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Neko月@ Re:野村美月 『“文学少女”と死にたがりの道化』(06/14) 深い。 面白い。 はまる。 読む。 サ…
shiba_moto @ Re[1]:土橋真二郎 『ツァラトゥストラへの階段3』(09/12) しばたさんへ コメントありがとうござい…
2005.08.25
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カテゴリ: 感想
 以前 別館 Kainoさん
からお勧めいただき、また 七生子さんの本宅 で「夏の1冊」にあげた恩田陸さんの『 光の帝国  常野物語』を読了。

 様々な超能力をそれぞれ1つずつ持っている常野の一族。穏やかな性格の人々だが、その能力ゆえに悩み、苦しみ、そして時の権力者に狙われたりする。時間と場所を越えた短編集。

 もったいない。そして贅沢。
 恩田さん自身あとがきで「手持ちのカードを使いまくる総力戦」と書いていますが、まさにそんな感じ。書こうと思えばここで使ったカードでいくつかの長編が書けただろうに。ただ、それだけに中身がぎゅっと詰まった短編集です。一見ばらばらに見える短編集なのですが、登場人物とかが微妙にシンクロしていたりします。
光の帝国  「超能力」という言葉に「エスパー」というイメージで反応してしまったのですが、ぜんぜんそんなことはありませんでした。作品それぞれが懐かしさや怖さ、切なさ、都会的なイメージなど様々なものを与えてくれます。短編に留めたためか余韻が残り、「このあとどうなるの?」と続きを期待したくなります。そういう意味では秀逸な予告編の集合体のようでもあります。以前『 三月は深き紅の淵を 読んだときの印象 は払拭です。

 今、はっきり後悔しています。 あのとき 蒲公英草紙  常野物語』のサイン本を買わなかったことを。

収録作:「大きな引き出し」「二つの茶碗」「達磨山への道」「オセロ・ゲーム」「手紙」「光の帝国」「歴史の時間」「草取り」「黒い塔」「国道を降りて・・・」


蒲公英草紙 三月は深き紅の淵を





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Last updated  2005.08.26 13:15:55 コメント(4) | コメントを書く


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