フライブルク日記

2016/02/28
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カテゴリ: 日常生活
月日がどんどん過ぎていく。


今はかなり寒いのに、一月の暖かさのせいで桜もボケも水仙もプリムラも咲いてしまい、シジュウカラやクロウタドリ(ツグミの一種、ブラックバード)のさえずりすら聞こえる。

世の中は最悪。
近頃、怒ったニュースの一つ。
外国の株の配当支払いで、いったん差し引かれる税金が後に払い戻されることに目をつけて、いわば「合法的に」脱税するトリックを使った財テク物件で、億万長者(というより数十億万ユーロ長者)がさらに設け、国(ここではドイツ)はこれが原因で毎年、10億ユーロ(1000億円)もの税金を逃しているのだそうな。
年に10億ユーロも税収が取り戻せれば、難民の問題もいくらか解決できるだろうに、、、。
これを防止するためにつくられた新しい法律も穴だらけで、億万長者の弁護士自らが「こんな法律はいくらだってくぐり抜けられる」と発言しているくらい。
どうやら、国は大金持ちを怒らせたくはないらしい。




今、FIFAの新会長にからめて、汚職事件が話題になっているけれど、上の問題にくらべれば、わたしにはどうでもよく思える。
巨額の金がサッカーでは動くから、それに群がる人も多いんだ。
それなのに、メディアもサッカーの世界の汚職は大きく取り上げても、もっと深刻で社会に直接かかわってくる多額の税収欠落については深夜に報じるだけ。
そもそも、世界で、ほんの一握りの人が世界の富の大半をもっているという状況は小さく報じられるだけで、大問題にはならないのが不思議。

身近な人が自分よりちょっとお金をもっていると、うらやみや嫉妬がわいても、すんごく遠くにいるすんごい大金持ちが色々なトリックや税制のおかげで、もっとすんごく金持ちになっても、あんまり怒りは湧かないという心理はどこからくるのかな。
ま、わたしだって、貧富の差をなくせーって、わざわざデモする気にもならないから、他人のことは言えない。

友だちのドリスが難民の子どもに折り紙を教えなければならないので、今日は、まず私がドリスに「イースターのウサギ」なる、すんごく簡単な折り紙を教えなければならない。
この「イースターのウサギ」の折り紙、ドイツの小学校の教材だかに出てくるらしいのだけれど、簡単に折れるようにと、頭と胴をそれぞれ別の紙で折るようになっている。
あきれたね、これでも折り紙なのか、、と。
でも、こうすれば、折り紙をはじめて手にする(かもしれない)難民の子どももすぐに作れるかな。

一ヶ月前から、大手のダンス教室でカップルの社交ダンスコースとサルサコースと、レディー用コースも始めたので、週に5日は、一日の内のどこかにダンスの予定が入る。

それでも、気分は爽快。





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Last updated  2016/02/28 07:41:34 PM
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