Nov 8, 2006
XML
カテゴリ: 徒然・・





『陰翳礼讚』で谷崎潤一郎は和紙のことをこう記している。



穏やかに晴れたきょう、栃木路のもみじラインを通り、紅葉狩りを愉しんできました。

くねくねと道路は、山から山を上っては下り、下っては上り・・山々には

いま、まさに紅葉の盛りで赤や黄色の色さまざまに・・と歌にもあるように

美しい景観を見せてくれていました。

きのうの大荒れの空模様の影響で山のところどころに雪があり、この冬初めての雪を

見てきました。

塩原温泉から鬼怒川温泉、川治温泉を周るルートは、いま、観光シーズンで

平日のきょうも、クルマの列が続いていて・・

早めに出発した我々は、混雑に巻き込まれずに往復できました。

写真を撮ってきたので、また次の日記にUPします。


鬼怒川温泉郷に「花の宿松や」という旅館があります。

この旅館は女性にとても人気があるそうで

竹久夢二の世界がテーマになっています

大正ロマンを彷彿としたほのかな光が似合う宿。


谷崎潤一郎の小説の一部をふと思い出しながら・・

和紙を用いた障子の働きを

「側面から射して来る外光を一旦障子の紙で濾過して、適当に弱める・・・

 ピカピカ光るものを見ると心が落ち着かない」

日本人は、こうしてまばゆい外光を繊細な光に変え、

「夢のような明るさ」と感じたという・・

蝋燭のあかりのゆらめきとその下で闇に沈む漆器の金の美しさ。

日の光のもとではけばけばしい金蒔絵もまたたく灯りと

「合奏する無言の音楽の作用」をする・・と。


秋は、灯りが似合う季節・・

小さなオレンジ色の炎。

匂い立つようなやさしい季節の香り。

秋の夜長、蝋燭のゆらめきを見つめながらグラスをかたむけ

心のどこかにポッと炎が灯ったような穏やかな気分になれそう・・

夜も更けて、お気に入りの音楽を聴きながら、時だけが

やすらかに流れて・・



いつになく・・ちょっとロマンチックな気分で書いたかなぁ・・










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Nov 8, 2006 10:59:00 PM
コメント(12) | コメントを書く
[徒然・・] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: