[民主の国民保護法修正案」





世の中が、年金未納議員のことで持ちきりの中、
びっくりする情報が入ってきました。

「緊急事態を国会事後承認 民主の国民保護法修正案」

民主党は13日、有事関連法案の柱である国民保護法案の修正案をまとめた。14日の衆院有事特別委員会で趣旨説明し、与党側に法案の修正を求める。自民党と民主党は大筋で法案修正に合意しており、共同修正案の形で19日にも委員会採決の運びとなった。

「国民保護法案ウォッチャーズ」のサイトに、記事や国会傍聴記事をあたらしくUPしてあります。また、国民保護法案がいったいどういうものかについての解説や資料も満載です。どうぞご覧ください。

★★「国民保護法案ウォッチャーズ」のサイト

今日の審議やいままでのは、こちらで見られます。

★★「インターネット中継」武力攻撃事態等対処特別委員会

審議の模様を一部ご紹介しましょう。政府の答弁のそっけなさ、他人事のような態度がそら恐ろしく、質問者も深く追及するというより、淡々と質問事項をこなす。儀式の終了に向けて皆が合意しているかのようです。

質問:10万人・100万人が避難だ、さあどうする?
答弁:都道府県それぞれの事情がありますので、お任せする。

質問:この食糧は差し押さえ。さぁ炊き出しだ、配給だ、となったらどうするのか。
答弁:避難民の面倒は自治体でみてもらう。

質問:民間人の遺体の処理はどうするのか。
答弁:戦闘行為が終わって安全が確認されてから遺族が本人確認して・・

質問:武力攻撃事態に緊急の措置がとられるのは理解できるが、まだ危険が目前にない「武力攻撃予測事態」にも同様に民間の土地、港湾、空港の軍事利用優先が定められているのはなぜか。
答弁:武力攻撃がまだじっさいに起こっていなくても、武力攻撃が予測される状況であるならば、日本の防衛の観点からできるかぎりのことをするということ。

質問:ACSA(日米物品役務相互提供協定)では自衛隊と米軍が 食料、水、宿泊、輸送、燃料、施設の利用、弾薬などなどを相互に提供できるようになるわけだが、緊急事態で急遽対応できるのか。
答弁:有事の時スムーズに実行するには、普段からの訓練が必要だ。

ふだんから米軍に弾薬まで提供する訓練をするというのです。平時から自衛隊と米軍の一体化がさらに進み、アメリカの戦争に日本が巻き込まれる危険がますます高まるのではないでしょうか。

さて、以下、緊急アクションの提案です。

☆ 金曜日から日曜日中に、「武力攻撃事態特別委員会」のメンバーと各党本部(特に自民党、公明党、民主党)に、審議続行するよう要請するファックスを集中させましょう。来週の衆議院通過の前に、強く働きかけましょう。

特別委員会メンバーの連絡先、党本部ファックスは以下。
★★「名簿一覧」
 自民党本部FAX:03-5511-8855  
 公明党本部FAX:03-3225-0207  
 民主党本部FAX:03-3595-9961

☆メールでアクションを各方面に呼び掛けてください。
 全国各地からファックスを送りましょう。テレビで放送されていないので、議員たちは国民が何も知らないと思っています。みながチェックしていることを知らせましょう。

 「何にも明らかになっていない、こんなに危険な(大事な)法案をこんな審議不十分の状態で採決しないでほしい」に類した短い文面、強いメッセージをできれば鉛筆、マジックなどで手書きして送ってください。 

 相手の感情、相手の信義に訴えるようなものを優先してください。細部にわたる細かな指摘は二の次。多くの個人からファックスが来たという実感を与えることが大切。継続審議を求める切実な思いを伝えましょう。

 以下、短いメッセージの例をリストアップしますので、これらを参考に自分の関心にあるものを自分のことばで書いてください。リストを羅列することのないようにお願いします。

 ●インターネットで審議の様子を見て驚いた。こどもの将来が不安だ。もっと議論してほしい。
 ●こんなに重大な法案がテレビなどのメディア、世論から見えないところで決まるなんて恐ろしい。国民にもっと説明してほしい。
 ●たくさん欠陥のありそうな法律。ちゃんと内容を吟味して、国会議員の責任を果たしてほしい。公聴会も開かずに審議打ち切りなど言語道断。
 ●もっと議論してほしい。将来の国のありかたを決めてしますような法案をこんなにいい加減な審議だけで決めては困る。
 ●立法機関の責任を果たしてほしい。できないなら税金を返してほしい。
 ●アメリカにやりたい放題にさせるためのものに見える。ちゃんと歯止めをかけてほしい。日本をアメリカに売らないで!
 ●イラクでアメリカがやっていることの非人道性を見れば、アメリカについていけば何とかなるという考えが間違いなのは明らか。日本が憎悪の的、テロの標的になるのが恐ろしい。
 ●政府の間違いをしっかりチェックするのも与党の責任のはず。国民を騙してこんな法案を通したら、歴史に汚点を残す。
 ●政府や与党と安易に協定を結ぶのでは、「政権を担える責任ある野党」の資格はない。しっかり内容をチェックして民主党の独自色を出してほしい。
 ●国民保護法案には、国民の協力は「自主的」とあるけれど、協力しないときに罰則規定がある。それなのに政府はいかにもそうしたものがないがごとく答弁している。そんな政府のごまかしを追求しないのはおかしい。 
 ●こどもや孫が生きる社会が戦争準備のために変容して行くのが恐ろしい。
 ●「緊急時だから人権が制限されるのはやむを得ない」という論理を安易に認める雰囲気にしっかり歯止めをかけてほしい。
 ●この国民保護法案では、高齢者やこどもへの具体的な配慮はない。これではぜんぜん保護の名前に値しない。
 ●学校で愛国心がこれからもっと押し付けられるのか。ぜったい許せない。
 ●戦争ができる「普通の国」なんかになりたくない。
 ●緊急の事態には緊急の対応が必要だからと、民主的なプロセスを軽視したことがまかり通りそう。また、本当の武力攻撃事態ではなくて、「武力攻撃予測事態」から、自衛隊や米軍の活動が最優先されるのはおかしい。
 ●平時から訓練が必要だと言うが、不必要に仮想敵国を作り出し、他国に脅威を与えて危険のないところに危険を作り出すことにはならないかを、しっかり議論してほしい。
 ●アメリカに弾薬まで提供することを許す法案は憲法違反なのは明らか。それによって日本の安全が確保されるどころか、アメリカを憎悪する世界中の勢力から標的にされ、日本人の命は大きな危険にさらされることになる。
 ●民主党の要求が表面的に認められれば、具体的に中身がどうでもいいと言うのか。そんないい加減な党には票は入れられない。
 ●委員会の政府答弁を見ていると、人権が守られる気配はまったくない。見た目は用語などがソフトだが、際限なく戦前の国家総動員法に近いものだ。もし「そんなことはない」というなら、ひとつひとつ示してほしい。
 ●戦争などの緊急時にはしっかりした法律があっても、権力の乱用が心配されるもの。法律は最大限、権力を制限するものでなければならないはず。法治国家であることを示してほしい。


☆各テレビ局に、こんな重大な法案を取り上げないのはおかしいとファックスと電話、メールで働きかけてください。
 →こちらから

☆チラシをつくって、みなさんにお知らせしてください。
各種チラシはこのサイトから自由にダウンロードして印刷できます。


衆議院を通過しても参議院があります。でも、ここで今少し大きなうねりを起こせるかどうかが決定的な意味を持ちます。動くのは今です。

国民保護法案ウォッチャーズ
文責:今村 和宏

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: