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shiba_moto @ Re[1]:土橋真二郎 『ツァラトゥストラへの階段3』(09/12) しばたさんへ コメントありがとうござい…
2007.09.03
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カテゴリ: 感想


 ミステリーランド第13回配本作品。
 どちらかと言えば「かつて子どもだったあなた」よりも「少年少女」に向けて書かれた作品でなのしょうか。子どもの世界の論理を前面に押し立て、それでいて強烈なサプライズもしっかりと効いています。
 また、社宅という仲間意識、身内意識があると思われる空間を舞台に使ったことで、子どもたちのネットワークだとか、あるいはパックのような子どもの存在を表現するのにより効果をあげていると感じました。
 子どもたちの身近にある日常の謎を解くだけでなく、ちょっとした冒険めいたことをさせたり、爽やかで楽しい小説です。無論それだけではなく、大人のいやな面もちゃんと見せてくれるのですが。

 ただし、大小のいくつかの謎を用いたことから核となる謎(=サプライズ)に対する注意を集めることがあまりなく、結果として盛り上がりをを欠いていたように思われました。そして、子どもたちや社宅の雰囲気にはどこかノスタルジックなものを感じていたのですが、所々に非常に現代的な記述を見つけ、若干ちぐはぐな印象を受けました。もっとも、これは「かつて子どもだった」者から見た印象ですので、「少年少女」にとってはノスタルジーなんてなく、現代そのものなのかもしれません。
 どちらにせよ、「かつて子どもだったあなた」でも今の「少年少女」でも楽しめる作品でしょう。この子どもたちが活躍する続編も期待したいです。
2007年9月3日読了





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Last updated  2007.09.03 23:16:49 コメントを書く


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