PR
Keyword Search
Calendar
Comments
Freepage List
「開業医というとリッチそのもので、お金は使い放題」というイメージがあったのですが、
どうも今はそんなことはないそうです。
開業医の中には従業員に支払う給料分を患者から稼げなくて、自分の医院の仕事が終わってから大病院の夜間当直のアルバイトに行く人も多いのだとか。
また、土曜も日曜も他の病院の当直を受け持ち、家族の生活費を捻出するのに必死、という話も聞いています。
はたして、この本を見るとそれが本当なんだ、と実感させられました。
不景気もここまできたのか、と呆然としました。
実家の父がお世話になっている病院もある日突然救急患者の受け入れをやめてしまい、看護師さんもみんなパートになってしまいました。
母がある日具合が悪くなって点滴をしてもらっていたら、顔見知りの看護師さんが「ごめんね。わたし、もう帰らなくてはいけないの」と言って帰宅していき、あとは院長だけが付き添ってくれたとか。
救急の受け入れにはスタッフが必要だけど、その給料がやりくりできないのでしょうね。
日本はどうなるのでしょう?
そもそも医療がこんなことで、これからの高齢化社会を乗り切っていけるのでしょうか。
とくに良心的な開業医がやっていけなくなる、というのが怖い。わたしたちの老後はどうなるのだろう? 心配になります。