「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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小説 12~14
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りゆなサマからのリクエスト小説です。シカマルとナルトの、サスケ奪還任務後の話です。
*流るる雲の下で*(NARUTO 頂き物12)
サスケ奪還任務が失敗と終わった数日後のことだった。
シカマルは、以前の様に綱手の使者に呼ばれ、火影室へと向かった。
ドアを開けると、そこには、綱手ではなく・・・
「ナルト・・・!」
「おっすシカマル」
入院したはずのナルトがいた。
もう包帯もせずに、いつもの服にいつもの表情で、シカマルに朝の挨拶をした。
「お前なんでここにいるんだよ。それにもう大丈夫なのか?」
ナルトはにっと笑いながら、「冷静に1つずつ質問しねーなんてシカマルらしくねぇってばよ!」と笑った。
「俺ってばもう治ったから退院したんだってばよ。
んでなんか綱手のばーちゃんに呼ばれたから来たんだけど・・・ばーちゃんなんでいねぇんだ?」
そう言った刹那、ドアが開きそこから『賭』が書かれた半纏を着た綱手が現れた。手には1枚の紙が。
「もう来てたのか」
「んで、なんスか?用って」
シカマルの質問に耳を傾けながら綱手が火影が座る椅子に腰をかけた。キッと椅子の音がする。ナルトとシカマルが綱手のデスクに寄る。
綱手はフーッとため息をつくと、その1枚の紙を机に置き、言った。
「ナルト。シカマル。お前たち2人で任務に行ってもらいたい」
シカマルは少し黙り込んでから、
「何の任務です?」
「『花の国』に薬草の使用法の詳細が書かれた巻物を届ける任務だ」
「『花の国』・・・?」
ナルトとシカマルが声を合わせて聞いたことのない国の名前を言い返す。
「木ノ葉と音に挟まれている小さな国だよ」
「・・・・・・音・・・・・・」
シカマルは『音』に反応した。そして、すぐにサスケを思い出す。
それと共に、走馬灯の様に、音に走るサスケを止めようと必死に戦った仲間たちも―。
ちらっと横のナルトを見るシカマル。
シカマルは前に向き直るとぎゅっと掌に力を入れた。
綱手は黙ってシカマルを見ていたが、やがて口を開いた。
「木ノ葉崩しで・・・その襲撃の一部が花の国をも巻き込んじまったようだ。なんせ隣だからね・・・。
忍を必要としていないために1人も忍がいない花の国の人々は大きな損害をした・・・」
「だからそれの償い・・・で?」
「木ノ葉が!?」
綱手はシカマルとナルトの質問に「そうだ」とうなづいた。
「巻物を届けることにしたのは・・・私の意志でだよ」
ナルトはどこか納得できない様子だ。ナルトが納得できないのも無理ない―何せ悪いのは音なのだから。それなのにただでさえ辛い木ノ葉が音の変わりに他国の損害を償うのだ。
綱手はそんなナルトの表情を見つつ顎の前で手を組んで、
「・・・行ってくれるか?」
とたずねた。
「『くれるか』も何も任務ッスから行きますよそりゃ・・・俺はね」
シカマルは続けた。「でも五代目・・・、ナルトは―」
「行くってばよ俺も」
「!」
ナルトのはっきりした声を聞き、シカマルが横に振り向く。
綱手が言った。
「確かにナルトはまだ退院したばかりの病み上がり・・・お前が心配するのもわかるが・・・ナルトも同意の上でだ」
シカマルは不安げにナルトを見る。ナルトはそんなシカマルに、ニッと無邪気に笑った。
「行こうぜシカマル!」
2人はそのまま綱手から巻物を受け取り、里を後にした。
そして、2人に告げられた最後の言葉、それは、
Aランク任務になる可能性がある、ということだった。
ザッザッと、すばやく木から木へ飛び移る2人。
ナルトは、通常の巻物よりも二周りほどある巻物を抱えるようにして持っていた。
「ナルト」 「!」
シカマルが前を走るナルトに後ろから声をかける。
「この任務がAランク任務ってこたぁ・・・この巻物はおそらく他国の忍やタチの悪い山賊に狙われる可能性が高い・・・ってことだ。
その巻物は俺が持つ。走ったままでいいからこっちに投げてくれ」
シカマルがそう促すと、ナルトはこくっとうなづいて巻物をシカマルの方に投げた―そのときだった。
ブワッ!!
「うわぁ!」
突然2人の視界が真っ黒な何かに遮られ、2人は体勢を崩してそのまま地に落ちてしまった。
真っ黒な物・・・それは人だった。どうやら黒いマントか何かをかぶっているらしい。全身が隠れているため男か女かもわからない。
巻物を奪い、タッタッと木から木へ飛び移る。2人が落ちた地の土からはもくもくと茶色い砂埃がたっている。
黒い影はそのマントをとった。そのマントの下から、女が現れた。山賊である。色黒で、真っ黒で長い髪を高いところに結わいている。女山賊は落ちた2人の方を見て言った。
「これでも忍か?大したことないんだねぇ・・・」
砂煙から、2人が現れるはず―だった。
が。
そこには2つの木片しかなかった。
変わり身に気付いた女山賊は目だけで辺りを見回す。
―後ろを振り向いたその時。
右手に拳を固めたナルトが、女山賊の頬に殴りつけた。
「ぐっ・・・!!」
女山賊がナルトの拳により木から落とされ、ドサッという音と共に砂埃が立ち上がる。
女山賊が落ちた地の近くに身を構えていたシカマルの元に、ナルトが降り立つ。―砂埃が風に流されていく。
が。
そこに女山賊の姿はなく、あったのは木片だけだった。
―この女山賊もまた、変わり身だ。
「忍でもねぇくせに忍術使うんじゃねぇってばよ!」
ナルトが姿をくらました女山賊に向かって叫ぶ。
「フフフ・・・」
どこからか不気味な笑い声―女山賊の笑い声が、森に響き渡り、樹の木の葉を揺らす。
さっきまで辺りを照らしていた太陽の光が、灰色の雲に隠され、光を遮断していく。
「くそっ!でてきやがれ!!」
ナルトが辺りを落ち着きなく見回しながら叫ぶ。
「(くそ・・・どこにいるかもわからないとなると…俺の影も使えねぇ・・・)
・・・ナルト、影分身はいい。
細心の注意を払え」
何か異様な雰囲気を感じ取ったシカマルは、影分身の印を組もうとしたナルトを制した。ナルトも少しした後、手を引っ込め、クナイを構えた。
まるで、それを嘲笑うかの様に女山賊の声が響いた。
「フッ・・・今更注意したところで遅い・・・・・・」
ナルトは叫びたいのを我慢して、辺りを注意深く見回した。前方から右へ90度・・・と目を向けた時、
あの女山賊が変わり身で使った木片が目に入る―はずだった。
そこにいたのは―
サスケだった。
こちらに背を向け、うずくまっている。
「・・・サス・・・ケ・・・?」
「うっ・・・」
サスケは何も返答せず、ただうずくまっている。
「ぐっ・・・!」
サスケが突然苦痛の声を上げる。ナルトは今の状況がよく分からないまますぐさまサスケの元に駆け寄る。
「大丈夫か!?」
ナルトがサスケの肩に手を掛ける。
「サス・・・」
ナルトの手が止まり、顔から血の気が引いた。
サスケの顔は―
邪悪に満ちた大蛇丸の顔だった。
―「うわぁあ!!」
「ナルト!?」
突然頭を抱えて苦しみ始めたナルトに、シカマルがナルトの両肩を掴む。
「どうした!?」
ナルトはただ頭を抱え込み呻くだけで返事をしない。
「おやおや・・・忍にしては
隙がありすぎなんじゃないかい?」
「!!」
シカマルの背後に女山賊の声がし、シカマルが振り向いた刹那、前方にクナイが振り上げられた。
「っ・・・・・!」
その場から離れてかわしたつもりだったが、クナイの先はシカマルの左肩を切り付けていた。血が辺りに飛び散る。
シカマルは痛みをこらえたまま女山賊の方に向き直る。
「お前の目的は巻物だろ?俺たちから奪ったくせになんでまだ攻撃してくるんだよ」
その発言に女山賊は鼻で笑い、
「こんなダミーで私を騙せるとでも思ってたのか?・・・ばかばかしい」
シカマルは悔恨の表情を見せた。女山賊は再び鼻で笑うと、腕に抱えていた巻物を茂みに放り投げ、シカマルに詰め寄った。
「さぁ・・・渡してもらおうか・・・本物の巻物を!」
シカマルはその言葉を鼻で笑い、二ヤッと笑みを浮かべ、女山賊に言った。
「・・・巻物のダミーに気が付いたのにこっちには気付かねーのかよ」
「何?」
シカマルは手に力を込めた。
(影首縛りの術!!)
「!!」
手の形をした真っ黒い不気味な影が女山賊の体を取り巻き、影の掌が首元に巻き付く。
「ぐっ!」
女山賊が息苦しさに悶える。
―やがて意識を失い、そのまま萎えた。
シカマルが術を解くと、女山賊はドサッと地面に倒れ付した。
シカマルは肩の傷の痛みに耐えながらも、ナルトの元へ駆け寄った。
ナルトが幻術にかけられたのを悟ったシカマルはナルトの幻術を解く。だがナルトは顔を上げるどころかその場にへたりこんでしまった。
そしてそのままばたっと音を立てて倒れた。
「ナルト・・・?」
返事がない。
「おい・・・大丈夫かナルト!!」
再び名前を呼んで肩を揺すったが、また同じ結果であった。
ナルトは気を失っていた。
雲行きが怪しい。今にも雨を降らしそうな厚い雲が、先程よりも空を覆っていた。太陽が出る気配も全く感じられない。
ナルトをおぶったシカマルは、ただひたすら、長く続く道を歩いていた。山賊に遭ってからどれくらい歩いただろうか。相当の距離を歩いたのだろう、シカマルは疲れ、息が荒い。ナルトの体重と、巻物の重み、受けた傷の痛みを彼は負担しているのだから、体力の消耗は激しいだろう。
シカマルは足を止め、ナルトをゆっくりと降ろすと、地面に座り込んだ。目を閉じ、どこか苦痛の表情をするナルトを見る。
相当精神ダメージの大きい幻術にかけられたのだろう。
シカマルの脳裏に、サスケ奪還任務が浮かぶ。そして、傷ついた仲間達の姿。
チョウジ、ネジ、キバと赤丸、そして・・・ナルト。
―正直、ナルトが今回の任務で自分にまたついてきてくれるとは思わなかった。
あの任務を失敗に終わらせたヘボ隊長に、またついてきてくれた。
それなのに。俺は仲間に気を配ってやることができずにいる。
それなのに。俺は、また任務を失敗させるような勢いでいる。
仲間も守れねぇ。任務もできねぇ。
これじゃまた・・・あの時と同じじゃねぇかよ・・・・・・・!
「畜生・・・・・・・!」
シカマルは歯を食い縛った。手に無意識のうちに力が入り、プルプルと小刻みに震えている。
その時、ふとあの言葉がシカマルの脳裏をよぎった。
―「次こそは・・・完璧にこなしてみせます・・・!」
そして―あの時の涙を。
シカマルは自嘲の笑いをもらした。
―あの時のあの言葉。あの時のあの涙。
あれは嘘だったのか?
その時、ふと再びある言葉がシカマルの脳裏をよぎった。
―「行こうぜシカマル!」
病み上がりにも関わらず、次の任務にも笑顔で応じ、シカマルについてきたナルトの言葉だった。
ナルトが、もし今の自分を見たら、なんと言うだろう。
いや、そんなことはもうわかってる。
ナルトだって同じだ。俺と同じだ。
任務を今度こそは成功させたい、あの時のリベンジを果たしたい。
そう思ってるのは同じだ・・・・・・
―シカマルはゆっくりと立ち上がった。
出血はどうにか収まってきたようだが、まだ傷の痛みが響く。だがシカマルはその痛みも気にせずに、うまい具合に巻物とナルトを抱える。ナルトを巻物の上に座らせ両腕は自分の肩にぶら下げておぶさり、シカマルは巻物を持つのだ。
持ち上げた時、シカマルの頬に水滴がついた。上を向くシカマル。
それを機に、大粒の雨がザーッと音を立てて地面に降り注ぐ。だがシカマルはそれも気にせず足を運んだ。服が水分を吸収し、体が更に重くなる。だがシカマルはぬかるむ道を突き進んだ。
雨で滑るのだろうか、そして彼の疲れにも比例してか、ナルトが下に落ちてきてしまうのを持ち上げ直そうとした時。
「つ・・・・・・・!!」
右肩の傷が痛む。シカマルはナルトと巻物を落としそうになるのを必死にこらえた。
肩を見ると、再び赤い血がシカマルの服を染めていた。傷口が開いたようだ。
だが、ここで再び腰を下ろしたくない―
シカマルは思った。
ここでまた腰を下ろしてしまったら、さっきのあきらめかけた自分と同じになってしまう、そう思った。
シカマルは歩き続けた。
並木道が見えてきた。そこは木があるためか、力強い雨も少しだけ弱くなる。
その並木道を抜けた時―
花の匂いが、シカマルの鼻をかすめた。
「花・・・?」
そして、シカマルが目にしたもの。それは。
―花の国、だった。
シカマルはそれが一望できる所にいた。
名の通り、ありとあらゆる建物には花の装飾がされ、国全体が色鮮やかで華やかだ。花もあれば樹も多く、緑の部分も多い。だが、今回の任務があった様に、その鮮やかさが途切れている部分があった。
それが、木ノ葉崩しの際に巻き込まれた部分らしい。
―やっと着いた。
それがシカマルの、花の国に着いての第一声だった。
シカマルは力が抜けたようにその場にへたり込むと、そのまま動かなかった。
「おっ、目が覚めたようだ」
目を開くと、ぼんやりと男性の顔らしきものが見えた。
「うっ・・・・・」
目が光に慣れ、見えたのはやはり見知らぬ男性だった。口髭を蓄え、歳は50代―くらいだろうか。優しそうな男性だ。茶色い髪をして、頭を白い布の様な物を被っていて、それを帽子の代わりにしている様だ。そしてその隣にはこの男性の付き人か、もっと若い男性が同じような格好をして立っていた。
「ここは・・・?」
シカマルは自分の左肩の傷に包帯が巻かれていることに気が付いた。痛みもあまりしない。側の窓からは涼しく爽やかな風が吹き、オレンジのカーテンが揺れている。
外からは太陽の光が差し込んでいた。
「ここは花の国。私はこの国の長だよ。君達は木ノ葉の里の使者の方だね。
わざわざあんなに重い巻物をありがとう。早速あれを参考に国の負傷した者達の治療ができたよ」
花の国の長は微笑んで言った。
シカマルがはっとして、
「ナルト・・・仲間は・・・!」
「大丈夫だよ。もう心配ない。あの巻物に書かれた『幻術』とやらに効く薬草を煎じて飲ませてあげたよ。顔色が一気に良くなった。
まぁ今はまだ眠っているけどね」
「良かった・・・・・・」
と、シカマルは胸を撫で下ろしてため息をついた。そしてゆっくりと上体を起こす。
「あぁ、大丈夫かい、まだ無理しない方が良いよ」
「ありがとうございます。大丈夫っス。それより・・・・・
ナルトの所へ連れてって下さい」
ナルトは額当てを外され、服のファスナーが開かれた楽な格好で寝かされていた。
シカマルはナルトの表情を伺いながら横の椅子に腰掛けた。
「う・・・」
ナルトがゆっくりと目を開いた。
「ナルト・・・・・!」
「・・・・・シカマル・・・?」
ぼんやりとした顔をシカマルに向けるナルト。
「俺ってば・・・・・?それに任務は・・・・・」
シカマルは少し黙ってから
「もう任務は済んだ。気にすんな」
と言うとナルトはシカマルを見ながら、
「俺・・・確か・・・あのねーちゃんに・・・・・」
と思い出そうとしたが、「もう良いナルト。思い出すな」とシカマルがそれを止めた。ナルトもおとなしく、そのまま天井を見上げた。
「ナルト・・・すまねぇな・・・・・・」
ナルトの目線が再びシカマルに向けられる。
「また・・・・・・嫌な思いさせちまった・・・・・・」
シカマルは俯き加減で言ったが、どんな表情をしてるかなどすぐに察しがつく。
ナルトは言った。
「シカマルは何も悪くねぇってばよ、俺ってばバカだから・・・・・だからすぐ幻術にはまっちまうし・・・・・
俺の方が謝る立場だってばよ・・・・・ごめんな、シカマル」
申し訳なさそうにそう言うとナルトは腕組みをして、
「っにしてもあの女むっかつくよなー!山賊のクセして術使いやがって!!」
シカマルはほっぺを膨らますナルトを見て、
笑みを浮かべながら言った。
「・・・たかが女、されど女・・・・・そんなとこだな」
シカマルが苦笑いして言うと、ナルトもにっと白い歯を見せて笑ういつもの笑みをシカマルに向けた。
シカマルもにっと笑ってみせた。
「シカマル、ナルト。任務ご苦労だったな」
綱手が凛とした声で微笑みながら言った。シカマルは任務報告書を綱手に渡した。
綱手はそれに少し目を通してから机にしまうと、シカマルの方を見て言った。
「―シカマル」
「はい」
「いろいろあったようだが、任務初成功・・・だな」
にっと微笑む綱手。だがシカマルは「で・・・でも・・・」と狼狽えている。
そんなシカマルを見たナルトが面白そうに言った。
「シカマル、俺だってこの言葉くらい知ってんぞ。
『終わり良ければ全て良し』・・・ってな」
綱手と同じ様に微笑むナルト。
―シカマルは二人に深く頭を下げた。
真っ白な雲が空に浮き、右から左にゆっくりと風に乗って流れている。
シカマルはいつもの様に、ぼーっと雲を眺めていた。
「あー・・・いいよなぁ、雲は自由で・・・」
ぼそ、と何気なく呟いた一言。そこに、
「おーいシカマル!」
父、シカクの声に、シカマルが頭だけ後ろに向ける。
「ほら、修業すんだろ?行くぞ」
そう言ってスタスタと歩いて行くシカク。
シカマルはしばらくそのままシカクの後ろ姿を見ていたが、
やがてスッと立ち上がった。
「ほら早くしろ!」
「おうよ」 終
☆春風 詩様コメント☆
*あとがき*
まず一言言わせてください。
り ゆ な さ ん す み ま せ ん ! ! !
もう本当に申し訳ないです!どんだけ待たせてしまったことか・・・!!_l ̄l○
しかもこのできあがり・・・・ああぁぁぁあ(/д`)。゜。
先日お詫びにナルヒナ絵を描かせていただいたのですが、私どうしてもそれだけでは気が済まず・・・こんなものを描かせていただきました(↓こちらです・・・)
<※春風様素敵絵は
こちら
※21枚目掲載です。>
もしよければお持ち帰りしてくださっても構いません。(そして勝手にシカちゃんにセリフつけちゃってすみません;呼び捨てだし;)
拙い文章(・絵)ですが、コメントさせていただきます。
正直、書くのが難しかったです;_l ̄l○2人の心情がどう表現していいものか・・・と。
今回その心情を表現しきれたのかわかりませんが・・・_l ̄l○_l ̄l○
今回敵役で女山賊をだしました。後花の国という架空の国、そしてその国の長。
女山賊は実は名前もつけていません。(長もつけてないんですけど・・・)そして姿形もあまり想像できていません私自身^^;なんか、名前をつけるとそのキャラが強調されてしまって、シカちゃんの心情やナルトの思いが薄れてしまうのではないかと思ったので、あえてつけませんでした。姿形はみなさんの想像にお任せいたします。(かろうじて私が想像していた女山賊の『イメージ』は、ドラクエ8の女山賊、ゲルダです。)
花の国はなんか『あったらいいなぁw』って思って作りました。綺麗そうじゃないですか、花に溢れて。それに今回の任務内容とあってるんですよ、薬草が育ちやすい土地なので(笑)。
本当にりゆなさん、お待たせして申し訳ありませんでした_l ̄l○そして気長に待っていただきありがとうございます!あなたの寛大さは一生、これからも忘れません!
よかったらまたリクエストしてください。
この度はありがとうございました! 春風 詩
☆管理人感想およびお礼☆
こんな長い小説を書いてくださって、嬉しいです。さぞ大変だったことと思います。春風さんにたいしたことはしていないのに、こんなにまで管理人のために時間と労力を使っていただいて、本当にありがたく思います。
ストーリーも本格的で、いつもながら感心してしまいます! 戦い、花の国等本当に上手く書かれていて尊敬です! 戦いは伏線に伏線を重ねてあり、花の国は美しく……。
そしてシカマルとナルト。まずナルトですが、持ち前の明るさでシカマルの心を支えていて、いい子だなぁとほのぼのしてしまいましたv 落ち込むシカマルを何度も励ましていて……ナルトが心優しい子に書かれていて管理人も心温まりました。
シカマル。前回の任務失敗をたびたび思い出してくじけそうになりながらも、頑張るところが良かったです。任務は成功したのに最後までナルトを心配するシカマルに、仲間思いというシカマルの長所がよく出ていて、シカマルファンの管理人は、いいなぁシカマルv とひたっておりました。
春風様、いつもいつも本当にありがとうございます。
『雨勝ち模様』(NARUTO 頂き物13)
あれから何日経ったのだろう。
「何処なんだよっクソ!」
「シカマル.........!キバ、もしかしたら死の森かもしれねぇって!ヒナタとネジが白眼でみつけてくれた!」
ナルトが走ってシカマルのところに来た。
「じゃぁキバは..............」
「死の森だってばよ」
「...............まだ連れ戻してないのか?!」
「それがあいつ俺達から逃げてるらしいんだ。がむしゃらに暗い森の中を走ってるから道も分からなくなるし危険みたいで............
もう2週間になるし、あいつきっとその間に森の道を覚えたんだってばよ!」
ゴクリと唾を飲みこみ少し下を向いた。
「...........俺いってくるわ」
「シカマル!でもあいつ『近づいたら死ぬ』って..........!」
迷うことは何もないのに、っとシカマルは思ったのだけど
「ばーか!んなことしるか!ぜってぇ死なせねぇよ!」
「.............いってらっしゃい」
本当は迷っていたことがあることを自分でわかってた。
「めずらしいんだな。ついて行くと言わないのか?」
「キバにはシカマルが居れば十分だってばよ。ネジ達も明日任務あるし家かえした。」
自分なんかでキバを救えるのかと。
「キバ、きっとお前に向かえにきてほしいんだってばよ。なんかわかる」
だがナルトの言葉でシカマルは頭を切り替えた。
「..........いってくる」
「あぁ。また明日」
シカマルはナルトとわかれその場から走り出した。
行く先は勿論、キバのいる死の森だった。
雨がふりだしてきた。
びしょびしょになって体が重い。
あぁ俺の人生いっつもこうだ。雨ばかり降り注ぐ。
(こんなんじゃダメだ。こんなんじゃシカちゃんに............)
悔しくて自分の手の甲を強く噛む。
歯型のついた手は涙すら引き出さなかった。
急に森がざわめきキバは後ろを振り向いた。
木の葉が舞う。暗いのに何かが発光してる............
(..........何?)
「...........シ...カちゃん........?」
「.........キバ........お前、びしょ濡れじゃねぇか」
久しぶりにシカちゃんの顔をみて俺はぐちゃぐちゃの地面のうえを走って逃げ出してしまった。
(雨でにおいが................!!こんな近くにいたのに!)
「おい!!何逃げてんだよ!」
(ここじゃ電灯も明かりもない。だけど今日は雨..........においもないけど、月も星もない!影も.............)
そう考えつくと逃げ切れる気さえした。
だがその考えはあっけなく破られた。
「え?」
俺の目の前の木にクナイが刺さる。
(――――光り玉が!!)
気付いたときにはクナイの先についてた光り玉は爆発し、一瞬俺の影が現れた。
その一瞬の間にシカちゃんの影が伸びて俺の影を捕まえた。
そして俺の方へシカちゃんはすばやく走る。
俺もそのとおりに体が動く。
光り玉の光が消え、影も同時に消えたが俺達の体が急にとまらず思い切りぶつかり合った。
「痛っ!!!」
そしてその場に2人して倒れた。
むくりと体を起こし、逃げるのはやめようと決意した。
「.......お前こんなところで何してんだよ」
「...........シカちゃんになんで言わなきゃいけないの?」
パンッと言う音が俺の頬から響いた。
「............何すんの?!」
「てめぇは馬鹿か?いきなりどっか行って心配かけて理由も話さずに.........
いい加減にしろ!!てめぇ一人で生きてるんじゃねぇんだぞ!みんながお前を思ってんだ!俺だって..........」
シカちゃんは俺の肩を持って大声で怒鳴り続けてた
「なのに................関係ねぇみてぇにいうな............!!」
「シカちゃん.........」
やがて小さくなっていくシカちゃんの声を聞き『ごめん』って言いたくなった。
『ありがとう。もう帰ろう』って言いたくなった。
「...........なんでそんな焦ってんだよ」
俺の方が確かに力は強いはずなのに肩をつかまれた手を解くことは出来なかった。
俺の中の何かが邪魔をする。
「シカちゃんにはわからないよ.................」
痛い痛い
「んなもん話す前に言われても分かるかよ!話そうともしなかったじゃねぇか!」
痛い痛い痛い痛い
「...............!」
降り続けるは黒い雨
「せめて理由を言えよ!たとえそれが俺が嫌いってことでも良いから!」
どうしてそんな心配してくれんの?
ほっとけば良いのに。なんでそんな必死になってくれんの?
今こそシカちゃんの十八番の『めんどくさい』でしょ?
「...........シカちゃんに追いつきたかったの」
あぁせめて
「え?」
俺に突き刺さるような
「お願い........置いてかないで..............」
黒い雨よ止んで
「泣くなよ........俺、此処にいるじゃねぇか」
「だけど怖い..........この頃任務では失敗ばかりで足手纏いで焦る気持ちを抑えきれなくて空回りして........」
シカちゃんはきっと凄く心配そうな顔で俺をみてる。
俺は泣きじゃくって下ばかりみてた。
「シカちゃんばかり強くなる......このままじゃいつかシカちゃんが俺を要らないと思う.........」
「.............思うかょ。絶対思わねぇよ」
シカちゃんの手がゆっくり伸びてぼろぼろ泣く俺を抱き寄せた。
その瞬間から黒い雨が体を避けて通ってる気がした。
「........俺、もっと強くなってシカちゃんを守りたい!だからお願い今だけは許して........」
「守らなくて良い。良いから.............遠くに行くな...........」
シカちゃんの声が震えてるのに気付いた。
「シカちゃん.........泣いてるの?」
俺は守られてばかりだ
「............シカちゃん」
「......?」
(綺麗な涙..........)
「いっぱいごめんね。帰ろっか」
本当はもう少しこのままで居たかったけど
「あぁ。でも...............」
「?」
そういってシカちゃんはもう一度俺を抱きしめた。
「雨が止んでからで良い」
もしいつか君に黒い雨が降り注いだらその時は絶対守るから
そのためには強くなるなきゃいけないけど
今度は君の側を離れないよ
だからどうか見飽きたりしないでね
「...........もう少し止まなきゃいいな」
いつか君に追いつくその日まで
☆成田つう様コメント☆
************************************
わー!出来上がりましたぁ!
なんかぼろぼろでごめんなさい..............!!シカキバっぽくなった気が.........!
いや、キバシカったらキバシカ!
えとっ内容分かりずらくてすいません!
キバはシカちゃんとどうしても一緒にいてほしかったんです。そのためには強くならなきゃいけないと思ったのです。
シカマルはキバにどうしてもただ側に居てほしかったのです。弱くてもいいのにと思ってたのです。
とにかく2人とも一緒にいたくてしかたなかったのです。
こんなものでよろしければ貰ってやってください!
では4600ヒットありがとうございました!
☆管理人感想およびお礼☆
す て き です(放心状態)
あわゎすみません! 本当に良かったです!!
特に「置いてかないで」のところでじ~んとして目がうるんでしまいました。シカちゃんの「俺、此処にいるじゃねぇか」がまた優しさが含まれていて。。そして今回はシカちゃんもとっても優しくて(*≧ー≦*)
いつもながら文章がまた素敵です。ラスト近くの黒い雨とセリフが交互なところ。。ああいう感じの成田様の文章はすごくツボで大好きですv セリフの言い回しとかこう、胸をつくというか……。とにかく成田様の小説はもうマヂで大好きです!!
お互いがお互いを大切に思う気持ち、痛いほど伝わってきました。ホント最高でした!
いつも本当にありがとうございます!!!
『終わり』になんかしたくなかった。
『君の白い手』(NARUTO 頂き物14)
小さいころの話になる。
忍者になりたくて。だけどアカデミーには行きたくないという気持ちがあった俺はアカデミーの授業をよくさぼっていた。
最初は親にもバレなかったが何回も繰り返してそれがバレた。
アカデミーによく行くようになった時クラスのできあがった輪の中に入ることが出来なかった。
(もういいや。ひとりでいい。)
ずっとそう思っていた。いや、思い込もうとしていた。
ほんとは寂しくて。だけど話しかけられなかったんだ。
そんな時にシカちゃんが来てくれた。
「犬塚キバ」
「...........なに?」
その当時は名前しか知らない子。
「お前鼻いいよな」
「...........うん」
だけど話しかけてくれたのが嬉しくて
「探してるもんあるんだ。手伝ってくれ」
「...........わかった」
俺は差し出された真っ白い綺麗な手に俺は少しみとれたあと、その手をとって教室をあとにした。
たどり着いた場所はクラスメイトたちがいた運動場で。
「............え?」
「わりぃ遅れた。はじめようぜ」
「おぉ。2人ともAチームに入れよー」
(探し物は?Aチームって?)
状況把握ができずにうろたえていたら近くにいた当時名前しか知らなかったチョウジがこっそりと俺に話しかけた。
「シカマルね、犬塚くんと遊びたかったんだよ。つきあってやって?」
そういってにこりと笑うチョウジやその周りで笑いかけてくれるクラスメイトを見て俺は泣きそうになってしまった
(俺が一人で嫌なの分かってたんだ.......)
帰るとき、みんなに「明日もやろうな」なんて言われて。
やっぱり俺は泣きそうになった。
「誘ってくれてありがと。久しぶりにすごく楽しかった」
とシカちゃんに言ったら
「学校これからちゃんと来いよ。みんないるんだから」
なんていうからそこで我慢をしていた涙は結局流れてしまった。
例え凄く回りくどいやり方だったとしてもシカちゃんの手は俺のすべてを照らしてくれた。
それから少ししたころ親が喧嘩して離婚の話までしたことがあった。
俺は悲しくて悲しくて家を飛び出し、その体が向かった先にはシカちゃんの家があった。
たぶん無意識でもシカちゃんのことを思ってるからだと思う。
「どっか遠くまで連れてって」
その時シカちゃんはすぐに行く準備をしてまた俺に白い手を差し伸べて何も聞かずに一緒に走り出してくれた。
だけど何時間も走って何処かも分からなくなった森でやっと俺は正気に戻った。
「シカちゃん御免.......御免ねぇ」
「..............帰るか」
わがまま言ってるのは分かってた。だけどどうしても帰りたくなかった。
「..........」
「嫌か?」
シカちゃんにはすぐバレてしまうから。昔からそうだった。
ならば
「シカちゃん...............俺を置いてって」
「..........何言ってんだ?」
白い手はまだ俺を掴んでいたのだけれど
「もうあんな家帰りたくない!だけどシカちゃんまでこれ以上巻き込めない.....!御免シカちゃん...」
わがままばっかでごめん
「なんで俺がてめぇを置いてかなきゃならねぇんだよ」
「え?」
「腹へってんだろどーせ。にぎり食え。家にあったの持ってきた。結構量あるし」
服の中から出てきたお弁当箱を俺に差し出した。
「.............シカちゃん俺がこう言うの分かってたの?」
「べつにー。ただキバが真剣なら家にはもう帰らねぇと思って少しの食料と金は............」
そこまで言ったシカちゃんを前に俺は泣き出してしまった。
だって俺のために俺が捨てようと思った同じぐらいの物を捨てようとした人がいるんだよ?
こんなにも膨大で、繊細で、包まれる感覚を俺は今までした事がない。
なんて言ったらいいの?
『ありがとう』?
全然たりない。一言で言えないよ。
でも俺の残ったすべてのものをあげてもいいくらいシカちゃんを思ってるよ。
それからもう一度走り出したけど疲れて森の中で眠ってしまった。
そして起きた時、目の前には中忍の人たちが居て.....どうやら俺達は捜索願いが出されていたようだ。
勿論、起きた時となりに居たのはシカちゃんだった。
(本気でどっか連れて行ってくれるつもりだったんだ........)
家に帰って母ちゃんたちは仲直りしていた。
シカちゃんを巻き込んだこと以外何も怒られなかったことがびっくりしたけど
何よりもシカちゃんが居て良かったと思わずにはいられなかった。
そしてまた少し時が経ったころだった。
「キバ!御免おそくなった!」
「いいよ!買い物付き合ってって言ったの俺だし」
「キバ?」
ひょっこりとシカちゃんの後ろからチョウジが出てきた
「じゃあチョウジまた明日な。お疲れ」
「うん。キバもバイバイー」
そういってチョウジはすぐに帰っていった
「シカちゃん、チョウジと昔っからいつも一緒だったよね。」
「そりゃあ。お前と会う前から知ってたしな」
シカちゃんとチョウジがとても仲が良かった。なんでも家が近かったらしい。
(なんかやだな............)
ほら、俺って欲張りだからどうせなら一番になりたくて。
だけど言ったらきっと『終わり』になる。だけど.............
「シカちゃん」
「なんだよ?」
(...............ダメだ)
「..............御免やっぱなんでもない!」
「...........変な奴」
どう言うつもりだったのだろう
『好き。』とでも言うつもりだったのだろうか?
そのあとは?
本当に『終わり』にするつもりだったのかな
足は気がつくと立ち止まっていた。
(なんでこういうのだけ伝わらないんだろ?俺っていつもこうだ.....)
いつの間にかシカちゃんは俺に気付き俺の顔を覗くように中腰になった
「なんか調子悪いのか?泣きそうな顔になってんぞ」
その優しさがまたチクリと痛くて目を強く瞑った
(そんな優しくしないで。言ってしまいそうになる。言ったらすべて終わっちゃうのに!)
「キバ?おいどっか痛いんか?苦しいんか?」
(ねぇなんで?やさしさが痛いよ。言えなくて苦しいよ。言ってしまいそう。『終わり』なんて嫌なのに...........)
「キバ....?」
(..........『終わり』?)
全部違うんだ。
「あのね、俺あの日からシカちゃんが俺の生きるすべてになったの」
『終わり』になんかやっぱしたくないよ。
「シカちゃんのその手がなきゃきっと俺今でも泣いてた」
本当は『始まり』にしたかったんだよ
「シカちゃんが誰よりも好き。」
君じゃないとダメで。他の何にも変えられない。失いたくない。
だけどこれを言わなきゃいけない気がするんだ。
たとえそれで『終わり』になっても。
「.......................え?」
シカちゃん、やっぱりあの時俺を置き去りにしてれば良かったんだよ。
そしたらこんな奴にこんな事を言われずに済んだんだよ。
「ごめんね。シカちゃんいっぱいありがと!もう関わらないでいいよ」
「キバ..........?」
なのになんで俺の名を呼んでくれるの?
「気持ち悪いでしょ?」
「別になんもおもわねぇ...........」
(..............嘘?)
後悔してないの?あの時手を離してれば......差し出さなければ........
「..........どういうこと?」
「わかんねぇよ!お前いきなりすぎだしっ!」
シカちゃんの顔がしだいに赤くなるのをみて俺はそう聞くことしか出来ないと思った。
「俺のこと好き?シカちゃん.........?」
違うならいっそいって欲しいよ。
いやたとえそうだとしても言って欲しいよ。
「............そうかも」
その言葉を聞いて安心してしまったのか俺はその場に座り込んでしまった。
「~~シカちゃぁん」
「何泣いてんだよ。めんどくせぇな」
思いっきり泣き出したらその君の白い手は俺の頭を撫でてくれた。
「だって....絶対.....言った...ら........最後だって.....思ってたよー!」
「いまさら離れるとか無理だろ普通」
やっぱりシカちゃんの手は凄く俺にとって心地よかった。
(『終わり』にならなくて良かった。)
ねぇシカちゃん、その手は汚れないように俺が守るよ。
だから俺が何かにつまずいた時はその白い手を差し出してね?
それだけで俺はまた立ち上がれるから。
「ほれ立て。買い物、行くんだろ?」
「.......うん!」
そういってシカちゃんはまた俺に白い手を差し出した
☆成田つう様コメント☆
******************
完成........!なんだったんだろう!すいませんリクエストからだいぶズレマシタ!
しかもだらだらながったらしくて御免なさい!
シカマルはキバに言われてはじめて自分の気持ちに気付いたのです。あのときのあの答えが精一杯の返事だったんです。
キバはただ側にいたくてシカちゃんに思いを伝えたくて、そしてシカちゃんの白い手、それを差し出すシカちゃん自身が好きだったのです。
ではほんとに遅くなってすいませんでした!これを、りゆなさまに捧げます。
5600ヒット本当にありがとうございました!
☆管理人感想およびお礼☆
いつもながら素敵です! 今回は小さいころの二人というリクエストをさせて頂いたのですが、二人が可愛いですv すぐ泣くキバと、まだ不器用なシカマルが子供らしくてv そして出会いから丁寧に書いてくださってます。アカデミーになじめないキバと、友達になろうとするシカマル。このシチュエーションがたまりません! 家出の時もシカマルがキバの苦しみを一緒に背負ってあげていて……(涙) そして告白シーン。幼いながら必死なキバと、想いは同じなのに受け止め方にとまどうシカマル。このやりとりが可愛くて健気でキュンときます>< タイトル『君の白い手』。シカマルの白い手はいつも優しくキバに差し伸べられて、キバはその手を、大好きなシカマルの心みたいに思っていて、汚したくないって心から思って……。感動しました!
いつも本当にありがとうございます!!
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