第1話 2006.7.25 成田発!


第一話 

! NARITA NARITA NARITA !



(のりか姫:記)

成田ではあのマーメイドを『搭乗させることはできません』とJALの職員。
版画家の野田さんが「これを持っていかなきゃ、日本を出る意味が無いんだよ。」と
職員を脅し、
最後にはJALのお偉いさんまで出て来てのテンヤワンヤ。
マーメイドを乗せた機体が日本を無事飛び立った時、
日本人4人の目は涙目でした。
(2006年08月12日 10時03分57秒)



(とむぼ:記)

そうなのです!
最初は、深海人魚の運搬を、運搬会社にお願いしようと
予算を立てていただいたのですが、
あまりの高額に、呆然・・・
旅行会社の人に「人間より高いんですよ。参りました!」と言うと、

「楽器を人間のシートを購入し、乗せて行く場合がある。」
と教えてくださり、

一気に解決!!!
道は開けるものです。

工夫を凝らし、指定の大きさに箱を作り、
飛行機のシートを2席購入しました。

が・・・

成田にて、(のりか姫)書き込みに戻る。

・・・・・

でも、皆さんの粘り強いプッシュと、
マルーチの市長さんが書いてくださった、
「招待」や「寄贈を喜んでいただきます。」
という内容のサイン入りの書類が、
とても効力ありました。

その後は、順調。
飛行機会社から、1シートを余分にいただき、
なんと悠々3シートを独り占めで、
深海人魚さんは、海を渡ったのです。

私はといえば、

過労による、足の傷みが激しく、
ホイールチェアのお世話になり、
皆さんに押して頂きながら、
とても楽ちんに、飛行機に乗ることが出来ました。

(*^_^*)

私は、折角早く着いたのに、
このすったもんだで非常に長い時間を使い、
なんだか皆の足を引っ張ってしまったと感じ、
落ち込み気分でしたが、

皆、
「普通じゃ出来ない体験が出来たよ!」
などと言ってくださり、
素敵な仲間との出発の予感に、
胸が熱くなる思いがしました。

追記・
私たちは、成田以来、アクシデントに合うと、「ナリタ」と言い、笑い合います。


第2話へ

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: