折りたたまれた状態である

「キモッー!」

「イヤァァ!!」

「マヂかよ!」

それを見た全員が口々にそんな言葉をもらす
モンスターにもニライの奇怪な状態がわかるのか
1歩…また1歩とたじろいでいく

「グヘヘヘ!」

ニライはそんな奇妙な笑い方をして敵陣めがけて進んでいった
いや…この場合は後退して行くと言うべきか
とにかくニライはファン城の入り口目指して突き進む
するとまるでキリストが海を割って道を作ったように
ニライが歩く後に道が出来たのである

「スゲー…っていうか…スゲー」

流星は呆然とそんな事をつぶやく
藁人形は言葉を出す事なく目で合図をしてニライの後を追う
ニライの進むスピードはけして速くはない
しかし戦う事なくファン城の入り口にたどり着く事ができた

「いやぁ…俺は感動したよ」

藁人形がそうつぶやくとニライは誇らしげに胸を張る

「モンスターにも気色が悪いって事が伝わるって事にな」

「そっちかよ!」

藁人形の真顔のつぶやきにニライがそうツッコミを入れる

「ここまで来たのは上出来やけど…この後どうするん?」

「入り口まで来たから中に入るだけだが…このままだとこいつらにねじ込まれたら挟み撃ちだな」

「しかたないなぁ…お前らは先に行けよ…ここは俺が引き受ける」

藁人形とジャルデウがそんな事を話しているとニライがそう言って藁人形の背中を叩いた

「行けって…お前なぁ」

藁人形がそう言い返そうとしたがニライの表情はいつものふざけているものとは違っていた

「任せていいのか?」

「楽勝w!」

もう一度聞き返した藁人形にニライは不敵な笑顔を浮かべて親指を突きたてた

「よし、この場はニライに任せて俺達は先に進む!」

「ちょっと待てよ!藁さん本気で言ってんのか?」

入り口のドアに手をかけた藁人形の腕を流星が掴んだ

「本気で言ってるさ…あいつもな」

藁人形は真顔でそう流星に答えた
流星は藁人形とニライの顔を何度も見て本気だという事を了承した
そして藁人形がドアを開けて一歩中に踏み入れた時

「僕も残ります!」

モネがそう叫んだ
それを聞いたニライは

「アホか!俺は、お前らは先に行けって言ったんだよ!お前もそこに含まれてんだ」

「でも…こんな数を1人で止めるのは」

涙目でニライにすがりつくモネに

「フフフフ…モネ、俺を誰だと思ってる!心配するなぁ…ビシーっと躾しとくからよw」

ニライは不敵な笑顔でそう言ってモネの頭を撫でた

「でも…」

それでもききわけようとしないモネに

「じゃあこうしよう…コレを預かってくれ」

ニライはそういって懐からコバルトストーンを取り出してモネに渡した
理解できずにいるモネにニライは

「これはな…シフミにあげる大切なコバルトストーンだ…コレをなぜお前に預けるかわかるか?」

ニライがそうモネに聞くと、モネは首を横に振った

「俺は必ずそれを受け取りに行くって事だ…だから絶対に失くすなよ!」

ニライはそう言ってモネの背中をたたいた
モネは腕で涙をぬぐうと大きくうなずいて返事をした
それを見ていた藁人形がニライに近づき拳を突き出した
ニライは藁人形の拳に自分の拳をぶつける

「それじゃ行ってくる」

藁人形はそう言ってファン城の中に入っていった
残りのメンバーもニライと拳をぶつけ合って城の中へと消えて行く
最後にモネを見送るとニライは入り口の扉を閉めた

「やっと行ったか…面倒くさい奴等で困るよ…とは言えこの数は難儀だなぁ」

ニライは城の前を埋め尽くすモンスター達を見てため息をついた

「とりあえず…数を減らすか」

ニライは目の前で腕を交差させると気合を入れる

「出し惜しみはしないぜ!タイガーフルバレット!!」

ニライがそう叫ぶと両肩、背中、腕、太ももから白煙と轟音を上げて無数の何かが飛び出す


『ファン城 ホール』

城の中に踏み込んだ藁人形たちは辺りを見回す

「静かやね」

ジャルデウがそうつぶやいた

「で…あいつがいるとすると?」

藁人形がそう質問するとケープをかぶった悲魔が上の階を指差した

「という事は…両側の階段を上がるってわけね」

加洋が階段を見つめてそうつぶやくように言った

「それじゃケツはアルと加洋に任せた!」

藁人形は階段を駆け上がり全員その後を追う
加洋とアルテミスは下から弓を上のエントランスに構え先頭を走る藁人形の援護の態勢をとる
そして藁人形が階段の中ほどに差し掛かった時
城の外で爆発音が鳴り響く
それを聞いたモネが慌てて中間地点の大きな窓から外を見る
窓からはニライは確認できなかったが上空で大きな花火が何発も花を開かせていた

「ちょwww花火あげてるしw」

「あいつ…何やってんだ?」

ジャルデウはそれを見て大笑いする
藁人形が苦笑いでそうつぶやいた

「余裕…って事だろ」

流星はそう言って心配そうに窓に張り付いているモネの肩を叩いた


『ファン城 正面』

「何で花火が上がるんだよ!」

ニライはそう叫ぶと懐から本のような物を取り出す

「ふ…ふ…フルバレット…と、タイガーフルバレットは各部に装填されたミサイルを一気に全弾発射する技……だろぉ、何で花火が出るんだよ」

ニライはそう言いながら空を見上げる
そしてもう一度、本を眺める

「!!!…ただしミサイルだと危ないから花火を入れておいたんで場を盛り上げる余興に使ってくれ…って、ジャン!お前はアホかぁ!」

ニライはそう叫ぶと本を地面に叩き付けた
しかし大量に打ち上がった花火に困惑したのかモンスターの動きは止まっている

「とりあえず…タイガーフィンガーで周囲のやつから薙倒すか」

ニライはそう言うと右手を目の前で開くとそこに意識を集中させる

「うぉぉぉ!俺のこの手が真っ赤に…………燃えないじゃないか…どうなってるんだ?」

ニライは投げ捨てた本を拾い上げてページをめくる

「なになに…タイガーフィンガーは防災の関係上まだ届出は出していないので現在は遠赤外線が出るようにしてある…寒い日に使うと便利…と」

ニライは右手を頬に当てる

「おおお…暖かい…って…ジャーン!ふざけるなぁ!」

ニライはそう叫んでまた本を地面に叩きつける

「クソ!こうなったらヤケクソだ!タイガーバズーカ!…何で鳩が出るんだ!タイガーファイヤ!…チャッカマンじゃねぇか!タイガーボンバー!…どこが爆発した?俺の頭がアフロになってるぅ!そっちかよ!タイガースプラッシュ!…シャワーかよ!タイガー…」

ニライは宴会芸に近い技を連発させた
どのくらい試したかすでにニライは肩で息をしていた

「まともな技が1つも無いって…どうなってるんだよぉ」

ニライはうなだれる

「しゃあないなぁ…コレだけは使いたくなかったが」

ニライは後頭部を掻きながらため息をつく
そして両足を広めに開くと体重を落として気合を入れる

「タイガァァシャイィィィン!!」

ニライは伸び上がりながら叫ぶと体から真っ赤なオーラを放ってまばゆく輝きだす

「各部チェック…オールグリーン!エネルギーはバイパスをカットしてコアに直結…接続完了!全エネルギー、コアで圧縮…120…160…200…270…300%、リミッター1番から5番まで解除…解除完了!コア圧縮値…500%!メモリーデータ転送…転送完了!最終リミッター解除…解除確認!」

ニライは意味不明な独り言をつぶやきながら不適に笑う

「覚悟しろよこのウジ虫共め!…タイガァァア!ファイナルバーストォォォォオ!!!」

ニライが叫ぶと同時に体の輝きが一気に加速するそして一瞬輝きが消えた瞬間辺りが光に飲み込まれていく


『ファン城 2Fエントランス』

藁人形が階段を昇りきり周囲の安全を確認する
ジャルデウ、リュウ、トモベリー、流星と次々とエントランスに集結する
そして藁人形からの合図を受けたアルテミスと加洋が階段を駆け上る
その時…窓の外が眩く輝く

「あいつ…今度はなにしたんw」

ジャルデウがそう笑いながら言った時…ものすごい爆音と共に城全体が揺れる
思わず全員が立っていられなくなりその場に座り込む
どのくらい揺れていたのか…何事も無かったように静かにる
モネは突然立ち上がると階段を駆け下りて入り口に走った
藁人形たちもモネを追うように階段を駆け下りる
そしてドアを開けたところでモネは座り込んだ
モネが目にした光景は…辺りに立ち込める煙とモンスターをすべて飲み込むほどの大きな穴だけだった

「ニライさぁぁぁぁん!!」

モネはそう叫びながら泣き崩れた

「あのバカが!…敵を止めたってよ…これじゃあ意味ないだろ!」

藁人形はそう叫んでドアを蹴る

「あいつは自分のやるべき事をやった…それだけだろ?」

ジャルデウはそう言うと城の中に戻って行った

「ジャルさん!そんな言い方って!」

モネはジャルデウの背中をにらみつける

「モネ…お前はあいつと約束したんちゃうん?預かった物を返すんだろ?お前がニライを信じないでどうするよ…今度は俺たちがやる事をやる番だ…きっちり片つけてやんよ!」

ジャルデウがそう言うと心中を表すかのように持っていたハッシュアックスが紅蓮の炎を吹き上げる

「そうだな…お前の言うとおりだ」

藁人形はそう言ってモネの肩を叩く
モネは口元を結んで藁人形にうなずいて答えた


…『To Be Continued♪』





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Last updated  2010/10/31 07:25:15 AM
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あとがき♪  
†Aina†  さん
おはようございます♪
タイトル通り…ニライさんの1人舞台ですw
このエピソードのためだけに今までニライさんは力を温存してたんですよw
以前にもお話しましたが…カッコよさというのは色々あると思います。
容姿であったり、立ち振る舞いであったり、生き方であったり…私はこの物語を通じてそういったそれぞれ全員のカッコよさを表現したつもりだったんですが…伝わったでしょうか?^^;

ちなみに…今回ニライさんが使った「ニラバウアー」という技は某フィギュア選手の「イナバウアー」からとった訳で…
どれだけ前からこの話を構想していたか…
っていうか、私がそれだけサボっていたって事にもなるんですけど…(x
付け加えてニライさんのセリフに出てきた「ジャン」という方は…私がクロノス大陸に降り立つ前に在籍していたコミュのマスターさんで私がクロノスの世界を知るきっかけにもなった方です^^
直接のきっかけはニライさんですけどねw

ジャン様…元気かなぁ…

という事で、次回は木曜日かなぁ


…『To Be Continued♪』
(2010/10/31 07:38:33 AM)

Re:第7話 「-虎魂-」(10/31)  
タイガーなニライ さん
ジャン、懐かしい名前がでてきたw
一瞬懐かしすぎて誰か思い出せなかったぐらいwww
イナバウアーは滑るけどニラバウアーは走る・・・

ある意味、水木しげる作品なテイストですねえw (2010/10/31 08:52:28 AM)

二度もごめん  
タイガーなニライ さん
いま、思い出したwww
最後の業ってもしかしてゲッOーロボGのあれっすか?w
前はコOバトラーVの今回はゲッOー・・・
技のほとんどが人気アニメロボに酷似してるw (2010/10/31 09:00:26 AM)

Re[1]:第7話 「-虎魂-」(10/31)  
†Aina†  さん
タイガーなニライさん
>ジャン、懐かしい名前がでてきたw
>一瞬懐かしすぎて誰か思い出せなかったぐらいwww
>イナバウアーは滑るけどニラバウアーは走る・・・

>ある意味、水木しげる作品なテイストですねえw
-----
Σ(´ロ`;) そ、そんな…ジャン様がかわいそうです
・゚・(P□`q)・゚・
確かに、絵に起こしたら…かなりの怪奇物になりますね…w
(2010/10/31 02:30:50 PM)

Re:二度もごめん(10/31)  
†Aina†  さん
タイガーなニライさん
>いま、思い出したwww
>最後の業ってもしかしてゲッOーロボGのあれっすか?w
>前はコOバトラーVの今回はゲッOー・・・
>技のほとんどが人気アニメロボに酷似してるw
-----
確かに…タイガーシャインまではそれですね^^
あっちはそのあと「シャインスパーク」になるのかなぁ…
私が思い描くニライさんの必殺技って…おそらくそっち系なんですよ^^;
派手というか…熱血というのか… (2010/10/31 02:36:43 PM)

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