スノーソード

スノーソード

GT3一話


試しにグランバレーのロングコースを走っている時にそれは現れた。
コース後半にある鉄橋に差し掛かりふと空を見上げる。
!!!
そこには奇妙な黒い球体が空に浮かんでいた。
あるはずの無い物が浮かんている。
「何だあれは…」
思わず声を出す。
不気味な光沢を放つそれはほぼ完璧な円を描いていて、
大きさはだいたい直径が3メートルぐらいであろうか。
ずっと見ていると吸い込まれるような錯覚を覚える。
「終ノ空か?」
確かに似ていた。
恐怖と共に好奇心が湧く。
真実を確かめてみたい。
そう思った俺はこの車は自由に空を飛べる機能が付いている事を思い出す。
…しょうがねえな。
「至ってやるよ、終ノ空似に!」
スイッチを押す。
ギューン!!
けたたましいエンジン音とともに、機体は上昇を始める。
タコメーターはすでに10000回転を楽に越えるところを差している。
こうしている間にも回転数はどんどん上がっていき、
何回転もループした針はすでに何万回転かわからない状態になっていた。
「いくぜ!」
アクセルをフルに踏み込む。
機体は弩加速を始める。
ギュキーン!!
あまりにもの加速により、空気が耐え切れずに悲鳴をあげる。
それは一瞬の事だった。
あたり一面目が眩むほどの光りに包まれる。
「うっ!」
さすがにこの加速は人が耐え切れるものではなかったため、
俺は意識を失いつつ光を感じ取っていた…。


つづき

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