フライブルク日記

2018/03/10
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テーマ: 海外生活(7776)
カテゴリ: フライブルク
昨晩は、久しぶりに音楽会に出かけた。


リヒャルト・シュトラウスの家庭交響曲、チャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」その他、どれも演奏に緊張がみなぎっていて、若いエネルギーが聴いている側にも伝わってくる思いがした。
プロの交響楽団にはない、新鮮さとでも言おうか。

大学オーケストラというのはすばらしいと思う。
音楽で飯を食っているわけではない人たち、音楽を飯の種にしようとしているわけではない若者が、音楽が好きで、ひたすら演奏するのだから(多分)。

それにしても、若いお嬢さんがマジョリティーを占めるこのオーケストラ、すばらしい!
弦楽器だけでなく、金管楽器や打楽器でも、女性の活躍が目立った。
ドイツ人聴衆の目には、日本の若者は子どものように見えてしまう(ときには10歳ぐらい若く見えるから)。その子どものような「あどけない」若者たちが、エネルギッシュで高度な演奏を聴かせてくれるので、聴衆(その多くは、老人。お金と時間に余裕があるのは、どうしても老人!)は感激する。


大小の太鼓の迫力ある演奏(聴いている者のお腹に「ドン、ドン」と響いた)に、聴衆は舞い上がった。
アンコール曲は最初が「荒城の月」、二つ目は太鼓とコラボで「八木節」。
これは楽しくて、迫力があった。ヨーロッパ人の耳にはさぞかし新鮮だったことだろう。
最初、「あれ、このメロディー知ってるぞ。ちょいとでましたさんかくやろうが、、、という歌詞だったはず」と思ったけれど、何という曲だかわからなかった。
そして、今朝になって、目が覚めたとたんに、「八木節」という単語が頭に浮かんだ。
八木節のことを考えたことは一度もないし、八木節を最後に聴いたのは、たぶん50年以上前のはず。頭に浮かべた)ことは、それなのに、とつぜん曲名が意識にのぼったのだ。遠い昔の子ども時代の記憶というのはすごいと思う。
思えば、荒城の月もそうだ。最後に聴いたのは、半世紀以上も前のはずなのに、いまだに歌詞を覚えていて、歌えるのだから。

昨晩は本当に楽しいときを過ごすことができた。
早稲田大学交響楽団のお若いみなさん、ありがとう。
ヨーロッパツァーについては、 ここ をクリックしてください。





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Last updated  2018/03/10 09:28:25 PM
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