スピリチュアリズムとは           ~霊的真理の普及のために~ 

脳と本能と心

脳と本能と心

現代の科学では、人間がいろいろな精神活動や思考をするのは、脳がある
からだと思っている。だが、死んで肉体とともに脳はなくなっても、生前と全く
同じように思考活動をしています。

ということは、さまざまな精神活動や思考は脳がするのではなく、霊体の中
でしているということになります。つまり脳は、霊体での精神活動の“受信
器”ということです。当然受信器が故障すれば霊体からの内容は送られてこ
ないことになる。これが、脳障害による精神障害と言われるものです。

霊体の中に心・思考・高度な精神が存在する――これを “霊の心(魂)” とい
う。われわれの思考の多くが、実は、霊的な世界においてなされているとい
うことなのです。

肉体の脳は、霊の心に対する“受信器”であると同時に、肉体に対しては
“コントローラー”の働きをしています。肉体に対して、自ら判断・指令を出
し、肉体の存続・維持をはかります。

われわれの肉体は、本能の欲求によって生命が維持されるようになってい
ますが、その本能は、脳の働きによってつくられます。本能はどこまでも、そ
の個自体のために存在し、その個体の維持をはかります。それゆえ本能の
方向性は、常に自分中心、自分のためだけのものとなります。

本能は動物にもあり、人間と動物の共通部分です。だから、人間がもし“霊
の心”からのメッセージを受け取れなかったり、また受け取ることができて
も、それを無視して本能の命ずるままに生活をすれば、霊的価値のない存
在(動物)と同じになってしまいます(本能的人間・動物的人間)。



2005.1.23


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