らくがんの休日

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バンピートロット

★ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット (PS2) 2005年6月 irem(アイレム)
 アクションアドベンチャー


メインストーリー ★★★☆☆
サブストーリー ★★★★★
操作性    ★★★★★
おすすめ度 ★★★★★


産業革命の時代、自動車が走り始めた頃に、『トロットビークル』という乗り物が生まれた、
という設定です。

トロットビークルというのは二足歩行の鉄の乗り物。
悪路に強く、農業・輸送・土木など広い用途で活用される2人乗りの乗り物です。

主人公はバニラビーンズ(名前は変更可能)という名の17歳の少年。
記憶喪失の彼が、海岸で目を覚ましたところからスタート。
トロットビークルを手に入れ、それを使ってストーリーを進めていきます。

ストーリーの進行は簡単で、行き詰まることはほとんどありません。
ビークルバトルなどのアクションが要求されることもありますが、負けてもストーリーは進行します。
会話の途中でいろいろな選択肢が現れ、どれを選択するかによって、ストーリーの流れや
他のキャラクターとの親密度が変わったりします。

マルチエンディングで、善人ルートと悪人ルートに分かれます。
悪人ルートの中には、更に細かく4種類のエンディングが用意されています。

ストーリーを追うだけなら、数時間で終わるゲームです。
が、このゲームの魅力はそれ以外の場所にあります。

まずは豊富なサブストーリー。
街の人々との会話により、次々と発生する問題や頼まれ事を解決していきます。

それから、ゲーム中で『生活』を楽しむことができます。

その1つとして、ゲーム内でお金を稼ぐ方法が多彩です。
楽器演奏による街角ライブ。
トロットビークルを使って、バス会社からの依頼による人の運搬や、街から街へと物資を運ぶ交易。
化石を発掘して博物館に売却する。
遺跡(ダンジョン)の探索。
株式投資で売却益を稼いだり、配当をもらったり。

時間の概念があって、朝・昼・夕・夜で街の景色が変化します。
時間が過ぎれば空腹感を覚え、食べないと走るのが遅くなったり、お腹が鳴ったりします。
食べ物屋さんでパンやチーズ、果物などを買って食べるのも楽しい。

街では洋服が売っていて着替えができます。
ストーリーの進行に伴い、ゲーム中でアパートを借りて暮らすこともできるようになります。
闘技場ではトロットビークルを使ったビークルバトル。
酒場ではビリヤードも楽しめます。
それから、トロットビークルのカスタマイズも楽しめます。

一度ハマるとストーリーを忘れ、いくらでも道草ができてしまうゲームです。(^^)

難点はロードが頻繁で、ロード時間が長いこと。
1つの街で大した広さもありませんが、街中がエリアが3~4つに分かれていて、エリアの移動のたびに
ロードが入ります。

ただ、その分グラフィックがていねいに作り込まれていると感じます。
実写に近い緻密な映像というのではなく、色鉛筆で描いたような独特の映像ですが、
この世界観には合っています。
ていねいだと思うのは、例えば窓から外を覗いた時に、その方向に見えるべきものが見えるからです。
例えば、通りに止めた自分のトロットビークルや、外を通る車。
窓が壁の飾りではなく、本当に『窓』としての機能を果たしているのはすごいと思います。

じっくりと楽しみたい方にオススメのゲームです。

公式ページは こちら

【PS2】ポンコツ浪漫大活劇バンピートロット 

プレイ日記(ネタバレ注意)
1.チュートリアル
2.ネフロネフロ
3.レイブン砦
4.ハッピーガーラント
5.ダンディリオンの工房
6.スームスームの闘技場
7.フリータイム
8.フリータイム2
9.恐怖のバグ
10.通り名
11.善人ルート エンディング
12.エンディング 1年後
13.悪人ルート
14.セイボリーとデート
15.ブラッディマンティス
16.悪人ルート エンディング
17.コンプリート項目




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