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徹夜明けの私を出迎えたのは、血走った目をした妻と息子だった。「どうしてすぐ帰ってきてくれなかったんだ父さん!何度もメールしたのに!」「落ち着きなさい、アンドレイ。任務中に私用メールなど読めるわけないだろう」今のところ、ユニオンともAEUとも戦争状態にはないが、西部に内乱の兆しがある。裏にいるのが「カタロン」か「アロウズ」か、情報が錯綜しており、ほぼ全ての兵が待機状態。この有様で、職務を放り出せるわけがなかった。「マリーもソーマも帰ってこないのよ」「2人で出かけたのか?」「いえ、別々に……それどころか、ソーマはマリーのふりをして出かけたらしくて」「何?」「昨日の昼間、ハプティズム兄弟の使いだって女の子が来て……ハレルヤに会いたいといって、出て行ってしまったんだ」「そして、それきり帰ってこない、と……」アレルヤ・ハプティズムは現在拘束中だ。弟のハレルヤ・ハプティズムにも同じ疑いがかけられているが、目下逃亡中。ただ表沙汰にはなっておらず、子供達にも私は伝えていなかった。それがこんな結果になるとは……。「使いの顔は覚えているか?」「まだほんの子供だった……ツインテールで、なんだか変わった喋り方をしていたっけ」「顔は?」「顔は……」「お前は士官学校で何を教わったんだ!」誰だ士官学校を2年制にしたのは。特徴ある髪型と口調に誤魔化されて、肝心の顔をよく覚えていないとは我が息子ながら情けない。「その子供も、何かの工作員かもしれん」「まさか……」「テロリストとして育てられる子供も、世界中にいる」そうだ。子供であることなど、何の保証にもならない。だがマリーはどうなんだ?私の娘も、まさか、テロリストの仲間に入っているというのか。ホリーは俯き、アンドレイはまだ成り行きが信じられないのか、ただ呆けている。そこに、ドアフォンの音と「ただいま」というどこか疲れたような声が、ピント外れに鳴り響いた。「マリー!」アンドレイが止める間もなく玄関に突進し、ホリーが逆に寝室に駆け込んだ。私は少し迷ったが、玄関の方に行くことにする。「朝帰りしてごめんなさい。なんとかアレルヤと会えないかと思って……」大して反省してない顔のマリーは、大きいトランクを引き摺って息を切らせていた。……とりあえず、他の気配はない。「兄さん、これ上に上げてくれないかしら。重くて……」「ああ……って本当に重いな!」「でもアレルヤならこれくらい平気よ?」他の男と比べられてむっとしたのか、アンドレイは(本当に重そうに)そのトランクを家の中に引き上げる。と、その瞬間、(意図的にロックを外されていたのだろう)トランクが割れ、中身がが転がり出た。マリー……と、同じ髪型をしたソーマが、マリーのコートを着て、その胸が……。「ソ」ソーマ、と呼ぼうとしたのだろうアンドレイが、シュポッという気の抜けた音とともにひっくり返る。マリーが手に構えたものは、あれは銃なのか?マリーは平然とした顔で私にそれを向け、次の瞬間、ホリーが私を突き飛ばすようにして私達の間に立った。しかしそれはほんの一瞬のことで、次の瞬間には私の足元に崩れ落ちている。マリーは躊躇わず3発目を撃とうとしたが、今度は私のほうが早かった。ホリーがとっさに私に渡してくれた銃で、マリーの利き腕を撃った私は、娘に「動くな」と命じる。痛みで銃を取り落としたマリーは、しゃがみ込もうとするも諦め、3つの死体を挟み私の前に堂々と立った。「ねえ父さん。双子条例ってなんのためにあると思う?」兇悪無比の殺人者は、真面目な顔でそんなことを私に問うた。「それはね、スパイ防止のためよ。同じ顔の、別の考えの人間がいたら困るからよ。随分浅はかだと思わない?背格好さえ少し似てれば、整形で誰でも別の人間に見せかけられるのにね」「同じ顔だから、ソーマを……妹を殺したのか?」同じ顔で、自分に化けたから殺したというのか。とても信じられなかった。しかしマリーは平然とした顔で、肩を竦める。「運が悪かったのよ。あの子も、「私たち」も本当に運が悪かった……。あの女の子が私を知っていれば、彼の元にソーマを連れて行かなかったのに。それ以前に、あの時家にいたのが、ソーマじゃなくて私だったらよかった。そうしたら私は1人で消えて、「貴方たち」に災いをなすことはなかったのに」「運が悪いって……それだけなのか?」「安心して父さん、ソーマを殺したのは私じゃないわ。ソーマを殺した人は、私に手違いをちゃんと謝ってくれた。大体彼に悪気があったわけじゃないのよ。私の顔を知らない使いを寄越したのだって、この家を巻き込まないためだった」マリーの、否、人の言葉とは思えなかった。私と同じものを見て、同じものを食べて暮らしてきた「家族」とはどうしても信じられなかった。「……何故私たちを殺すんだ」「ソーマ殺しを私のやったことにするためよ。せめて、兄さんがあの使いの子をみてなければよかったんだけど、まあ済んだことは仕方ないわ。大事なのはこれからどうなるかだもの」「これからって……お前の「これから」はどうなるんだ?」「私のことなんて、心配しなくていいのよ、父さん。大願成就まで生きていられるとは思わないし、きっと酷い死に方をするでしょう。でも、それでも構わない。この世界を変えられさえすれば、ね」「世界を、変える……」それは、双子条例や、里子制度や、連座制や、その他の不都合な掟に縛られたこの世界を壊すということだろうか。それだけなら私にも理解は出来る。しかしそれに、全てを擲つというのは、「正気の沙汰ではない……」「私からすれば、この世界が狂気そのものよ」そう言ったマリーの目は、どういうわけか、全く正気に見えた。「父さん。私を殺す気がなければ、おとなしく死んで頂戴。生き残りたいなら、構わないから私を撃って」「他に道はないのか?」「あるわけないじゃないの」そうだ、そんなものはない。私にできるのは、マリーを殺すか、当局に引き渡すか、どちらかだ。義理の娘とはいえ、妻と息子を殺したテロリストを、このまま逃がしたり匿ったりするほど、私の懐は深くない。頭を狙ったつもりだったが。何故か肩を貫いていた。マリーは撃たれるまで身じろぎもしなかったので、多分私が無意識にやってしまったんだろう。マリーはよろめいてドアに手を突くと、「痛い……一気にやってくれればよかったのに」と呻くようにいった。「どうせ死ぬんだから」私は死なせたくない。そう伝えるチャンスは二度と来なかった。ガラスが割れる音が響き、あっと言う間に炎が玄関まで雪崩れ込んでくる。私はその時になってやっと、これまで用心深く立ち回ってきただろうマリーが、銃を構えた私を相手に悠長に持論を語った理由を悟った。時間稼ぎだ。マリーが制限時間内に戻らなければ、社宅ごと焼き尽くす、最初からそういうプランだったのだろう。私を殺せないと踏んだマリーは、その瞬間、私とともに死ぬことを選んだ。命を捨てて「彼」とやらに追及の手が伸びるのを阻止したマリーは、あっという間に炎に包まれ、家具と見分けがつかなくなる。同じように焼かれながら、私が思い出したのは、養子にいくのを嫌がってむずがる小さいマリーの姿だった。ソーマ1人を養子にとることができたら、少なくともこういう展開にはならなかったはずだ。一体何を怨めばいいのか、と聞けばマリーはこう答えるだろう。「この、世界」
2009年04月24日
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「兄さん、マリーは?」「さっき出かけたが」ヴェーダ検定の試験を手伝って貰おうと思ったのに。冷たい。「オレが付き合うか?」「レベル4に受かったらお願いする」ヴェーダ試験というのは、世界中の情報を管理するスパコン、ヴェーダに接続する資格試験を指す。匿名で入れるのがレベル1。身元確認が行われるのがレベル2。レベル3から試験があり、レベル4では加えて性格・思考テストが、レベル5ではさらに加えて特殊な職業についていることが必要になる。(研究員や一部公務員などだ)レベル6になると、試験を受ける時点で3国全ての了承が必要となるくらいだ。兄さんは士官学校に入るために猛勉強してレベル3をとり、父さんと母さんは左官試験の前準備としてレベル4をとった。私はまだレベル3に合格していないが、マリーは学年で唯一のレベル4資格者だ。双子なのに、不公平だと思わないでもない。しかし自分に無いものを羨んでいても仕方ないので、自力で勉強することにする。「……」またひっかかった。私は小さく舌打ちする。私の成績はまあ中の上、レベル3は何とか取れるから医学学校には入れるだろうけど、レベル4をとって医師になる自信はとてもない。士官学校ならレベル3で卒業できる。(出世が頭打ちになるけど)マリーだって体力も運動神経も平均以上だから、やっぱり2人で軍人を選んだほうがいいはずだ。医学学校に進んだら、多分共倒れになる。なのに何故無茶をいうのか。ちょっとくさっていたら、兵舎の前に車が止まり、マリーが降りてくるのが見えた。運転席にいるのは、……どうやらアレルヤらしい。いい気なものだ、とつぶやいたのが聞こえたか、マリーは真っ直ぐ私の部屋に上がってきた。「ソーマ、美味しいケーキを買ってきたのよ。皆でお茶にしましょう」「今忙しい」「あら、私が教えてあげるわよ」マリーは機嫌よくいうと、自分のパソコンを素早く立ち上げた。ヴェーダの起動画面、……私は一瞬自分の目を疑った。レベル5だった。それは1秒に満たない間だったが、動体視力には自信がある。ヴェーダの資格掲示画面、それに映し出された文面は一見父さんのレベル4と大差なかったが、確かにレベル5とあった。一介の女学生に許される領域ではなかった。「で、どこがわからないの?」「あ、ああ」どこか浮かれた調子のマリーは平然と私に問うたが、正直私は、目の前にいるのが姉の姿をした別人のように見えた。それから数日後、アレルヤが当局に逮捕された。私には、何故そんなことになったのか全くわからない。マリーは半狂乱になってあちこち走り回っているし、父さんも母さんも口を濁してなにも教えてくれない。兄さんを問いただしたところ、「噂だが、政治がらみらしい」という返事で、一瞬目の前が暗くなった。私はアレルヤとも、弟のハレルヤともあまり親しくなかったからそっちはさほど心配していない。気になるのはマリーだ。アレルヤが政治犯だとして、マリーは果たして絡んでいるのか、いないのか?絡んでいたとすれば、いや、そう疑われれば、マリーも投獄されるし、父さんたちのキャリアも此処までだろう。それどころか、一家纏めて捕まることだってありうる。恋愛ならもっと無難な奴としてくれ、と言いたくてもマリーは連日、ろくに眠りもせず出かけるか、パソコンを弄っているかのどちらかだ。とても話しかけられる雰囲気ではなかった。そして十日あまりたったころ、1人の珍客が我が家にやってきた。どう見ても10歳程度の、声変わりも前の女の子だ。「こんにちはですぅ。スミノルフさんのお宅ですかぁ?」家にいたのは私と兄さんだけ。応対に出た兄さんは、自分の半分ほどの来客に目を白黒させていたが、私にはぴんと来た。まともな客ではない。ただの少女が、この家に来るわけがないのだ。「えーと、マリーさんにお会いしたいですぅ」「……君は、マリーの友達なのか?」比較的鈍い兄がちょっと身構える。が、少女は罪のない顔で、「お友達はハプティズムさんですぅ。ご近所さんですぅ」「そ、そうか」……アレルヤがハレルヤの使い。私とマリーの見分けが、つくだろうか?私は慌てて母の寝室に飛び込むと、マリーと同じように髪を纏め上げた。そして兄さんが余計なことを言わないうちに、玄関に飛び出す。「まあ、わざわざありがとう」「……え?」あっちいけ、と軽く肘うちを入れ、ちょっと膝を折って少女と視線を合わせる。「アレルヤのお使い?それともハレルヤかしら」「ハレルヤお兄ちゃんですぅ。ちょっと話があるから、来て欲しいそうですぅ」「お、おい」「わかったわ。急いで準備するから、待っててね」「……ソ……」「兄さん、ちょっと話があるの」私が何をしたいのかわからず、唖然としている兄をとりあえずリビングまで引っ張っていく。「マリーに化けてハレルヤの話を聞いてくる」「そいつは見分けがつかないのか?」「つく。一目でばれるが、それでいい。とにかく話をしたいんだ」「駄目だ、危険すぎる。政治犯の疑いがかかってる奴らだぞ?」「大丈夫だ。知らぬ仲じゃないんだから」ハレルヤは怒るだろうが、仕方ない。向こうがこっちを巻き込んだんだ。直接会って、思い切り文句を言ってやる!しかし、待っていたのはハレルヤではなかった。それは目を見張るほど美しい、しかしニュースで見慣れた顔だった。「ティエリア・アーデ……?」それは世界一有名なテロリストだった。
2009年04月23日
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「だから、私は軍人になるつもりなんてないのよ!」普段はおっとりした雰囲気のマリーが、えらい剣幕で怒鳴った。「恩知らず!」ソーマが負けずにやり返す。父さんも母さんもただ苦笑いして見ているだけだ。見ているしかない。この1年、家族が揃うたびに繰り返されてきたやりとりだからだ。「私は医者になりたいの!」「私は軍人になりたいんだ!」「私は人間に奉仕したいの。国に奉仕するなんて真っ平よ!」「長年養って貰ってその言い草はなんだ!」「私はイヤだって言ったじゃない!」「今更何を言う!」マリーとソーマは、オレの義理の妹だ。戦災孤児を比較的高位にある軍人の家庭で養育すべき、という法律によってうちにやってきた。父さんも母さんも士官だからか、双子の姉妹。最初は見分けがつかなくて困ったが、成長につれ性格の違いが顔に出てきて、今では家族や友だちに間違われることはまずない。そう、2人は性格が全く違う。姉のマリーはおっとりとして女の子らしくて、でも実はとっても気が強い。妹のソーマははきはきして男の子っぽくて、でもマリーに比べると気が弱い。……それでも平均からはずっと勝気だが。マリーは学業の成績が非常によく、ソーマは運動能力が高いので、本来なら「医者と軍人」に進路志望が分かれるのも問題ない。しかしもう一つ、2人の人生を縛る法律がある。俗に、「双子条例」と呼ばれている。一卵性双生児(や三つ子や四つ子やそれ以上)は最低でも18歳までは同じ家庭に育ち、その後も同じ進路を取らなくてはいけないという人革連特有の法律だ。何故こんな法律が作られたかというと、富国強兵のため出産が奨励され、排卵薬他の多用により双子の出産率が非常に高くなってしまったことに由来している。ちなみに現在、人革連の平均年齢は30歳だが、これは子供の多さと長引く戦争による大人の少なさの両方が影響している。そして保護者をなくし、施設や里子扱いとなる子供達はおよそ5千万人に達している。そして我が妹達は、自分が希望する進路に進むべく、泥仕合を続けているというわけだ。うちは父も母も兄であるオレも軍人だし、里子が軍人以外の道を選ぶと養育費を国に返還しなければならないシステムだから、2人には軍人になって欲しい。しかしマリーは4vs1でも全く引かなかった。そもそも「双子条例」なんて気にしてないんじゃないか、とオレは薄々疑っている。なぜかと言えば、幼馴染のカレシという奴が、野党の議員秘書(ほんの駆け出しだろうが)をやっていて、その雇い主が色々な条例にけちをつけているからだ。ソーマは反抗期なんて知らん顔で今でも父さんにべったりだが、マリーはどちらかといえばませていて、子供の頃から同じ養護施設にいたというそいつと付き合っている。オレはその男のことをよく知らない。ソーマに聞いたところ「あんな奴は知らん」とにべもなく吐き捨てられて、それきりだ。双子だからといって、同じ相手に同じ印象を抱くとは限らないらしい。軍属揃いで、家族全員が揃うことは稀で、顔を合わせれば進路の話で荒れてばかりいたが、それでも我が家は平和だった。今では過去形でしかない。
2009年04月21日
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(やあリボンズ、お目覚めの気分はいかがかな?)「その声はリジェネかい?」(そうだよ、君の聖なる裏切り者だ)「聖なる道化の間違いだろう。それでこれはどういう趣向なんだい」(此処は僕らの母体、ヴェーダの中さ。ティエリアが例の純正種君を仲間に救出させるべく躍起になってる間に、僕がこっそり君を引き入れたというわけだ)「……確かに君は裏切り者らしい。君の目論見がどうあれ、彼は君の独断を快く思わないだろうな」(そんなの関係ないよ。もうティエリアは眠ってしまった。後数年は起きてこないだろうね)「それで、代わりに仕事をしてくれる人が欲しくなったのかい?馬鹿馬鹿しい」(でもいい話じゃないか。僕は何も口を挟まない。世界は君の思うがままだよ)「……ひょっとして本気なのか?君は何のビジョンも持たぬまま自分の計画を推し進めたのか」(僕の計画は初めから、僕のイシュタルたる君を絶対の指導者として打ち立てることだよ?刹那・F・セイエイは当分人間社会に戻ってこない。ティエリアは人間に慣れ過ぎて、ヴェーダにはなりきれない。どうだい、僕のお膳立ては)「……イシュタル、ね。ルシフェルと呼びたいんじゃないかい、本音では」(わざわざ言い直すほどの差はないよ。金星は災いの星。素晴らしい存在だけど、人間は月のように、ちっぽけでわかりやすい存在のほうを好む。僕の可哀想なティエリアとか、さ)「可哀想かい、彼は」(僕はティエリアを哀れんでいるけど、愛してはいないよ。僕が愛しているのは君だけさ)「……それは逆だろう。君が愛しているのはティエリア・アーデ、君の分身だ。僕のことは哀れんで、蔑んでいるだけだ」(そんなことはないよ。それは君の思い過ごしだ)「ティエリア・アーデは哀れだ。それだけは同意する。でも、僕は」(彼が羨ましい?)「冗談じゃないね。僕は彼のようにはならないよ。だから君も、僕を彼の替わりにしようとは思わないことだ」(そんなに深く考えなくてもいいのに)「煩いね、僕も眠るとするよ。もう起こさないでくれ」(寝てたって、君の思い通りにはならないよ)「そうとも限らない。世界なんて全くあてにならないんだ」(これが最後のチャンスかもしれないのに)「それでも、僕は」(それでも君は、自分だけの意地を貫いて消え去るのかい……それを寂しいとすら思わずに。僕はそんな君を哀れんで、蔑んで……でも愛していたよ。僕は君に本当のことなんてなにも言わなかったけど、これだけは本当なんだ)
2009年04月20日
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「刹那はきっと、オレなど忘れて幸せ掴めと言いたいのよ。昨日言ったとおり、トレミーは準備が出来次第木星に飛び立つわ。地球に戻るのは、10年後、いえ、もっと先かもしれない。抜けるなら今のうちよ?ラグランジュでも仕事はあるんだし」「で、でも、それならミレイナは?」私よりミレイナの方が若い。このままトレミーに乗っていたら、貴重な10代の日々を全て戦艦の上で過ごすことになってしまう。だが、「ミレイナはアーデさんがいるからいいですぅ」ミレイナはあっさり答えた。……でも、「でも、ティエリアは……」「全く問題ないですぅ。ミレイナがいなくなったらアーデさんが困りますぅ。それで十分ですぅ」そう言われると否定できない。ミレイナだって、自分で志願して此処にきたんだった……。「……私、どうしよう」トレミーに志願したときは、私も、生きては降りない覚悟だった。だけど、刹那にふられて、ライルまでいる船に10年缶詰?それはちょっと嫌だな。クルーと顔を合わせ辛いから降りたいなんて、パパとママに申し訳ないけど……。「まあ、ゆっくり考えなさい」スメラギさんとそういうと、私とミレイナを部屋から追い出した。「い、痛たたたたた」「大丈夫ですかあ?」頭が痛くて目が醒めた。部屋に帰ってまた飲んだのがまずかったかな。「きょ、今日中にこのプログラムを組まないといけないのに……」「酔っ払いに出来る仕事じゃないですぅ。帰って寝てくださいですぅ」「で、でもスメラギさんが」「あの人には文句言わせないですぅ」それはいえる、と思ったので、私は有難く早退させていただくことにした。「あ」「……」一瞬、しまった、と思った。格納庫の中をわざわざ覗いただけでも余計なのに、刹那がいたからってつい声に出た。暫く顔を合わせたくないと思っていたのに。刹那はちらりと私のほうを見ると、すぐに視線をガンダムの方に戻す。ちょっとかちんときて、それからちょっと刹那と話したいな、と思った。未練、かな……。「あ、あの、おはよう」「おはよう」刹那はこっちを見ないまま答える。でも別にばつが悪くて、とかじゃない感じ。上の空というか、私に構ってる場合じゃないというか……。「刹那……ひょっとして、何か悩んでる?」「……」図星みたい。「私に、何か役に立てることなんてないかな……?」刹那は私にあまり関心がないかもしれないけど、私は刹那が好きだし、何かしてあげたい。でもやっぱり駄目かな。刹那って、何でも自分で解決する人だし。「実は……迷っている。結論が出ない」「え」心臓が跳ね上がった。刹那が迷いごとを相談してくれる、ってことにも驚いたけど、声があまりに真剣で、一瞬息が詰まった。「オレはこれから、エクシアと00、どちらに乗るべきだろうか。いや、わかっている、機体性能は00が圧倒的に上だ。しかし先日の戦いで確信した、エクシアはやはりオレの運命の相手だ。ともに最期を迎えるなら彼女がいい。しかし00にも情はある。乗り捨てる気にはなれない。それはエクシアで懲りた。それに、00はやはり0ガンダムの面影がある……オレ自身、それが嬉しいのか疎ましいのかわからない」「え……ええと……」それは……そういう相談をされても……。っていうか、パイロットが愛機を女性に例えるというのは聞いたことあるけど、実際言われるとちょっとその……。性能面から00を押せばいいの?それとももっと気の利いたことを言うべき?刹那はそれでも5分くらい私の返事を待ってくれたけど、結局、「……最新型に乗るべきだと思う……」としか私はいえなかった。刹那は「そうか」としか言ってくれなかった。なんか酔いが吹っ飛んだので、ブリッジに戻ってミレイナに今の話を聞かせてみた。「ミレイナ……どう思う?ガンダムを彼女とか、面影がどうとかって」ミレイナはあっさりと答えた。「別に普通ですぅ。アーデさんの本妻はセラヴィーですし、ストラウスさんはケルディムを「かわいこちゃん」って呼んでたですぅ」「……アレルヤは?」「パーファシーさんがピーリスさんだった頃、よくアリオスに相談に乗ってもらってたですぅ」「…………沙慈は?」「整備しながらオーライザー相手に愚痴ってたですぅ。あと、ケルディムをけろっぴ、セラフィムをエリザベス、アーチャーをぬこみみさんって呼んでたですぅ」「……………………ラッセさんは?」「エクシアをいい女だって褒めてたですぅ!」「……スメラギさん、色々お世話になりました。やっぱり降りさせていただきます」「え?……本気で?」
2009年04月13日
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「あ、またふられたですか」「またとはなによ!」私は酒の勢いに任せてサイドテーブルをひっくり返した。ミレイナがわあ、とか言い、スメラギさんがため息をつく。リンダさんは、なんだか笑ってるみたいだ。「べ、別に告白してもいないのに……向こうから呼び出してきて、「すまない、オレにその気はない」よ?酷いと思わない?」うん。私は絶対悪くない。ちょっとだけ期待したけど、期待させたほうが悪い!「でも、仕方ないですぅ」ミレイナがしたり顔で言った。「こんな狭い共同体で目移りしてたら、そりゃお断りされるですぅ」「目移りじゃないわよ!ライルのことはもう吹っ切ったし!」「でもよろしくないですぅ。男心は繊細なんですぅ」「と、年下のくせに……」まあまあ、とスメラギさんがフォロー?に入った。「そもそも私、ロックオンのことも刹那のことも報告を受けた覚えがないんだけど。そもそもどうして好きになったの?」「……スメラギさん、それはセクハラです」「いや公衆の面前で振られた報告をしておいて、今更それはないでしょう?」「そうそう、この際すっきり吐いてしまいなさい」う。この人たち、絶対酔ってる。スメラギさんは禁酒中とかいってジュースを飲んでるけど、絶対影で飲んでる……!「ロックオンは……パパとママのことで泣いてるとき、慰めてくれて、それで」「え、彼が?なんだか意外ね」「違いますよスメラギさん、ライルじゃ……」「ああ、あっちのほう?」し、しまったぁぁぁぁ!「あっちのほう」は話さなくてもよかったんだ!私は思わず(いつの間にか誰かが起こしていた)テーブルに突っ伏したが、スメラギさんは「なるほど、それで今のロックオンも好きになったわけね」……理解力が高くてありがとうございます。「で、刹那のほうは?こっちは本当に気づかなかったけど」「もういいじゃないですか……」結局駄目だったのに、穿り返さなくても……。「一度に済ませたほうが楽ですぅ。歯医者と一緒ですぅ」歯医者は嫌い。「……イノベイターと戦う前の決意表明で、なんかいきなり刹那っていいなって思って」「うんうん」「……それだけ」「「「は?」」」三方から呆れたような声が聞こえた。ふん、いいですよ。どうせ簡単な女ですよ。「それだけなの?」「だって、もう死ぬかな、と思ったし」「つり橋効果?」「……そうかも」それでもいいじゃない。これで人生おしまいかな、と思ったら、なんか華やかな1ページが欲しくなったのよ。それで、刹那のところにお花を持っていった。……後から考えたらあれかなり嵩張るからタイミング悪かったかも知れない。でもあの時、とっさにプレゼントできるもの他になかったんだもの!身に着けているものをあげるとか、憧れるけどそういう関係じゃないとひかれそうだったし!「なるほど、刹那がわざわざ貴方を振った理由がわかったような気がするわ」「え?」思わず顔を上げると、スメラギさんは優しいような冷たいような、ちょっと距離を感じる顔でこう言った。「貴方、トレミーを降りなさい」
2009年04月13日
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4巻のパッケージ、ティエリアとリジェネとデブガン2体!かっこいいよ、かっこいいけど何故4巻なんだ。この組み合わせなら8話収録の3巻じゃないのか?1巻刹那、2巻ライル、3巻アレルヤで4巻がティエリアなら納得なんだけど、何故か2巻がアレルヤで3巻がライルなんだよな……。3巻はアレルヤファンもティエリアファンも表紙を熱烈希望していたのに、わざわざライルにするあたりに大人の事情を感じる。表紙とコメンタリーも、普通はあわせてくるのにわざと外してくるし。一緒にするとそのキャラのファンしか買わないと言いたいのか?出番がちゃんとあれば全部買うわい!5巻は沙慈とルイス、7巻は刹那とリボンズだろうけど、一番売り上げがやばそうな8巻は誰が表紙を飾るだろう。本命・ブシドーとビリー。(表紙買いが狙える)対抗・セルゲイとアンドレイ。(この巻の主役)大穴・リヴァイヴとヒリングとブリングとディヴァイン。(1期のトリニティポジション)後はCBメンバー全員か、留美と紅龍とネーナかな。セルゲイとソーマにして、「3巻はマリー」とか言わないよな、まさか。なんつーか、監督の良心というか良識をもう欠片も信用できないんだけど……。
2009年04月10日
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「グラハム・エーカー……それで、どうして死にたいなどとねちねち呟いていたのかしら?」奥ゆかしい外見にそぐわぬ、率直な物言いに私は一瞬耳を疑った。だが、エクシア嬢は真っ直ぐこちらを見据えている。これは誤魔化せる相手ではない、と私は腹を括った。「戦場で二度、死に損ねたからです」「死に損ねた?」「勝つか、負けて死ぬか、どちらかしかないと心に決めていた。なのに死ねなかった」「でも、生きてさえいれば……」「勝ち逃げされたんですよ、しかも二度も」あの時もあの時も、もう次はないと思いつつ挑んだのだ。それでもこの悪縁を断ち切ることは出来なかった。無理を通して正規軍に復帰したとして、アロウズを潰したCBがもう動かなければ、一体私はどうなるのだ?どちらにしろ、生きたまま朽ちていくだけのことではないか。既に燃え止しの私には、この熱情を燻らせたまま生きていく自信がない。「貴方は「非常の人」ですね、グラハム・エーカー。平時には生きられない」「昔は、そうでもなかったが……」あの日、あの青いガンダムを見たその時から、私の中の何かが狂い始めたように思う。今はただ、ガンダムが恋しい。エクシア嬢は、じっと私を見つめたかと思うと、ふいに笑いながらこう言ってのけた。「ではいっそ、ソレスタル・ビーイングに入ってはどうですか」「……何……?」何がどうしてそういう結論になるのか。私は凍りついたが、彼女は罪のない笑顔を浮かべたままこう続けた。「貴方の価値観は軍人のそれではない。むしろ「あちら側」に近い」否定することはできなかった。「もはや軍人ではない」ことは、自分でも薄々気づいていたからだ。それにしてもCBに入れとは。「だが私は……道を違えることは」「では退きますか?それともこのまま竦んでいる?貴方は、このままでは先に進めないと困っているんでしょう?」否、それは違う。道がなければ作ればいい。これまでそうやって生きてきたのだ。ただ、今度ばかりはそうやって我を通す意味があるのか自信がなくて、背中を押してくれる手が欲しくて此処に来た。そして出会った天使が何故、横道を指し示す?それではまるで、まるで……。その推測は、私の目の前を黒く塗りつぶした。「まさか……ソレスタル・ビーイングの構成員か?」彼女は晴れやかに笑った。「だと言ったら?」それは。決まっている。迷うことではない。「……ご同行頂こうか」私が利き腕を差し伸べると、天上人は軽やかに身を翻した。「ご安心なさい、私は捉えられない。だって、私のほうが強い」「ガンダムの搭乗員とでも?」「当たらずとも遠からず」手が届かない位置に下がっただけなのに、声は不思議と遠く響いた。いや、それは錯覚で、彼女は既に私の視界すれすれに距離をとっている。「さよなら、グラハム・エーカー。もうお会いすることはないでしょう」「待……」そして、私は見た。私の運命を定めた、あの青いガンダムが飛び去るのを。「……」あのガンダムに乗っているのはあの少年か、それとも先ほどの……。何れにせよ、今の私にあれを追うことはできない。「退くか、進むか、留まるか、逸れるか……否」顔が歪むのを自覚した。おかしい。なんて馬鹿なんだ、私は。四択だと?選択できた立場なのか、私は?「他の道などあるものか……!」私にはもう、1人の味方もいない。パイロットとしての名は、既に泥に塗れている。正規軍に戻るにしても楽ではないだろう。「それでもだ、ガンダム……!」どんなに道が厳しくとも、私は返り咲いてみせる。エースの座を取り戻し、ガンダムと戦う。それが唯一の私の道だ。他の生き様はないし、死に様もない。「この地に眠る全ての友に、今一度誓おう。私はガンダムと戦う。世界がどう変わろうと知ったことではない。この命が砕け散るまで、この身を悪鬼と化して……!」天上人の置き土産を一輪抜き取ると、私は身を翻した。生きたままこの地を踏む日は二度とこないと、何処かで理解していた。
2009年04月07日
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「ごめん、グラハム。僕はやっぱり彼女が好きだよ」女性のせいで友情が壊れるとは、我ながら情けない。平日だからか、軍用墓地に参拝客は私しかいなかった。風は温かく、もう届かない空は、目にしみるほど青い。今一度、何とかして飛べないものかと思うが、心は既に地の底に埋められているような錯覚に陥っている。……否、錯覚だと思えるまでに5年もかかったのだ。この身はまだ地上にある。地上にあってただ、何処にも行けぬ己が素性を哀れんでいる。「私も、腹を召すべきだったのだろうか……」「それは、亡くなった方々に失礼ですわ」澄んだ声が、私は現実に引き戻した。全く気配を感じさせず、私の後ろに立ったのは、眩いほどに美しい女性だった。漆黒の髪を棚引かせ、瞳に覇気を輝かせ、白いドレスを身に纏い手には黄色い花の花束を重たげなほど抱えている。私の目には、羽を隠した天使に映った。もし片桐との喧嘩を引き摺っていなければ、迷わず跪いて愛を乞うていただろう。一瞬不可視の槍に五体を串刺されたような気がしたが、私はなんとか言葉を搾り出した。「フラッグファイターの関係者ですか?」「面識はありません。でも、一度来てみたかったものですから……」当然のように花束を手渡され、私は不躾な真似をしないよう気をつけてそれを受け取った。「感謝します」私の素性を知っているということだろうか、と思いながらも名乗る。「元オーバーフラッグス隊長、グラハム・エーカーです」美しい人は少しだけ考えて、こう答えた。「……エクシアとお呼びください」それが本名であれ偽名であれ、まことに美しく彼女に似つかわしい名だったので、私は非常に満足した。
2009年04月06日
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刹那「オレが女なら、ガンダムシリーズ初の試みか?」ロックオン「多分そうだろう」アレルヤ「でもバンダイが許可しないんじゃないかな……タオツーもドライも売れなかったんだよね?」ティエリア「いや、その2体が売れなかったのは別の問題だろう。ピンクの何が悪いのかわからないが」ライル「それより、メインが女で男が3人って萌え系ロボットアニメみたいじゃねえか?」ロックオン「年上の美人双子姉妹か」アレルヤ「なんだか3人とも食べられてそうだね」ティエリア「下品な裏設定を予測するな。それよりメインヒロインもバトルヒロインも24歳というほうが課題だ」ライル「オレなんて女スパイ設定か?」刹那「唯一の堅気出身がバトルヒロインか。普通はないな」アレルヤ「僕なら強化人間ヒロイン。王道だね」ティエリア「それより、ソーマ=マリーと荒熊親子の性転換のほうが問題だ」ライル「美少年の部下を寵愛する初老の女と、それに反発する娘か」刹那「……濃すぎるな」ロックオン「やっぱり2期は脇に回されるな、お前……」ティエリア「やはりオレしかないか」ライル「性別疑惑のあるヒロインか?」刹那「性別があるか疑われるヒロインだな」ロックオン「俺僕私で恋愛対象が違うヒロインと言われそうだな」アレルヤ「普段ツンツンでいざとなるとよく泣きますって、男だからまだ許されたと思うんだ、僕は」スメラギ「トリニティを3姉妹にしたほうがいいと思うわ」全員「1人余るから却下」
2009年04月03日
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エイプリルフールネタ、最終回で切れた勢いで前倒してしまい、落ち着いてから書いた話は「虚偽」の話だけどこういうの違うよな本当は。つかロックオンがでないロクティエとか、アレルヤが出ないアレマリとか、ライルが出ないライアニュとか、ティエリアが出ないティエミレとか、そんなのばかり書いてたのにちゃんと出たよ!リボヒリなのにリボンズ様が出た!これまでになく普通じゃん!多分。そういえばミンが出ないミンソマ書こうとしたこともあったな……改めて並べてみると大分歪んでいる。00には色々がっかりさせられたんだけど、未練がありすぎて足が抜けない。困ったもんだ。……いっそ諦められたら楽なんだけどな……。
2009年04月02日
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「うーん……」朝のニュースで流行の再チェック、クローゼットの前で熟考20分、お化粧して、鏡の前で最終チェック。右見て左見て後ろ見て、アホ毛一本ないことを確認してから帽子を被って、角度にも拘って今日もありえないほど可愛いよねあたしって!「いよっしゃあ!」出撃準備完了。「リボンズ、お土産何がいい?」「君に任せるよ」「任されました!」リボンズは携帯をみたまま答える。何時ものことだし仕事だから気にしない気にしない。「今日中に帰るからね」ひらひらと手を振ると、リボンズはこちらを見ないまま振り返しててきた。リボンズが世界の指導者の座から叩き落されて、一体何年たっただろう。ヴェーダの中に閉じ込められていた時間が長すぎて、その辺の感覚は大分曖昧だ。リボンズが一人で仕切ってたときは何でもぽんぽん話が進んだのに、今はリジェネ・レジェッタとティエリア・アーデの合議制。この際合議制でもいいけどさ、あののらくらのリジェネと、煮え切らないティエリアの組み合わせってあんまりじゃない?いい加減存在を忘れられてるんじゃないかって時になって、「能力を人間並みに調整、ヴェーダから切り離した固体に入ることに同意するなら、独立を認める」という結論が出たんだけど、あの無口なブリングが「……そんな当たり障りない結果を出すのに、これほどかかるのか……?」と愚痴ったことは多分忘れない。まずアニューが、あのなんか恥ずかしいコードネームのマイスターと人生やり直すために、あっという間に出て行った。次にブリングが、昔の伝手とやらを頼ってCB復帰を決め、ディヴァインがそれに同行。リヴァイヴは、元アロウズの上司の縁で正規軍に入った。……まあ、あたしもさ、誰かに頭を下げて何処かに行くことを考えなかったわけじゃないけどさ。あたしがいなくなるとリボンズが一人ぼっちになっちゃんだよね。リジェネたちが特に冷遇してくれたってわけじゃないけど、やっぱり一度は袂を別った仲。リボンズは物凄く居辛かったはずなのに、それでも人間社会に戻ろうとはしなかった。かといってすることがあるわけじゃない。リボンズが暇つぶしに小説を書き始めて、それをリジェネが勝手にネット上に流して、なんか気がついたら100万人くらいの人間がそれを読んでた。それを知ったとき、リボンズが久しぶりに笑ったんだよね。多分、自分が人間の興味をひけたことが嬉しかったんだと思う。ティエリアが適当なペンネームをつけて、リボンズの小説を有料でも読む人が大勢いることを確認して、ネット小説家ならあまり人間と関わらなくても生きていけるよね?であたしたちはヴェーダを追い出された。このアパートを借りたのはティエリアだけど、今の生活費は全部リボンズが自分で稼いでる。あたしは一応家事なんかして、後はリボンズの素材探しのためにあちこち出歩いてる。「んー……」面白いのか?これって。この春一番の話題だというミュージカルを見ながら、あたしは首を捻った。あたしは映画とか舞台とか、正直全然ぴんとこない。買い物とか、ご馳走を食べるのは好きだけど。リボンズが書いてる小説もよくわかんない……けど全部読んでる。読んで悲しい気分になる。なんか、思想的というか、政治的なものがかけてるんだよね。本当はそういうのこそ書きたいだろうと思うんだけど……書いたら間違いなく「検閲」に引っかかる。それが嫌だから、初めから抜いてる。それが、あたしは悲しい。現実に手を出せなくなって、架空の世界の王様になって、そこですら自由に振舞えないなんて。今では1億の人間が有難がって読むリボンズの小説は、妥協というブレーキがかかったシロモノにすぎない。でもあたしにはなんにもできない。リボンズが飽きられないように手を尽くすだけだ。「……ヒリング?」「え?」リボンズ以外に、その名前で呼ばれるのは何年ぶりだったろう。思わず振り向いたあたしは、一瞬目を疑った。「え?アニュー?」それは、随分昔に別れたきりのアニューだった。……だと思う。一瞬判定に迷うほど、彼女は変っていた。一言で言えば、年を食っていたのだ。そりゃ並の女より遥かに綺麗だけど、もう「若い女」とはいえなかった。「久しぶりね。変ってないわね」アニューはただの人間のように微笑み、あたしは無造作に頷いた。そして「……老けたわね」思わず口に出た。凄い実感があった。あれから長い月日が流れたんだ。「人間の」姿を変えるほどに。「その姿からして、大分粘ったようね」アニューは「老けた」と言われても怒りもしなかった。ただ淡々と、それを事実として受け入れている。「んー、……まあね」「今はどうしてるの?」「リボンズと一緒に暮らしてる」「そう。仲がいいのね」別にどうということもなかった。単に、「昔の仲間」とたまたま会ったから声をかけてみた、という平坦さだった。あたしやリボンズにとってはつい最近あったようなことだが、アニューにとってはもう過去の一部に過ぎないんだろう。「何処かでお茶でも飲まない?」「二人で?」「ライルと一緒なんだけど、ちょっと喫煙所に」……そっちはもっと老けてるんだろうなあ……。「ま、いいネタになるかもね」「え?」「なんでもない」あたしは肩を竦めた。そうか、これが現実ってやつなのか。「リボンズ、アニューと会っちゃった。ちょっと出てこない?」「……行かない」それだけで携帯は切れた。アニューはしようがない人ね、と言いたげな顔で笑っている。彼女はすっかり現実の世界の「人間」になっていて、ブリングたちもきっとそうで、あたしとリボンズだけが二人だけの半仮想の世界で暮らしている。困ったことにあたしはそれが嫌じゃない。嫌じゃないってことは間違ってないってことだよね、と思いながら、あたしは昔殺しあった男に、手を上げて合図した。
2009年04月01日
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デザートが思いのほか美味しかった(リボンズ様が強くて儚くて美しい)ので機嫌を直したら、食後のお茶が温くてまた「……」となった感じ。いや、だって、アロウズが悪として糾弾され、CBとカタロンがお咎めなしっておかしいだろ絶対!アロウズは明らかに「CB被害者の会」として発足していたのに……。主人公陣営勝ち逃げENDって感じだ。「水島と黒田は甘くないぜ!CB支持者は覚悟しとけ」と散々脅されてきたのは一体なんだったのかと。マンキンもハガレンも好きだったんだけどな……。結局「主人公が社会の敵」という設定を扱いきれなかったってことか?
2009年03月30日
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*エイプリルフール用に書いたので、そのつもりで読んでください。スメラギ「えー、それでは女性キャラ有志による打ち上げを行いたいと思います。皆仲良く、未成年はお酒を飲まないこと」ミレイナ「酔ったままトレミーを動かす人に言われたくないですぅ」スメラギ「いいのよ、私艦長じゃないから」ソーマ「よく落とされなかったな、この船……」カティ「だからCBに身を寄せる気にはなれなかったのだ」アニュー「あのう、マリナさんとフェルトさんが間合いを計ってますけど」スメラギ「……放っておきなさい。思い切りぶつかったら、友情が芽生えるかも知れないわ……」マリー「私もフェルトさんに喧嘩を売られましたけど、友情は芽生えませんでしたよ?」スメラギ「……ごめんなさい」ソーマ(なぜかマリーのせいのような気がする……)フェルト「高貴な血筋も絶世の美貌も音楽の才能も結局宝の持ち腐れでしたね。老兵は静かに去ってください」マリナ「でも、後を託す方もおりませんし……二度も脇役に振られた空気オペレーターが相手役なんて、刹那が笑いものになるでしょう?」フェルト「時々あるんですよね、メインヒロインかと思ったら途中でフラグが折れるって」マリナ「イベントをスルーされてもそこそこのスペックさえあればいいなんて、「ときメモ」の美樹原さんのように寛容な方ですね」フェルト「マリナさんは藤崎さんですね、幾らスペック高くても一番人気になれないっていうか、結構嫌われてる?」マリナ「ストーカー気質でも館林さんは人気ありますよね。一途で潔いからかしら?」フェルト「アスランとカガリ姫も潔く別れましたっけ」マリナ「ルナマリアは身近な相手だけど、フェルトさんは手近な相手ってところですね」ミレイナ「どちらも一歩も引かないですぅ!でも聞いてるほうはどんびきですぅ」スメラギ「書き手の悪意を感じるわ……」カティ「いや、公式の悪意だろう」ネーナ「ねえねえ、映画をやるって本当?」ルイス「あったって、死んだ奴は出られないわよ」ネーナ「ふん、今のメンバーでやるって保証自体ないわよ。また4年後って言ったら、平均年齢30歳いくんじゃないの?」アニュー「30代の仮面ライダーだって大勢いるんだから大丈夫よ。まだまだいけるわ、ライル……!」フェルト「主人公は25歳、ヒロインは……」ミレイナ「グレイスさん、甘いですぅ。若さが正義なら、映画版はアーデさんとミレイナが仕切らせて貰うですぅ」ソーマ「木星が舞台なら4年どころではないな」ヒリング「刹那は齢を取らない体になってるんじゃないの?妬けちゃうわね」カティ「いや、リーサは十代の頃はそりゃあ可愛かったんだぞ?若くてスタイルがよくて愛想がよくて、周りの男は大抵夢中だったな」スメラギ「その代わり、カティ以外の女性陣には嫌われてたけどね……やっかまれちゃって」カティ「……当時の渾名が、「童貞食いのリーサ」だった」スメラギ「酷いわ人の黒歴史を!自分が「干物女」と呼ばれてたからって」カティ「やっぱり貴様の仕業かー!」ルイス「童貞の何が悪いのよ!というか、結婚前に童貞を捨てる男なんて信用できない」マリー「ごめんなさい、実は沙慈さんとアレルヤと三人でよく……」ルイス「沙慈ぃぃぃぃぃ!!!!!」ソーマ「悪質な嘘をつくなぁぁ!」アニュー「そういえばヒリングは?」ミレイナ「あっちで王さんとトリニティさんと兄貴談義をしてたですぅ」ソーマ「……兄……」マリー「スミノルフ少尉のことでも思い出したの?」ソーマ「違うっ!民中尉のことだっ!貴様、中尉の仇とひっつくわ、CB入りするわ、少尉と和解するわ、勝手な真似ばかりして私の気持ちや立場を考えたことはあるのか!」マリー「ない」ミレイナ「断言したですぅ!」マリー「復讐なんて愚かなことよ。少尉を殺したって大佐は喜ばれないわ。それより、親子の絆を取り戻すことこそ本当の恩返しだと思ったの」ソーマ「本音は?」マリー「久々の娑婆だしとっとと済ませてアレルヤといちゃつこうと思って」ソーマ「ふざけるな私の最後の見せ場返せ!」ミレイナ「20話を見る限り、荒熊さんの本命はやっぱり息子さんですぅ。つか、万年反抗期の実子イラネ、無条件で慕ってくれる養子最高なんて人間の屑になってしまうですぅ」スメラギ「……言わないであげなさい」カティ「人生には幻想も必要だ」マリー「監督ってご家族と上手くいっておられるんでしょうか?」スメラギ「そっち方面にまで気を回すなぁ!」スメラギ「そういえば、2期当初、「コーラサワーは育休」説が流れていたっけ」カティ「子供か……映画があるなら考えてもいいな」マリー「外見父親似で中身が母親似、外見が母親似で中身が父親似、どちらでしょうね?」ミレイナ「どっちでもいいけどCBには入らないで欲しいですぅ。メカニック一同からのお願いですぅ」マリー「マリナさんは、子供がお好きなんですね」マリナ「そうね、政治より子供の相手をするほうが向いていると思うわ」マリー「私もアレルヤも子育てとか全然わからないし、子供が出来たら色々お願いしますね」マリナ「可愛いでしょうね、貴方たちの子供。きっと銀髪で金銀妖眼で二重人格でコードネームは堕天使系で覚醒するとチートで無双ね」カティ「何処の厨房が書いたドリキャラだ、それは」シーリン「黒髪と銀髪では黒髪の方が優性なのよ?マリナ」ミレイナ「だったらイスマイールさんよりグレイスさんが面倒を見るべきですぅ」フェルト「え?私?」ミレイナ「ド派手かつ珍妙な色彩センスも、ドリキャラのお約束ですぅ」フェルト「表出ろ」マリナ「そういえばいたのねシーリン」シーリン「そういうこと言う?2期が始まって早々利用価値を失った貴方を養ってやった私にそういうこと言う?」マリナ「まあ、実家が潰れて姉(貴分)の就職先に逃げ込んできた哀れな妹(分)をそんな風に思っていたの?」シーリン「貴方に元首の素質がなかったから、私の人生が歪んだのよ!最後まで付き合ってもらうわよ」ネーナ「なにそのべったべたな昼ドラ」ヒリング「昼ドラって大好き!ライアニュとか超面白かったあ、リヴァイヴは嫌がってたけど」アニュー「昼ドラって……私は私なりに真剣だったのよ?リヴァイヴには気の毒だったけど」マリー「私とアレルヤは昼ドラというよりジェットコースタードラマだったわね。それはともかくリヴァイヴさんには同情するわ」ソーマ「昼ドラは私も嫌いじゃないが、リヴァイヴとやらの立場には涙を禁じえない。というか他人事とは思えない」マリナ「いつの間にか話題が私たちから離れているけど……リヴァイヴさんはどんな酷い目に合わされたの?」ルイス「半身と男がいちゃつくのを見守るのが仕事のうち」ソーマ「ぐあぁぁぁぁぁっ!」ミレイナ「パーファシーさんとハプティズムさんもいっつも視覚の暴力をかましてくれてたですぅ。こっちから介入するのは大好きですけど、向こうからやられるのは真っ平御免ですぅ」留美「いいご趣味ですこと」ミレイナ「ありがとう最高の褒め言葉ですぅ!」フェルト「ねえねえリターナーさん、私ライルにキスされちゃったんですよ?」アニュー「ええ、聞きましたよ。ベッドの中で」フェルト「……あの男、後で殺す……!」カティ「なんだ、マナーの悪い男だな。寝物語に他の女の話か」アニュー「私、そういうの気にしませんし……というか、他の女性が欲しがらない男なんていりませんから」カティ「……ふん、半径100M以内の女に人気がある程度の男に、希少価値があるとでも?」アニュー「まあ、大きく出られましたこと……!」ミレイナ「ノリエガさん、リア充を捕まえたもの同士が張り合ってるですぅ。ぶっちゃけむかつくですぅ」スメラギ「……どうして私に話を振るのかしら?」ミレイナ「考えすぎですぅ」ヒリング「あはは、浮気を仄めかそうとして自滅してやんの!地雷女ってああいうのを言うんでしょ?アニュー」アニュー「ヒリング、地雷女っていうのは自分から地雷原に踏み込む人を指すわけじゃないわ。関わった男の人生をことごとく粉砕する、どこかのドランカーさんみたいな人を指すのよ」ヒリング「へえ。ハレヴィ準尉もそんな感じじゃない?」ルイス「アルマークの身内に言われる筋合いはない……!」スメラギ「いい気なもんじゃないのカマトトと耳年増姉妹が……!」フェルト「ミレイナ、手伝いなさい!」ミレイナ「勝手にしやがれですぅ。明日はヴェーダのアクセスランク上げ研修があるので、お先に失礼するですぅ」リジェネ「で、感想は?」ビリー「……」沙慈「ごめんなさい……僕が「あっちはどうしてるかな」なんて言ったばっかりにこんな白けた空気に……!」ライル「はは、女なんてこんなものさ。気にすんなよ」沙慈「そりゃ僕はルイスと姉さんでなれてるからいいけど、でも」アレルヤ「え?マリー、今から仕切りなおそうって?君となら何処にでもいくよ」ハレルヤ「お前、たまには男の付き合いを優先しろよ……」ティエリア「これが……人間か」グラハム「ナマモノに興味などない!愛おしいなガンダム!」刹那「オレは……嫌だ」ニール「絶望した!今わの際の台詞がネタ扱いされている現状に絶望した!」リント「ドンマイ☆」全員「お前が言うな」刹那(いや、ロックオンじゃなくて波乱万丈だったんだが)ティエリア「何もいうな。言わなくてもわかる」
2009年03月29日
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「感謝してほしいな。君がその力を手に入れたのは、僕のおかげなんだよ」00は刹那(ソラン)とリボンズの出会いから始まった。そして。「刹那・F・セイエイ!」「リボンズ・アルマーク。行く!」あ、0P入った。そんな尺があるとは意外だ。しかしイノベイト(模造イノベイター)というネーミングはないだろ……そりゃリボンズがぐれるわけだ。ちゃっかりトレミーに乗っているビリー。マリーはポット入り、しかし他のメンバーは戦いに戻る。「……刹那」呟くヴェーダ(ティエリア)。「あれは……ガンダム」リボンズの機体、リボンズキャノン(………)もダブルオーライザーシステムに成功していた。どんだけ働いてたんだビリー。リボンズのフォローに入るヒリングとリヴァイヴ。それと対峙するアレルヤとライル。「超兵復活と行こうぜ!」流石に強いぞハレルヤ、ヒリングに圧勝。しかし片手間のリボンズに敗れる。アリー戦でj殆どビットを使い切ったライルは大丈夫か?接近戦でトライアル、で骨を絶ったか……。「そうさ、そうでなければ僕が作られた意味がない」絶対に人類の指導者「イノベイター」になってやる、と意気込むリボンズを諌めようとするティエリア。「そうやって人類を見下すからわかりあえない!」「その気はないよ!」ごめんティエリア、リボンズ様の気持ちのほうが良くわかるよ。つか君の気持ちの変化は殆どすっ飛ばされてきたからなあ。構成が悪いわけで君が悪いわけじゃない。「遂に手に入れた、オリジナルの太陽炉を!」遂に00を破ったリボンズ、しかしリボンズキャノンはもう限界。だが彼の目に、ラッセが乗り捨てたかつての愛機、0ガンダムの姿が入る。「これは……運命だ。まだ僕は戦える」「GMドライブ。マッチングOK」これで勝った気になったリボンズだが、誰しも考えることは一緒。「ガンダムエクシア。刹那・F・セイエイ。未来を切り開く!」「刹那。この手紙を貴方が読むことはなくても……」マリナの手紙と歌をバックに、戦うエクシアと0ガンダム。遂に両者は相打ちとなり、閃光に消える。「どうか、貴方に幸せが訪れることを私は祈っています」マリナはアザディスタンの王女に復帰。ルイスの細胞異常は抑えられ、沙慈と療養生活を送る。アロウズは解体、片桐指令は切腹。逆にカタロンは国連に存在を認められる。……なにこの無理がある展開……。CBは信賞必罰をひっくるめてとりあえず放置。マネキン大佐は准将に昇進、コーラサワーと結婚。正規軍に転籍のアンドレイ、「私は軍人として生きる」。……上司の結婚式に仕事の話をするようじゃ、今後も縁遠そうだな……。ビリーとグラハムは軍に復帰?これだけじゃわからない。ライルはカタロンから離れ、マイスターに専念することを家族とアニューの墓に報告。アレルヤとマリーはCBを足抜け、どこかに旅立つ。ティエリアはヴェーダの一部となり、人類を見守っていくという。……リジェネは?残ったCBメンバーはどこかに旅立つ。刹那とフェルトはフラグが立ってるのか?なんかよくわからん。来年劇場版をやりますか。舞台は木星ですか。メカ戦は良かったが、後日談はなくてよかった。都合よすぎてシミジミと萎えた。つか今週は主役がリボンズで、刹那が悪役に見えた。
2009年03月29日
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「待ちわびたかい?母さん」わざと別の墓地に埋葬した父さんを、軍の墓地に埋めなおすことを決めるまで1年。手続きに半年。中尉に連絡がつくまでまた半年かかった。放っておいても勝手に墓参りに来るだろうと思ったが、この2年一度も訪れていないらしい。乙女心は謎に満ちている。今日は、来るだろうか。結局彼女とは、「殉職」以来一度も顔を合わせていない。ぼんやりと、「アロウズ時代にもっと話しておくんだったな」と思うこともあるが、向こうの気持ちはどうなんだろうか。当時は、両親の話をしようとするたびに逃げられていたが……。「……貴官だって逃げていたじゃないか」都合の悪い情報から。オレは父を褒められるのが嫌で、中尉は父を貶されるのが嫌で、話をつけるのを先延ばしにしていた。兄妹になる予定だったのに。「どうせなら本物の妹が欲しかったよ、母さん」もし中尉がオレの本当の妹だったとして、やはり父さんの肩を持っただろうか。それともオレの隣で泣いていただろうか?オレは未だに父さんを信じられないし、許せない。ただ「信じたい」とは思っている。それを認めることができたのは、それだけは中尉のおかげだ。「……ねえ、母さん」母さんは彼女をどう思う?もし母さんさえ嫌じゃなければ、オレは彼女と兄妹になってもいいよ。認めるまでに、これだけの月日がかかった。
2009年03月24日
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カキ氷のメロンを頼んだら何故か宇治金時が出てきて、店主に文句言ったら「騙されたと思って食べてみて!美味しいから!」って押し切られてじゃあメニューにメロン乗せるなよ、氷レモンにしたのに、と思いながら食べ終え、「まずくはないけどわざわざ食べることなかった。もともと宇治金時好きじゃないし。やっぱり突っ返して別の店に行けばよかった。……代金は払うけどさ……」って気分。栄養価が0だろうが子供かと笑われようが氷メロンが良かったよ。抹茶も小豆もわざわざ氷で薄めて食うもんじゃないよ。白玉が手作りって、そもそも白玉好きじゃないんだよ。何が美味しかったかっていわれたら上に乗ってた缶詰の黄桃だけど、フルーツ目当てなら初めからパフェ頼むよ!腹壊してもいいから今から氷メロン食べたい。
2009年03月22日
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「戦争を始めたのも、世界を揺るがせたのも!」はい、CBです……。00を落すため、共倒れも辞さないルイスを説得なんて出来るのか?ティエリアは自分達が「イノベイター」ではなくその誕生を促すために生まれた「イノベイト」であることを知っていた。……何故?最初からそう刷り込まれていたのか?しかしリボンズは、「僕の方が進化している」と主張。「ヴェーダは渡さない、そうさ、人類を導くのはこの僕だ」蜂の巣にされるティエリア。「どうして……どうして貴方がここに」まさか恋心を踏みにじられた恨みなんていえないビリー、イノベイターの支配下に入ったほうが人類のためだとぶつ。「完全なら自由はモラルの放棄」そんなのあったな、平沢 進の歌詞に。「どうして君はわかってくれない。どうしていつも」アレルヤとソーマ、ルイス、ラッセ、ヴァスティ夫婦、フェルトとミレイナ、皆死線ギリギリの状況。刹那はルイスを機体から取り外し(……どうやって?)、沙慈に連れて避難するよう指示。そしてヒリング・リヴァイヴとの戦闘を始める。ルイスは沙慈の首を絞めて殺そうとするが、沙慈が(彼女自身もどうしても捨てられなかった)指輪を身につけているのに気づく。「皆の命が消えていく!」散った仲間達の状況がどんどん流れ込んでくる刹那。これは戦いづらそうだ……が、刹那は仲間の危機に覚醒、00のGM粒子が戦場を多い尽くす。「刹那……この光はきっと、刹那の戦いの輝き」なんか、姫の歌とか関係ない展開になってきたな。「あのガンダムさえあれば、僕達だって!」自分達が「イノベイターではない」ことを知っていたのか?リヴァイヴたちは。「ごめんなさい、貴方の気持ちを知っていながら、それに甘えてしまって」大層な題目を並べているビリーが、自分への愛憎でここまでやってきたことを知ったスメラギさん、彼を受け入れる。……マジで?双方ともそれでいいのか?「あの男は、何も言ってくれなかった!」アンドレイの父殺しについて、というより大佐の人柄について討論のマリーとアンドレイ。大佐が近づいてきてくれないなら貴方から行けばよかったのよ、というマリーにはちょっと待てといいたくなったが、そもそもこれソーマの仕事、ってアロウズを抜けてCB入りしたのはソーマじゃないからそれはそれで理不尽か。つくづく面倒な設定だ。「ならどうしてあの時何も言ってくれなかったんだ。言ってくれなきゃわからないじゃないか……」そりゃ時間がなかったからというか死ぬ直前まで息子のことなどころっと忘れていたからというか。……困った人だなあ荒熊さんは。私は大佐は貴方のことを愛していたと思うわ、で二人は一応和解の流れとなる。「この時を待っていたよ」死んだはずのリジェネの声が響き渡り、同じく死んだはずのティエリアの能力により、セラフィム起動。トライアム・システムによりヴェーダと繋がっている機体は全て停止する。……ティエリアとリジェネが度々交信している描写があればなんとか補完できるんだけど、なかった、よな?「大丈夫、大丈夫よ。ありがとうアレルヤ」数ヶ月ぶりに「マリー」と再会するアレルヤ。……ハレルヤは?またしても一瞬だけ復活のハレルヤはどうなった?トライアル・システムのおかげでライルはアリーに勝利。そりゃそうでなきゃ勝てるわきゃありませんが……おいおい。間一髪機体から脱出したアリー、結局生身での早撃ちでライルに敗れる。何故かヴェーダルームの中の様子だけはわからなかったらしい刹那、踏み込んだ先でティエリアの死体を見つける。(他のメンバーは、セラフィムの中でちゃんと生きていると思っている様子)しかしティエリアはヴェーダと一体化していた。そして彼の口を借りて、真のイオリア計画が語られる。なんかわりとどうでもいい計画なので略。既に勝った気分のCBメンバー、しかしセラフィムは破壊される。トライアル・システムの中でも自由に動ける機体、それは「イノベイターを超えたイノベイター」のものだった。そしてまたしてもグラハムはどうなった?……なにこの打ち切りEND……。レイズナー思い出した。
2009年03月22日
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*ちょっと鬱です。............最終回、遂に完全なイノベイターとして覚醒する刹那。しかしその瞬間から人間に対する興味を失い、00に搭乗、宇宙の彼方に消える。それから4年後。社会はひとまずの平穏を得ていたが、「何時かイノベイターが人類を導いてくれる」という通称ガンダム教が流布。政界入りしたクラウスが「神などいない!」と強弁するのを街頭テレビで眺める刹那。通りすがりの少年、「お兄ちゃん、神様に似てるね」。それを興味なさげに一瞥した刹那、人ごみに消える。end
2009年03月16日
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スメラギさんが出て行って。何かごそごそやってたミレイナが、小さなものを投げて寄越した。「グレイスさん、ちょっと預かっていて欲しいですぅ」「え?……口紅?」それは、正直彼女にはあまり似合いそうにない、真紅のルージュだった。「アーデさんに貰ったですぅ」「何時の間に!」「さっきグレイスさんがお花を摘みに行ったときですぅ」ゔっ。思わず目を逸らす。「アーデさんが女装したとき使ったものですぅ。大人になったら使いなさいって言われたですぅ」「……それって」「いわゆる形見分けというやつですぅ」二人きりのブリッジに、ミレイナの声が淡々と響いた。「今、ちょっとだけ、使っちゃおうかと思ったですぅ。だからグレイスさんに預けておきます」「でも……」言いたくないが、私たちがここから生還する可能性は殆どないだろう。それならば。「アーデさんは、「将来」使えるものをくれたですよ。今使うのは、失礼ってものですぅ」「……後悔しない?」次の瞬間に死んだとしても。私達に「将来」がないとしても。「それを使ったら、間接……」「うっ、そっち方面から攻めるのは卑怯ですぅ!」何が起きても決して後悔しない、私達にはそれしか許されていないだろう。
2009年03月15日
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衝動的にリボンズを撃ったリジェネ。だが、それは(やっぱり)フェイクにすぎなかった。「肉体はただの器に過ぎない」そしてリジェネはアリーに撃ち殺される。ちょっと待て水島と黒田。これじゃあリジェネは何のために出てきたんだ。ティエリアと同型って設定は何のためにあったんだ?カティのジンクス部隊、流石に苦戦するも00登場に救われる。「遅いんだよ、ガンダム!」コーラ、お前さん切り替え凄いな!しかし戦いはカティの戦術のままに切り替えられていく。「ガンダムは母艦の護衛に専念せよ」戦陣を焼き尽くす悪意の砲撃。リボンズの一撃により、アロウズもCBもカタロンもまとめて葬られ、アロウズ艦隊はわけがわからないまま撤退。そうでなくても旗艦が落ちて命令系統混乱してるだろうしね……。そして隠されていた、「箱舟」が姿を現す。この中にあるヴェーダを奪還できればCB……というか主人公陣営の勝ち。出来なければ人類の未来はリボンズのもの。ここに最後の戦いが始まる。ライルは砲台を一つづつ潰していくが、シールドが全滅したところをティエリアに助けられる。しかし宇宙を覆いつくすモビルスーツは、片桐の技術によりトランザムする特攻兵器だった。何時の間にスカウトを……って伯父の紹介か片桐。しかしこのために作られた赤イノベイター組かわいそうに……。クラウスとカティはトレミーを援護するが、コーラサワーは戦死。……多分。多分ね。当人が死を意識した言動を取っていたので、多分死んだのではあるまいか。00の相手はルイス(とアンドレイ)。セラフィムはアリー。嬉しいが意外だ。アリオスとアーチャーは無数の雑魚相手だがいまひとつ連携が出来ず、セラヴィーはヒリングとリヴァイブの前に敗れる。「フェルト、ミレイナ、戦術どおりに対応して!」いやすまん、二期通して初めて偉いと思ったよスメラギさん。一人でオートマトンと対峙するためにでていくとは。しかしそこに現れたのは片桐だった。……此処で、まさか個人の行動のツケを払わされるとは思わなかっただろうな。「ただ、それ(未来)を決めるのは君じゃない」ティエリアとリボンズ、二度目の邂逅はヴェーダの中でとなった。
2009年03月15日
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「此処は何処なのかしら……」そればかり呟きながら、アニューは歩いている。並みの人間より遥かに強靭に設定された彼女は、どれだけ歩いても疲れないし、飢餓にも強い。しかし時間感覚がなくなるまで、歩き続けても全く疲労を感じないのはやはり不思議に思えた。其処は灰色の世界だった。周りには沢山の人間がおり、彼女と同じように歩いたり、座り込んだりしている。その殆どの顔には濃い疲労の影があり、すすり泣いているものもいた。人間に興味があるアニューは何度か、「大丈夫ですか?」と声をかけたが、皆彼女に興味が持てないらしく、一方的に何か話すと、いつの間にか離れて行っている。その繰り返しだ。だからアニューは、基本的に一人きりだ。「此処には、人と人の繋がりというものがないわ」「そうだな」まさか返答があるとは思わなかったので、アニューは驚いて立ち止まった。「え……?」さらに驚いたのは、それが彼女の恋人の声にそっくりだったからだ。そんなはずはない。彼女の恋人は此処にはいない。どんなに離れていても、その気配が感じられないはずがないのだ。「……ニール・ディランディ……?」「久しぶりだなあ、名前で呼ばれるのって」声の主は、彼女のすぐ後ろにまで迫っていた。「……」アニューはニールの姿をじっくりと、文字通り頭のてっぺんからつま先まで確認すると、大きくため息をついた。「おいおい、傷つくんだけど……」「だって、ライルじゃないんだもの」ニールはヒュゥっと口笛を吹いた。「流石オレの弟。こんな美人と知り合いとはね」「知り合いじゃないわ。恋人よ」訂正すると、ニールはそりゃいいね、と苦笑した。「あんた、CBのメンバーか?」「……ええ」「するとライルもか。そんな気はしてたが……」口の中で何が毒づく。その様子が少しライルからずれていて、アニューは少し不快に感じた。「……ねえ、此処は何処なのかしら?私は死んだはずなのに、どうして存在しているの」「まあ、死者の国って奴なんだろうな」「死者の国……天国とか、地獄とか、そういうもの?」「どっちかといえば地獄なんだろうな、オレとあんたがいる」「地獄?」ライルはとてもわかりやすかった。この男は全くわからない、とアニューは思う。CBの構成員という理由で地獄にいくという理屈がまずわからない。次に、ここが地獄と呼ばれるほど酷いと評されるのがわからない。「私、此処はそんなに悪いところじゃないと思うわ。(私を入れてくれたし)ただ、少し寂しいけれど……」「少し……?」ニールはライルによく似た顔に、ぞっとするような笑みを浮かべた。「少しどころじゃないな」「あんた、此処で誰か知り合いにあったか?」それは二度目の邂逅だった。アニューにとっては少しも嬉しくない出会いだった。それでも久しぶりに人に声をかけられたので、彼女は涙でぐしゃぐしゃになった顔を上げた。「ねえ、ライルが」「ああ」「いるのよ、この国にいるのよ、私にはわかるのよ」「……ああ」「わかるのよ、なのにどうして、どうして……」どうしてみつからないのかしら。訴えているうちに段々気持ちが昂ぶってきて、アニューは大声で泣き出した。漸く泣き止んだ時も、ニールはまだ立っていた。「……慰めてくれないのね」「どの程度近づいていいのかわからない」恨み言に、ニールは苦い表情で答えた。「この世界では、ある程度近づくと切り離される」「そうなの……」反射的に答えて、アニューは気がついた。「そうなの?近い人とは会えないの?」「少なくとも、オレは生前の知り合いと会ったことはないね」「……」アニューには、「生前の知り合い」など百人もいない。会いたいのは、さらにその中の一人だけだ。「私が悪いの?私が悪かったの?こんな場所に来てしまうほど私は悪い存在だったの」「さあな。オレはあんたを知らないから、なんとも言えない」「……私は」ああ、それでもライルはこの国にいるはずなのだ。私にはわかる。「ライルにもわかればいいのに」ただ貴方が恋しいのだと、その思いだけでも届かないものかと、それだけを彼女は願った。
2009年03月13日
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いきなり和室でグラハムと片桐伯父が向かい合ってた。しかも滝に打たれてた。そーかいきなりの和風かぶれはこの人の趣味を刷り込まれたのか……。そしてマスラオは00に敗れるが、トドメは刺さずおいてけぼりにされる。あ、アンドレイはルイスだけ連れてもう帰っちゃったのか……?誰か迎えに来てくれるだろうか。刹那が「人類初の純正種イノベイター」となったことを寿ぐリジェネ。ヴェーダがある場所がわかった。それはラグランジュ2。月の裏側にある。そして新装備もやってくるが、アロウズも最後の戦いに挑もうとしていた。あ、ブシドー見捨てられてる。「家族の仇?私にだっているわよ!自分だけいい子ぶって」「……ざまあみろ」ネーナの最期を反芻するルイス。ネーナの事情なんて知りたくない、が本音だと思われる。マリナと子供達も宇宙に。……ってハーキュリー生きてる?生きてたっけ?クーデター主犯であの瞬間荒熊の隣にいた人がなんで生きてるんだ。「純正種」刹那か、「僕達」か、どちらかが革新を果たすというリボンズ。その側に侍る、無数の赤井野辺たち。何このトラウマ画像!笑えとでも?出陣する刹那に、花を渡すフェルト。「マリナさんに怒られるかも」「彼女とはそんな関係じゃない」これは本来ヒロインの役目でしょ、といいたいなら空気読め。いやそれより(一言しか喋ってない)ミレイナに謝れ。「マリーでいい。しかし私は……」あ、ソーマがデレた。アロウズに押されるトレミーの援軍に入るカタロン。って大した軍備がないんじゃ……と思うところだが、カタロンには優秀な戦術予報士と元エースパイロットが加入していた。「あの女狐が……!」思わぬ伏兵に焦ったグッドマン、閃光の中に消える。「僕は、僕なんだ……人類を導くのはこの僕、リジェネ・レジェッタだ!」君の野心なんてお見通しだよ、とまたまたやられたリジェネ、激怒しリボンズを撃ち殺す。……って間違いなくコピーだが。今更のフェルト押しとか、カティとコーラが味方にとか、リジェネあほのことか、やってほしくなかったな……。ブシドーが味方になるのも勘弁して下さい。
2009年03月08日
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「あの時の彼女は、アニュー・リターナーではなかった」リボンズの影をなんとなく感じ取る刹那。最近の君は何かおかしい、と呟く沙慈、刹那の目が金色に輝くのを見る。イノベイター化が進んでいる……というか純正のティエリアより能力高くないか?先日のイノベイターの作戦を「卑劣」と評するティエリア、スメラギに窘められる。暗い表情のフェルトも、ひょっとして気づいてる?ティエリアもイノベイターだと。「この間は悪かったな」ライルは敵意を、刹那からイノベイターに移す……ことができない。そうしなくてはならないとわかっているが、まだ割り切れないものがある。「どういうことよ、アニューまでやられるなんて……」同士が次々散っていく状況に苛立つヒリング、00のマイスターはおかしいと感づき始めるリヴァイヴ。彼らは「初のイノベイター」とする予定のルイスはまた薬に頼る状態に陥り(やはりイノベイター化に無理がある?)、様子を見に来たアンドレイを拒絶する。「黙れ!私に構うな」「私も同行させてください。許可は取りますから」ブシドーとともに出撃を命じられるルイス、それについていこうとするアンドレイ。この裏にはリボンズがいた。クラウスは無事逃げ延び、シーリンと再開。しかしカタロンはほぼ壊滅状態にあった。救いというか、明るい要素といえるのは、「平和を求める一般の人々」がマリナ姫と子供達の歌を広めつつあること。「お兄様に当主の素質がなかったから、私の人生が歪んだのよ!最後まで付き合ってもらうわよ」「なにそのべっべたな理由」あの窮地から、どうやってか逃げ延びた留美と紅龍はトレミーを呼びつけ、あくまでリボンズを出し抜こうとする。しかしリジェネを新しい雇い主としたネーナは何処までも二人を追い、妹を庇った紅龍を蜂の巣にする。「は、かっこつけちゃってさ」「兄」の愛情も、ネーナの心に何の細波も立てなかったか。彼女には何一つ届かないんだな……。「一方的と笑うか。しかし先に武力介入を行ったのは君達だ!」刹那との一騎打ちを果たすブシドー。しかしこの後の展開は……女の子達に全て持っていかれたな。全てを犠牲に「素晴らしい未来」を目指した留美だが、結局ネーナの手に斃れる。リジェネの「計画」にすら、彼女は既に無用の存在だった。生きるためにはなんだって利用するわ、と勝利感に浸るネーナに語りかけるは、相棒・紫ハロの機能を乗っ取ったリボンズ。「君を裁くものを現れるよ」思わずアリーの姿を思い浮かべるネーナ、しかし彼女のラストバトルの相手となったのはネーナを仇とするルイスだった。「家族の仇?私にだっているわよ!」ルイスもネーナも同じくらい可哀想だと思うけど、しかしネーナが仇(アリー)を討つ展開は……ねーな、うん。「やったよ、パパ、ママ……敵を取ったわよ!」一族郎党の仇を取り、世転びを露にするルイス、しかしその口調は正気を欠いていた。アンドレイ追いかけてきて正解だったな。連れて帰ってあげてくれ。アレルヤがソーマを操舵に下げようとしたのも正解だった。こんなの見たら、アンドレイはソーマどころではなくなるだろう。
2009年03月01日
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ヴェーダの所在を聞かれるリヴァイヴ。しかし知ってるのか?半々だな。アニューはラッセを撃ち、ミレイナを人質にして逃亡。リヴァイヴはミレイナを盾に悠々と逃げるが、誰かがミレイナを見殺しにしたらどうするつもりだったんだろう。トレミーも甘いが、誰も殺さないアニューも甘い。二人の目的は00、しかしアニューの前にソーマが立ち塞がる。「脳量子派を使えるのが、自分だけだと思うな!」「出来損ないの超兵」うわあティエリアだってそこまで喧嘩売ってない。「私と一緒に来る?世界の変革が見られるわよ」ついついライルに誘いをかけるアニュー、あっさりそれに乗るライル、そのライルを撃つ刹那。「ライル!」あ、本気だったんだ、アニュー。だがそれは、人質を取り返すための芝居だった。「何だこのシステム!勝手が違いすぎる」リヴァイヴ……初めての機体を乗りこなすのはガンダム主人公の最低条件だぞ?「ロックオンが行ったとおり、万能とは程遠いようだな」奪い取ったオーライザーの中には沙慈の相棒、ピンクハロがおり、あっという間にコントロールを奪還。諦めたリヴァイブは機体を破損させ脱出する。ライルはそれを撃たなくてはならなかったが、恋人の顔がチラついて出来なかった。「撃てよ。オレはなんのためにここにいる!」一方のアニューも一人本音を吐く、「本当は愛してるのよ、ライル」「体調が優れないようだけど」リボンズに呼び出されたルイス、新型と新しい薬を渡される。「人類初のイノベイターとなって、人類を導いてほしい」やっぱりその線か……でも刹那の方が完璧な感じ?うちには優れた戦術予報士がいる、はずですが……。機体持ち出しだけは阻止したものの、ウイルスによってトレミーのデータはぼろぼろ、けが人はいるわ00は動かせないわでもうガタガタ。「かっこつけんなよ、餓鬼が」あの女はオレがやってやる、と刹那に言われたライルは吐き捨てる。「興奮しないでライル、いい男が台無しよ!」アニューの本心は皆知ってます、イノベイターですから。それを面白がるヒリングって小悪魔というか、悪魔的だな。ライルの思いはついにアニューに届くが、リボンズは男と逃げようとしたアニューの体を乗っ取る。イノベイターと愚かな人類が同等なんて絶対認めない、そのためなら同類の意志も踏みにじりますか、そうですか。……ヒリングと同体だしね。「ねえ、私達、分かり合えてたよね」00の一撃は機体ごとアニューを貫き、……って出られないっていってなかったっけ?もうOK?00狙いでトレミーに飛んでいったリヴァイヴ・ヒリング・ルイスの立場は?アニューは死んで本心を表すという王道の最期を遂げ、リボンズの「分かり合えない」主張を否定する。21歳に八つ当たって殴り飛ばした挙句ぽんぽんされる29歳ってきついな。刹那、5、6発はやられたのに倒れないのは、単純に刹那のほうが強いからだろう。敵機がトレミーに向かった!瞬間に女奪還イベントをやってたのを見たときは、正直お前を殴りたくなったが。
2009年02月22日
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カタロンの隠れ家が急襲される。シーリン、マリナは子供達と防空壕に潜るが、クラウスと再開する日はあるのか?マリナはそれでも銃を手にすることを拒む。子供達諸共殺される道を選ぶか……いいのかなそれで。CBとアロウズの宇宙戦の最中、ルイス機を探す00.ソーマはアーチャーをアリオスから分離させ、アンドレイ機を探しに。ハレルヤも本格復活、虐殺を開始する。そんな中戦場に、刹那と沙慈がルイスに語りかける声が響き渡るが……どうもタイミングがわるいような……。懐かしげな沙慈の声に、動揺するルイス。沙慈を憎みきれないのは、先週の時点でわかっている。しかし復讐を捨てるか踏ん切りがつかないうちにアンドレイが飛び込み、それを追ってソーマが飛び込む。そのソーマをアレルヤが止める内にルイスを引っ張って撤退したアンドレイは、「死んだはずのピーリス中尉がCBにいるとは、父はやはり裏切り者だ」……まあそういう解釈になるだろうな。「こんなこと続けていたら、皆どんどんおかしくなって……」復讐の連鎖に異議を唱える沙慈、しかしその声はルイスにもアンドレイにももはや届かない。ソーマが耳を貸したようにもみえない。その頃ティエリアは、ちと離れた領域でリヴァイヴと戦っていた。「その機体、やはり接近戦が得意ではないらしい!」「君の機体ほどじゃないさ、火力ばかり優先して」……双方の機体が吹っ飛ぶだろう、そんな戦い方やってたら。ティエリアは逃亡しようとしたリヴァイヴをセラフィムで捕らえるが、それはイノベイターの計略のうちだった。しかしグッドマン、相手が女の子のヒリングでも嫌味が容赦ない。カティにも相当だったし、……ひょっとして女が嫌いなのか?「始めまして、ソレスタルビーイングの皆さん」織り込み済みで捕虜となったリヴァイヴ。その片割れアニューはそれと呼応するようにその本性を現し、ラッセに銃を向ける。リジェネと通じ、リボンズを出し抜こうとした留美は、手駒であるはずのネーナに裏切られる。「何でも持ってるくせに、何でもかんでも欲しがって、そのくせ中身はからっぼ」そんなあんたが大嫌い、というネーナの嘲笑と炎の中に、留美と紅龍はかき消える。その「欲」は二度と満たされない。一方のリジェネは、「やんちゃがすぎる」とリボンズに引っ叩かれていた。まあ、イノベイター同士で隠し事は無理だし。しかしこれだけやって叩かれるだけで済むとは、よほど利用価値があるのか?……今のところティエリアに会いにいくくらいしかしてないけど。
2009年02月15日
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あれから4ヶ月。アフリカタワー再建……はまだいいが、異常気象はよくそんな短期間で収まったな。メメントモリ二号とグッドマンは無事だったが、マネキン大佐は姿を眩ましていた。そうか民間人救出のためとはいえ、CBと共闘は不味かったのか……。コーラにビリー殴らせて現場から逐電?祭典の最中も、宇宙ではCBとアロウズの戦いは続いていた。そしてそこには、ソーマ?と沙慈の姿もあった……。沙慈は「これは大量兵器を潰すため」と自分を納得させているようだが、独断専行のソーマの内心は?マリナ姫は田舎の一軒家で、シーリン、クラウス、子供達と暮らしていた。シーリンはもう負けた気分?姫は姫より保母さんの方が向いている様子。だが、彼女にも命の危機が近づいていた。沙慈に剣突を食らわすソーマ。無論アレルヤには「マリーと呼ぶな!」という態度。「私が欲しくても手に入れられないものを、どうしてそんなに簡単に捨てられるの……?」アレルヤは大佐に、マリー(ソーマ)を戦わせないと約束した。だから彼女を戦わせたくない、がソーマは「大佐の仇を討つために」CBに留まることを選択。ライルはアレルヤにソーマのしたいようにさせてやれ、といい、それを聞いていた沙慈はルイスの気持ちを改めて考える。刹那はアリーに撃たれた傷がまだ治らない。GN粒子の傷は治せない、しかしそれでも一般例より遥かに傷の進行が遅い。ティエリアは、「ヴェーダさえあれば」と久々に悔しがる。「正直なところ、今のやり方に失望していますわ」つまんねーやり方してんなとリボンズに意を唱える留美、「君の美貌が時とともに色褪せていくように」世界は変わっていくべきだよ、とやり返される。「一つ言っておくが、君はイノベイターにはなれない。悲しいけど、それが現実なんだ」大事なスポンサー様にそんないい方していいのかね、と嗜めるリジェネ、「もはや利用価値はないよ」勝手に仲良くしてる君が相手をしてやればどうだい、とこれもやっつけられる。「おめでとうございます」昇進したアンドレイに、初めて笑顔を見せるルイス。しかし二人は、イノベイターであるリヴァイヴとヒリングに肉親殺しの男と家族の仇を討とうとする女、と嘲笑される。「お似合いよ、あんたたち」これは恋愛じゃないな……傷の舐めあいというか、某地獄兄弟と似たニュアンスを感じる。「出来るだろうか、私に……沙慈を討つことが」でもなんでこの二人、わざわざ嫌味を言いにきたんだろう……?どちらか片方が嫌い、なら推測もつくもダブルでそれぞれ嫌いらしい。ヴェーダを奪還しないと何時までたっても劣勢を覆せない。とある「作戦」にCBが突き進もうとする中、ライルとアニュー、ベッドの上でいちゃいちゃ。寝物語に家族の事を聞くアニュー、しかし逆に自分のことを聞かれて呆ける。これは、擬似人格と最低限の情報だけ植えつけられているってことか?ライルは内心、彼女のおかしさに気づいている。そしてCBvsアロウズの、大規模な激突が始まる。「会いに行こう、ルイス・ハレヴィに」「アーデさん、戦果を期待するです!」「君を護るよ、マリー」「アニュー聞いてるか?愛してるよ」「……おめでとうございます」「母さん……」「大佐……」「ミッション、スタート!」なにこの個人的感情の乱れうち。初めてスメラギさんお疲れ様ですと思った。自分達の恋が幸福な終焉を迎えないと見越しているライル、マリーのもう一つの人格であるソーマに引き摺られるアレルヤ、ミレイナと微妙に親密度が上がっているティエリア、沙慈とルイスの復縁の橋渡しをしようとしている(またしても悪化させるような気がする)刹那。ブリッジへの通信で愛の言葉を囁いたライルより、それまで二人のことがばれてなかったことに驚いた。リジェネの内通が、留美を狂喜させる。「このポイントに……ヴェーダが」
2009年02月08日
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世間様の感想は熊の親子ばかりで、ええっいきなり殺されたブリング2とメメント森さん2の立場は、つかグッドマンも死んでね?と別の意味で泣きたくなりました。てっきり「逆シャア」で埋まってると思ってた。纏めると、セルゲイ大佐は碇ゲンドウ氏やダクラス・カイエンと同じ、「自分の子供を怖がってる」人であったと。どいつもこいつも中々ハイスペックなのが皮肉な話だ。ダグラスは作中で人間の屑扱いされてたけど、結局逃げなかったのは偉い。自分自身の家庭環境があれだったというのに。……話がずれた。なんか来週、ソーマ=マリーがアレルヤより大佐をとると言い出しそうで恐ろしい。いや実際マリーよりソーマの人格が表に出ればそれが本来の価値観だろうけど、一度男と出て行った女が結局父親を選ぶという展開はどうかと思う。実際そういう選択をする女もいるだろうが、まあ一般例からして順番がおかしい。一度父親を選んで、それから他所の男の元に行くものだ。そしてソーマが戦場で名乗りを上げれば、「戦死した」と報告した大佐の立場は悪くなるし、アンドレイは他人が口出しすんなと怒鳴り返すだろうし、ルイスのCB不信は一層悪化するし、……しかしソーマの性格と立場からすれば、泣き寝入りなんて絶対しないだろうな……。せめて大佐がソーマに「これこれこういうわけで、息子と絶縁状態だが本当はこれではいけないと思っている」と素直に言っておけば、「では私が調停に入りましょう。大丈夫です、脳量子波がありますから」となっただろうに。(和解まで辿り着かなくても、歩み寄りを見せれば多少態度は軟化していた筈)
2009年02月02日
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セルゲイは14年前、軌道エレベータとその場にいる民間人を護るため兵を動かし、結果その部隊に従軍していた妻は戦死。以来息子とはまともな会話なし。え?セルゲイ全く悪くない設定?ぶっちゃけ息子と14年絶縁になるほどの話とは思えない。ハーキュリーも同罪だし……。なんか00って、主要キャラが「被害者」になる過去は徹底して悲惨だが、「加害者」となるほうはどうも温い。メメントモリ発射にカティは憤るが、ビリーは「指令(伯父)はすべての害悪を背負う覚悟」とあっさり。……ハーキュリーと思想回路一緒か片桐一族!つかCBの基本理念と一緒!ハーキュリーは見通しの甘さにきづくが、今更取りやめられない。セルゲイの説得に応じ、事態を少しでも改善すべく出撃する。リジェネはリボンズに生み出された。「人類を導くのはイノベーターではなく、この僕、リボンズ・アルマークだよ」怪我をした刹那、沙慈をオーライザーに乗せ出撃。沙慈は内心乗りたくないが、虐殺を黙ってみているわけにもいかなかった。「ブリングの仇!」二人の相手をするのは、「エンプラス」に登場のディヴィアン。え?エンプラスを討った00のビームサーベルがそのままメメントモリ直撃?いやエンプラスこの間セラヴィーとアリオス捕らえる大活躍したばかりというか、今度が二度目の出番なんですけど!置鮎だってまさかこんな簡単に二度死ぬ羽目になるとは思うまい。メメントモリ、無事?発射。軌道エレベーターは脆くも砕け落ちる。大気圏内のパーツが全て地上に落下すれば、近隣都市は全滅、大陸一つをスモッグが覆う程度の被害は出る。スメラギは敵味方のモビルスーツに顔出し通信、破片を打ち落とすことを要請する。……確かに「匿名の発言には意味がない」という監督らしい選択だが、貴方縁者いないんでしょうね……。マリーもアーチャーで出撃、クーデター派も正規軍、カティ率いるアロウズも破片打ち落としに参加する。アンドレイ、ルイスも民間人救出に不満はないが、ハーキュリー機を見つけてしまう……。周辺人民全ての危機の間はまだそちらが優先された。だが事態が何とか(比較的ましなレベルに)収拾すると、アンドレイはハーキュリーに襲い掛かり、ともにいたセルゲイがテロに加担したと誤解。14年前はああで今度は民間人を犠牲にしたのかよ、とぶちぎれて父を殺してしまう。死ぬ直前、セルゲイは息子に「和解の努力を怠っていた」ことを認め謝罪。確かに、妻の遺言を護れたとはいいがたい。父の最期の誠意は息子に届いたかもしれない、届かなかったかもしれないが、マリーの中のソーマにはとても耐えられなかった。どの陣営も、人類の未来のためと称して戦いと死をもたらしたが、「罪なき人々を護るため」初めて全陣営が協力。実に救いのある話だが、4ヶ月後の「世界」は一体どうなっているだろうか。
2009年02月01日
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アフリカの軌道ステーションが正規軍に占拠される。目的はアロウズの虐殺を世に知らしめ、その意を問うこと。しかし怖いよ。言ってることはそう間違ってないとわかっている視聴者が「なんだか怖い」と思うのに、「普通の人々」が彼らの言葉に耳を貸すのか?地上ではやはり情報統制が行われている。それよりセルゲイの自宅に家族写真が一杯飾ってあるのが気になる……。だってソーマ彼の家族のことを全く知らなかったよな?ソーマが家にいた間は仕舞っておいたのか?ルイス・ジニンの描写からして、「家にも職場にも家庭臭がするものは全く置いていない」もんだと思ってた。そして回想シーンがアンドレイそっくりでびっくりだ!母親似だとどこかで聞いたのに。カタロンはもう、CBと共闘する存在として認められているのか?確かに補給とか地味に活用させてもらっているが。イノベイターは、この騒ぎを知っていて放っておいた可能性が高い。しかし刹那がそちらに向かっていることもあり、結局そちらに向かうことに。しかし正規軍もCBをあてにしてるのか……おいおい。反乱軍が何者であろうと、叛乱の理由がなんであろうと戦おうと決意表明をするルイスとアンドレイ。「(ハーキュリー)大佐、生半可な力では平和は訪れない。今はアロウズの力が必要なんだ」セルゲイは連邦政府の特使として、わざわざ色を変えたタオツーで軌道エレベーターに。……やっぱりあの色はソーマのためだったのか……。セルゲイは無理だから投降しろ、というもののそれでやめるわきゃない。投入されたオートマトンは、逃げ遅れた市民をも攻撃。そりゃそうだ、人間と見れば攻撃するに決まっている。ハーキュリーの目的は、軌道エレベーターにいる市民達にアロウズのやり方を見せた上で開放すること。しかし「六万もの人間を皆殺しにはできないだろう」というハーキュリーの思惑は当たるのか?アロウズはもう、人質殺しの偽映像を放映しているぞ。トランザムシステムを搭載したマスラオと戦う00.そんな場合じゃないな、まさに。仲間の到着に救われた刹那の中に、ロックオン(旧)の「お前は変われ」という言葉が響き渡る。ああ、もう一台あるのか、メメントモリ。確かに「一台しかない」という縛りは何処にもなかった。
2009年01月25日
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刹那はアリーを追い詰めたが、マリナたちの唄に殺意を削がれたか、止めを刺すには到らなかった。アリーの耳にもそれは届く……だが何故かはわからない。OPを信じるならば、最後の敵は「歪ませてくれた相手」ではなく「歪ませてしまった相手」グラハムなのか?ブリングの死を嘆かぬヒリングとディヴィアン。ティエリアとの敵対を喜ぶ?リジェネ。刹那はカタロンに合流。ライルがカタロンに通じているのは既に公然の秘密?セラフィムで窮地を脱したものの、セラヴィーは片腕損傷。早めに00と合流しないと危ない。ティエリアは、刹那を信じると宣言する。ハーキュリーにクーデターに誘われるセルゲイ。アロウズは間違っているというのは同意。しかし放っておいていいものか?クーデターに協力するか否か、カタロンにも話が行くが……「CBにも連絡しておきます」いいのかそういうこと言って。切り札に取っておくもんじゃないのか?それとも常に「大きく張る」タイプなのか、クラウス。アンドレイはルイスを気遣っている……つもりだが、思いっきり虎の尾を踏んでいる。コーラは彼に「手ほどき」を申し出るがスルー。いいから聞いとけアンドレイ!時間の無駄にはならないから!アリーに撃たれ、倒れた刹那、自分が両親を撃ち殺そうとした時の夢を見る。とっさに過去の自分を止めるが、ロックオン(ニール)に帰られるのは今だけだと言われてしまう。目が醒めたとき、側にいたのはマリナだった。あ、お子様たち空気読んで出て行った。「危ないから戻っていなさい」「それはできません」いや、子供部屋に傷病兵(ある意味VIP)を突っ込んだ大人たちが悪い。「ありがとう、君がいてくれてよかった」整備に疲れ、廊下で寝てしまったミレイナとサジに毛布を持ってくるティエリア。サジ、君の毛布もあるんだ、あるんだぞ!ミレイナにしかかけなかったのは尺というかイベントの都合だ!ミレティエフラグ万歳!「不死身」のコーラサワーをブリッジに乗せるカティ。ジンクスが足りなくなったのか、彼女なりの愛なのか、それとも験担ぎか。イノベイター3名を含むアロウズ、00ガンダムを欠くトレミーと交戦開始。セラヴィー・アリオスは囚われ、ケルヴィムは先制攻撃の反動で待機状態。マリーは自ら出撃を申し出る。クーデター発生の報に、アロウズは勝利を目前にして撤退。勿体無いと思うが……さすがに軌道エレベーター占拠はCBより優先順位が上か。傷を押して出撃、軌道エレベーターに向かう刹那の前に現れたのは、新機体「ますらお」に乗ったブシドーだった。……あんたこんな何もないところでトラップ張ってんの。遊び心ありすぎだろビリー!なにこのなんちゃって和風デザイン。しかしたった1話に刹マリ、カテコラ、ティエミレ?にビリスメ、アン→ルイスって、恋愛要素入れすぎだと思う……。
2009年01月18日
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OP、SEEDっぽいと思ったら裸祭りだからか。曲、やっぱり合ってないな……。メメントモリを落すも、トレミにはおっかない送り狼がついてくる。合流ポイントに向かう刹那だが、そこに待っていたのはネーナだった。ネーナ、今でも結構刹那がお気に入り?それとも芝居スキルをあげたのか。ポット入りのイアンが目を醒ませば、そこは美しい野山。CBは地上に落とされたが、命とエンジンが無事なだけマシ?マリーを戦いに参加させたことをアレルヤに謝るスメラギ、二度はやめてねと念を押される。ライルはカタロンに連絡を取っていたところをアニューに見つかり、誤魔化しも兼ねてアプローチ。傍目には仲のいい二人の姿を見て、サジは……1期ではこんなラブワゴン状態じゃなかったのにな。トレミを探す00ガンダム、アリーに導かれ到る先には?今後の方針を話し合うカタロン。マリナは子供達と唄を唄う。そんな状況じゃないのに、と複雑な心境のシーリン。クルジス跡地で再び姿を晒しあうアリーと刹那。アリーの目的は、スポンサーであるリボンズと刹那の会談。刹那は11年目にして、イノベイター・リボンズこそが自分を助けてくれた?0ガンダムのパイロットであることを知る。刹那が11年前助かったのも、マイスターに選ばれたのもリボンズのおかげ。そしてリボンズは刹那を殺して00を「取り戻そうと」するが、アリーは必ずしも彼の言いなりではなかった。「やっぱり、こちらの位置が……」隠れているはずなのに、敵は確実にこちらの居場所を掴んでいる。同類・ブリングと戦うティエリアは背中の子・セラフィムガンダムを離脱させる。「討つというのか、同類を!」「違う!僕は人間だ!」ブリングはティエリアに一緒にいこうと優しい声をかけてくれたが……これによりティエリアはリボンズを初めとするイノベイターを完全に敵に回すことになる。刹那はアリーをギリギリまで追い詰めるが、その瞬間マリナたちの声が響き渡り、アリーは機体を四散させるも離脱に成功。ルイスはディヴィアン?に、ブシドーはビリーに新機体と引き合わされる。
2009年01月11日
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「セカンドシーズンもいよいよクライマックスに!」待て、まだ1クール終わっただけだ!どちらかというと、まだ何も始まってないような……アレルヤとマリーがくっついただけで。半田君久しぶりだね。Cパートの重要度が高すぎるという話には同意。しかしCパートの話が次回のアバンでも続くか否やなのは何とかしてください。アリーは?アリーは何故刹那と姫を無事に帰してくれたの?1期、2期の簡単な説明の後、マイスター4人の説明に……って5人にして下さい。1代目と2代目纏めて語りますか。しかもこんな画像だとティエリアが男か女かよくわかりません!後ろのパネルも可愛すぎだ!ロックオン一般?人気凄いな。アレルヤとマリー女の子受けいいな。後はスメラギとグラハムが人気か。……乳人気とネタ人気だけど。名シーン1 ソーマとセルゲイの別れ。名シーン2 ルイスとサジの蜜月時代。名シーン3 ロックオンの最期。……なんかスタッフが推したいところを的確に推してるような気がするのは邪推でしょうか。雑談自体は熱を感じるんだけどなあ。新OP曲、明るいぞなんだこれ。毎週名ありキャラが死んでいく展開には似合わないんじゃないか?種や種運命の第4EDも明るかったな……鋼みたいなのがよかった。「軌道エレベーター倒壊」公式ネタバレ来た!誰だ?誰が倒すんだ?いや、そこまでやったら面白くないけど。1期前のあれよりはずっと良かったけど、商業の臭いが何処か漂っているのが気になった。
2009年01月04日
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「メメントモリは宇宙にも撃てるのか?」ってそんなに意外かな……。そしてついにヒリングちゃんの初陣だ!このOPも今回限りか。新OPでは、もうちょっとライルを目立たせてやってください。カタロンの宇宙艦隊はアロウズ相手に劣勢を強いられる。……最初から勝ち目がないというのは気のせいか?ワンサイドゲームにヒリングはつまらなげ。そこに何時もによって何時ものごとく、CBが介入してくるが、刹那は「ミッションを引き継ぐ。情報を寄越せ」これは、ライルが腹を括ったな。リントの様子からして、ヒリングたちがイノベイターであることは報告済み?「あれがリボンズの気になる子?やけちゃうわね」00との戦いに集中するヒリング、持ち場を離れる。「男の嫉妬は見苦しいということよ」「お嬢様、女の嫉妬も見苦しいんじゃない?」ちょ、殴られた感想がそれ?という視聴者の感想に追い討ちを掛ける邪悪な笑み。留美の名前で、メメントモリの構成・弱点をトレミに配信するネーナ。上手くお嬢様の責任にできるか?大丈夫か?ルイスについて話し合うサジとマリー。惜しむべくは、マリー(ソーマ)には彼女が無理をしていることはわかっても、細かい事情を聞くほど親しくはなかったことだな。ネーナの情報に従い、トレミーはメメントモリに突撃。メメントモリ放射の機会を伺っていたリントだが、それはただのチキンレースではなく、マリーの能力とアリオスの太陽炉を使用したトランザム作戦だった。アリオスのトランザムが切れ、盾役のケルヴィムのトランザムが切れ、そしてセラヴィーの一撃がメメントモリの装甲に穴を開ける。そして最後に、二代目ロックオンの一撃がその心臓部を打ち抜いた。ヒリングが00と遊んでいる間に、他三機はミッションを完遂。ネーナはこっそりにっこり。リント散る。いい悪役ぶりだったのに……。メメントモリが落ち、敵味方ともにほっとした空気が流れるが、荒熊の前に現れた男は何者だ?
2008年12月28日
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いきなり水島監督がネットについて語ってたんで一瞬驚いたが、そういえばこの前はギアスの話だった。じゃあ次は鋼がくるのか。直接作品について語ってるわけじゃないので、「お前が言うな」感がなく素直に読めたけど、ガンダム論からいきなり「匿名の悪意」に話が飛ぶ辺り、00はネット上で荒れてるって相当有名なんだな……ははは。監督はネットの評判とか気にせず好きにやってください。不満はたくさんあるけど、脚本てのは大体第一稿が一番よく出来てるもんだ。
2008年12月25日
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こんな非常識キラキラ空間で、よく相手がここにいると理解できたなサジとルイス。いや手っ取り早くていいけどさ。近くにいたアンドレイにも、彼らの声は届いていた。サジの困惑など構わず、刹那は00トランザムでガンダム無双。イノベイター・プリングは辛くも脱出。コーラは仲間の囮を務め、ケルヴィムを落す寸前までいくが、00にまたしても落とされる。……通常機でよかった。「またあいつか!」となったら、イノベより最優先で落とされそうだ。イノベイター・リヴァイヴは遠距離戦闘を得意としていたが、00に接近されこれも機体を失う。サジはオーライザーを勝手に分離させルイスを追おうとするが、幸か不幸かそれは出来なかった。これまで予定外のことがおきても飄々とした態度を崩さなかったリボンズ、ちょっと声をかけてきただけの留美を殴る。「リボンズがツインドライブの性能を教えてくれさえいれば……!」人間にしてやられたことを憤るリヴァイヴ。だがリボンズも、ツインドライブのことは全く知らなかった。ああ、リボンズ様はラスボスじゃないのか。段々万能神話が崩れてきたよ。両親を気にしつつも、愚痴一つ言わず働くミレイナ、偉いな……!結局双方とも無事でよかった。ルイスの中でサジと刹那が一つの線で繋がる。それは、四年前から二人がぐるだったという、最悪の誤解だった。落ち込んでいるルイスの目の前で、ジニン大尉のロッカーが整理され、彼女の中でガンダムとCBに対する敵意がさらに膨れ上がる。アンドレイはルイスに退役を勧めるが、「パイロットとは思えぬ細い腕(義手)」で手酷い拒絶をうけるのだった。またしてもメメントモリが発射され、基地の側にあった難民キャンプが巻き添えに。範囲を狭めることはできないのか?それとも「むしろ好都合」なのか。正規軍の中ではアロウズに対する反感が高まりつつあるが、セルゲイは緘口令の徹底を命じられる。サジの様子を見に行く刹那、「ガンダムがルイスの両親を殺したからだ!」と詰られる。戦って彼女を取り返せ、と言われたサジは刹那を殴り倒した。サジはルイスを取り戻すべく、オーライザーに乗り込んで逃げようとするが、直前で思いとどまる。「僕達には関係ない!やりたい奴らだけで……」といったところで、ルイスは「やりたくて」やっているわけだしな……。相変わらず八方ふさがりのサジがただ泣いているとき、ルイスは彼との写真を一気に削除していた。
2008年12月21日
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保母さん状態のマリナ姫。彼女はまだ、スイールの悲劇を知らない。イノベイターについたアリー・留美・ネーナはそれぞれの反応を示す。……ネーナの幼児的残虐性は結局直らなかったわけか。あの留美の元じゃ無理もない?あ、荒熊無事だった。ラッセの身体データに異状あり。メメントモリの一報がCBに入り、ティエリアは遂にイノベイターについて語り始める。自分がイノベイターだということは言いそびれた(言わなくてもわかる扱い?)。「あなたは自分が思っているほど、特別な存在ではないということよ」いうことに一々棘がある留美は、ネーナが自分を慕っているわけじゃないってことを理解してないな。アニューに新装備について質問するライル。ちゃっかり口説いてる辺り、この面食いめ……!トレミー転属となったアニューだが、彼女はリヴァイヴと直結されたスパイだった。そーかこの二人が絡むのか。ティエリアとニールの逆パターンか?サジ、出撃するトレミーに残留希望。トレミーはメメントモリを撃つ為出撃しようとするが、そこにマネキン大佐率いるカタロンの奇襲が始まる。ミレイナは基地の母が気になるが、どうにもならない。うわあ大佐半端ない。リヴァイヴに褒められた?だけはある。戦術がどうこうじゃなくて、知人が乗っている船を全力で潰しにかかる剛毅さが凄い。「九条、人類は所詮戦いからは逃れられん」オーライザーの調整を終えたイアン、死亡。様子を見に行ったサジ(とハロ)、一か八か出撃する。合体は無事成功、00ガンダムはツインドライブをフル活用できるようになるが、サジがGに潰れそうだぞ!気づけよ刹那。ルイスはよき上官であったジニンを失う。セラヴィーを破った新型と戦うべく、00はトランザム。キラキラな精神世界?の中で、サジとルイスは再会。互いの境遇を知る。何これ種割れ?それともニュータイプ能力?って感じで、ちょっとひいた……。
2008年12月14日
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「大佐、逃げてください、大佐!」どうしよう涙が止まらない。「ど、どうしたんですかマリーさん?」脳量子波が使えないサジさんが慌てて駆け寄ってくる。「どうして泣いているの?」「わ、私は、泣いてなんか……」私はちっとも悲しくない。悪意の光の中に解けていくあの人は、もう一人の私の大切な人だった。私にとってはそれだけのことだ。「ソーマ・ピーリス」の中で澱のようによどみ漂いながら、私は彼女を羨ましいと思ったが、彼女に成り代わりたいとは思わなかった。私は「マリー」として幸せになりたかった。「ソーマ」の幸せなんて興味もなかったし、心底どうでもよかった。だからただ何となく存在して、……眺めていただけだ。アレルヤが現れるまでは、私は前途になんの希望もなく、ただ彼女越しに世界とつながっているだけだった。「マリー」を寿いでくれるのはアレルヤだけで、だから私にはアレルヤしかいないしアレルヤ以外は必要ない。この気持ちは「ソーマ」には理解できないだろう。その感覚は私の彼女に対する無関心と通じるようで、全く別物のような気がする。「……悲しくないわ」ただ、「ソーマ」に揺さぶられているだけよ。けれど、もう一人の私の嘆きと憤りはあまりに根深く、結局一睡も出来なかった。
2008年12月08日
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物語は14年前に遡る。スメラギさん17歳か……その親友兼憧れの人がカティか。ビリー(とカティ)は22歳?「どうして貴方がアロウズなんかに……」いや、向こうだって同じことを考えてるぞ間違いなく!つか彼女は良識派のエリート軍人さんなんですが。(主役陣営とはいえ)テロリストに言われる筋はないだろう。それにしても、今30代のキャラの青春時代って他人ごとながらこっぱすかしい。中東の大国、スール王国が連邦に歯向かうが、とてもかなうわけがない。カタロンが軍事的に肩入れしても焼け石に水、では敵の得意とする情報戦しか打つ手はない。あれ、池田さんカタロンに入ってる!マリナは本国が気になるが、だからといって武力で取り戻したって誰のためになるのかわからない。しかしシーリンは泣き寝入りは出来ないとその弱腰を叱る。超高速の機体が一騎のみ、CBに肉薄。しかしアリオスとセラヴィーはまだ動かせない。しかも敵機体は、GMフィールドを装備していた。敵は牽制のみであっさり姿を消すも、ティエリアは改めて「イノベイター」の存在を仲間に明かす必要を感じる。初めて基地入りするトレミー。そこにはミレイナの犯罪的に若い母と、イノベイター、アニュー・リターナーがいた。え、アニュー女の子?しかも(演技でなければ)お淑やかタイプ?留美経由で送り込まれたスパイか……。一人で基地をふらふらしていたマリー、同じく一人でいたサジに声をかける。ちょっとまて見張りとかいらないのか一応捕虜二人。「メメントモリ」……ってどんな意味?留美の元に身を寄せているネーナ、兄達の仇であるアリーと接触。敵意を露にするが、当然ながら全く敵わず相手にもされない。「それらしいのはいなかったぜ」アリーはリボンズの命で何を探っていた?それってネーナのことなんじゃないか、気づいていて見逃したんじゃないかと思う人挙手。イノベイターは着実に重要組織に散っていき、その後ろ盾を信じるアロウズはキラー衛星?メメントモリを発射。それは一撃で一国を滅ぼし、砂漠に待機していた正規軍をも塵と化した。セルゲイの最期を感知したマリーは泣き伏し、アレルヤの中のハレルヤが目を醒ます。ここまでアロウズを悪役にしなくてもいいだろうに。リボンズや留美にとっては、人も蟻も違わないんだろうけど、アロウズの一般兵は流石に(知れば)よく思わないだろう。
2008年12月07日
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刹那はビリーに見つかってしまい、ティエリアはリボンズと大喧嘩。おまけにアリーが襲い掛かってくる。「再生治療のツケを払いな!」アリーも恨み言っていうのか、なんか新鮮だ。……つくづくコーラってどうなってんだろう。あいつ宇宙を漂流して「運よく」帰還できたんだよな?セラヴィーの足から手が出た!いやなんかあるとは思っていたが……ホラーだ。2VS1でも圧倒していたアリーだが、アリオスとケルヴィム到着により、撤退。アリオスはセラの手を掴んで飛び出すのを止めようとするが、かえって止められる。リジェネはティエリアを味方につけたいが、リボンズはCBを敵のままにしておきたい。無論イノベイターの総意は後者。ティエリアには先がない、と思われているがリジェネは半々、むしろティエリアに分があると判断している様子。無事帰還のルイスとアンドレイ。アンドレイは、ルイスの体や刹那との関係などについて聞かない配慮を見せる。スメラギさんはどうやら禁酒に成功したようで。よかったよかった。ライルは初めて、兄の死についての真相について知る。ついでに、刹那の仲間が人間爆弾を起こしたことも知らされるが、「俺達は過去でなく、未来のために戦うんだ」そうか、そういうスタンスだからマリーを受容できるのか。ライルの言葉はむしろ、(現時点で一番迷っている)ティエリアに感銘を与える。だが、リボンズとリジェネに突きつけられた現実はあまりに重く考えは纏まらない。……「僕たちは捨て駒で、本当の計画は僕の兄弟たちがアロウズを使って進行中です」とはちょっといえないか。アロウズに紛れ込んだイノベイター・リヴァイヴ、カティとリントの戦術会議に割り込んで自分の意見を披露。彼も「ライセンス」持ちだが、カティの指示に従うことを約束する。「古くせえ」扱いを受けたリントは、「今回失敗しても自分は知らない!」……カティはコーラ、リヴァイブと順調に手駒を増やしつつあるぞ、前向きに頑張れ。「気に入ってるのかと思ったよ」グラハムとビリー、親友同士の4年ぶりの再会は淡々とした雰囲気。お前らブランクを感じさせなさすぎだ!Mr.ブシドーって周囲が勝手につけた渾名?それともリボンズあたりがつけたコードネーム?そしてスメラギとカティ、死力を尽くした離脱戦。勝者はスメラギ、だがカティは署名入りの通信文を旧友に送る。
2008年11月30日
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自分に「同類」がいることを知らなかったティエリア。ガンダム(とトライアルシステム)を預かるティエリアには情報規制がかかっていたらしいが、リジェネは独断でティエリアに「イオリア・シュヘンベルグの計画」の全てを明かしてしまう。00もアリオスも大破。中東は解体され、マリナは子供達に逆に慰められる。……まあ、マリーのほうが気になる人もいるようだが。特にフェルトは、感情的に「ソーマ・ピーリス」が許せない。……ソーマは仕事でCBと戦ったんだけど。だがアレルヤに暴言を許され、自分も「マリー」を許そうと思う。今のCBは、アロウズの邪魔をすることで本来の計画を歪めている。「自分で自分の存在自由を否定している」と言われ動揺するティエリアは、ロックオン(旧)の幻を見る。ルイスは、ソーマの機体を任せて欲しいとマネキン大佐に直訴。アンドレイとともに別任務?に回された彼女の補充要員は、イノベーターとコーラサワーだった。「大佐~来ちゃいました!」「あれほど来るなと言ったのに……」かなり本気で、コーラは産休だと思ってた。まだおいかけっこしてたのかこの二人。諜報活動に自ら志願するティエリア、サポートを申し出る刹那。だが、留美はリジェネの要請によって動いていた。パーティーに来ているのは留美と紅龍、ビリー、ルイスとアンドレイ。そして女装して声も変えているティエリア。踊るティエリアとリボンズ。あれ、リボンズの方が背が高い……?ティエリアは177cmプラスハイヒールだよな?リボンズどれだけ上げ底してる?それともイノベーターは気合一つで胸膨らませたり足を伸ばしたり出来るのか?パーティを楽しめないルイス、運転手に化けた刹那に気づく。幸い、刹那が仕事で此処に来たというのを丸呑み。サジの現状を聞かれた刹那は、「コロニーで働いている」と嘘をつく。そしてもう一人、刹那の顔を覚えている人間が近づいてきていた。しかも刹那が「CB」だと知っているビリーが。本来の計画では君たちは4年前に滅んでいた、と聞かされるティエリアだが、それでもやりたいようにやると啖呵を斬る。それを「人間に感化されすぎ」と笑い飛ばすリボンズ。だがリジェネと留美は、CBのとイノベーター、どちらにも可能性があると見ていた。「見つけたぞ、世界の歪み」ガンダムで逃亡する刹那とティエリア。ティエリアはリボンズこそ正すべき「歪み」であると言い放つが、そこにアリーが登場する……。重要な話ばかりで、ティエリアの胸とか胸とか胸とか腰とか見てる暇なかった。誰だオレのティエリアにあんなシリコンつけたのは!「ツンデレ眼鏡は貧乳、おっとり眼鏡は巨乳」と萌えの教科書に書いてあるだろうが!
2008年11月23日
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ソーマ・ピーリスは「マリー」に上書きされた人格だった。「もう放さない!」ほぼ無理心中なアレルヤの攻撃により、アリオスとソーマ機は無人島に落下。CBは全力でアリオスの回収に当たり、アロウズのアンドレイとルイスもソーマを案じていたが、リントは正規軍に丸投げしてしまう。二人を最初に見つけたのはソーマの保護者役のセルゲイだったが、「マリー」はアレルヤとともにCBに行くと主張する。「テロリストと一緒になって幸せになれるわけがない」……返す言葉もございません。だがソーマとマリーは全くの別人格、別の価値観の持ち主であることを認めたセルゲイは、結局彼女を戦死扱いにして送り出すことを決める。セルゲイによってアレルヤの居場所を知ったライル、呑気にキスしている二人に苦笑。アレルヤの生存を聞いて刹那も珍しく笑みを零し、サジに指摘される。ライル同様探索に当たっていたティエリアもこの報を聞くが、彼の前に彼と同じ姿をした「人間」、イノベーター・リジェネが現れる。え?ソーマは?「貴方の娘になりたいと思っていました」ソーマはもう人格抹消されて二度と復活しないのか?い、いや……まさか……。ソーマが復活してCBに在籍していたら発狂寸前になるんじゃないか?マリーがなんと言おうとミン中尉と同胞の仇だぞ?ハレルヤだって此処までアレルヤの意志を無視したことないぞ。そして次週からティエリアとリボンズのターン。…………本気だったのか……女装……。
2008年11月16日
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アザディスタンはアリーにより壊滅。この赤い機体はツヴァイか?しかもこれ、ひょっとしなくとも姫と刹那のせいなんだよな……。仕方なくカタロンに戻ったマリナは、シーリンに慰められる。カタロン基地も大破。CBが情報を流したのか、とマイスターが詰め寄られているところにサジが戻ってくる。ティエリアに引っ叩かれるサジ。「戦争なんて自分には関係ない世界の話だと思うからこんなことをしてしまったんだ」それでもティエリアはサジを引き取り、カタロンに対してはしらばっくれることを決める。昔の「失敗」を思い出したスメラギは倒れる。加害者側にたってしまったカテキン大佐も、同じ件がトラウマになっていた。これが切欠で、大佐はCBの予報士が九条じゃないかと気づく。虐殺に加わってしまったソーマは嘆くが、セルゲイ大佐の謝罪メールを見て、自分は十分幸せじゃないかと思い返す。同時に、やっぱり人並みの生活は望むべくもないのだと。カタロンに助勢する新生CBを嘲笑う留美、しかしリボンズを出し抜くべくネーナを重用する。「兄」である紅龍は、そろそろ利用価値を認められなくなっていた。ルイスは補充要員として戦場に到着。あ、女の子がいるな、と思って声をかけたのは階級が上のソーマだった。そのソーマを探しにきたアンドレイ、ルイスに一目ぼれする。「……乙女だ」ってあたりが流石親子。ソーマとルイスのツーショットは軍服でも華やかだった。自分のせいで状況が悪化したことを悔やむサジ、初めて手伝いを自主的に申し出る。ガンダム4機とアロウズの前面対決が始まるが、……ソーマ、グラハム、ルイスと私情で動いている奴多すぎる!カタロンを守らなくてはならないと武器を取るサジだが、突っ込んできた敵機に乗っているのはルイスだった。「マリー」と戦えず、むざむざアリオスを貫かれるアレルヤ。お前機体下ろされるんじゃないか?それとも……ひょっとして次回ソーマ死亡?(いや幾らなんでもまだ早いと思うが)
2008年11月09日
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「イノベーター」本格稼動。かと思いきや、リボンズはアリーを動かす。CBはカタロンと体面。何故かサジも一緒。この際マリナとともに預けてしまおうということらしい。子供達の姿を見た刹那は表情を硬くするが、彼らは保護対象だった。マリナはその子供達の遊び相手を頼まれるが、……いつまでジャージ姿?CBとカタロンは若干目的の異なる組織だが、クラウスは何とか提携話を纏めようとしていた。セルゲイと連絡を取っているソーマ、アンドレイのよい父親でなかったことを告白されるが、養子縁組の話を受ける。彼女はその先に「幸せ」があることを信じていた。マリナは刹那に、祖国に送って欲しいと頼む。無論、ガンダムは使えない。「なんなら、そのまま帰ってこなくていい」「本気だ。……冗談だよ」……アレルヤじゃないが、なにがあったティエリア。冗談なのかよ!CBのカタロンも嫌なサジ、カタロンの構成員を騙して車を貰い、逃げ出すことに。逃げたって元の生活には戻れないんだが……手に職があるから何とかなると思ったのか?あっという間に捕まったサジだが、運のよいことにそこにはセルゲイがいた。……新しい制服似合わないな荒熊。セルゲイを信用したサジは事情を話すが、外で聞き耳を立てている奴がいた。部下がアロウズにサジのことを知らせたと知ったセルゲイ、庇いきれないとみて彼を外に逃がす。……若干無責任だが、確かにそれ以上は出来そうにない。アロウズの掃討作戦にオートマタが使われると知り、アロウズの穏健派も憮然。ネーナを通して作戦を知った留美はCBを逆戻りさせるが、被害は甚大だった。死屍累々に怒りが収まらないライル、逃げていく敵にライフルを乱射する。アロウズのスポンサーを務めるルイス、幸せを求めた代償としか思えないソーマ、自分の軽挙で「知人(子供含む)」が虐殺されたサジ、それぞれの立場から衝撃を受ける。そんなことと知らない刹那とマリナ、アザディスタンに到着。だがそこは、ただ一機の真紅のガンダムにより、炎に包まれていた。
2008年11月02日
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今のCBは私情で動いている」今週一番ぐっさりきた台詞。確かにその通りだ。サジと姫を助けてくれたのは有難いが、姫をアザディスタンまで送っていくって、甘やかしかヤケクソとしか思えない。ティエリアがフレンドリーになって、仲良しサークル化が進んだということか?組織の形骸だけ残ってるってふうに見えなくもない。ヴェーダが使用不可でスメラギ逃亡、ティエリアが暫定トップでこうなった?留美が乗っ取ろうと思えば出来たろうに、より力がありそうなリボンズに擦り寄る辺り、「面倒なのはいや」と言いたげで印象悪い。刹那は姫に誘いをかけられるが断る。いや、刹那がいたってどうなるもんでもないぞ姫。客観的には単なる話し相手だ。しかし彼女の言葉は刹那に届くんだよな……説得しきれないけど。ティエリアの出番少ないー!と思ったが、考えてみたらこれが普通なんだ、先週まで優遇されてたんだ……。それに「戦う理由」のあたりの顔かわいかったからよし。アレルヤを見ていると、「心はレイにどきどき、体は明日香にどきどき」ってフレーズを思い出す。愚痴を聞いてもらう相手は刹那でもティエリアでもなくスメラギさんか!……いや……そりゃそうだという気がしなくもない……。姫と刹那が8歳差だから、6歳差もありなんだろうけど、なんかむかっとくるのは酒持参だからか。それとも色欲込みのどろっどろを感じさせるからか。ラストのあれといい、スメラギさんのエロ描写は生々しい。そのくせ、「酒浸りだけど状況判断は適切」はご都合で、そういうところが同性受けしそうでしないんだよな、この人は。ライルとフェルトのあれは、フラグ壊れたのか、どうなのか?現時点ではお互いよく思っていない。逆転現象を起こすには尺が足りない。ああいう形でスカウトされたんだ、比べられるのは覚悟済みじゃないのかライル。本当に兄と切り離して考えて欲しかったら、髪型変えて、コードネーム継承も拒否しているはず。前回ババを引かされた上、全責任を被せられたカテキン大佐。アロウズをよく思ってないことがばれているのか、それとも軍の派閥争いか?閨閥出身っぽい雰囲気あるしな。某AAの副艦長を思い出してブルーな気持ちになる……早くコーラ来てくれ。冗談抜きで育児休暇とってんのか?
2008年10月27日
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脳内の声に導かれ、「マリー」の元に導かれたE-57。名前を与えられ、生きていることを祝福された名無しの少年はその日を寿ぐが、別室では科学者達が二人の様子を観察していた。何?これ刷り込み?CBの救出の礼をいうマリナ。アザディスタンは連邦に参加せず、国内は荒れ果て、彼女も戻れば間違いなく拘束される。それでも彼女は戻るといい、刹那もそれに同意。ライルから離れられないフェルト、「オレは兄貴じゃないけど、それでもいいなら……」と口説かれキスされる。ライルはハロに「(別人だと)気づかせてやったんだ」というが、自分の行動を制限されるのが嫌で追い払ったと思われる。まだ制服を着ようとしないスメラギさんの下に、酒を持ち込むアレルヤ。傷の舐めあいかおい。働け。「今のCBは私情で動いている」ああ読まれてる。CBはマリナをアザディスタンに返しにいくが、それはアロウズにもカタロンにも読まれていた。カテキン大佐は前回の失敗から前線から外されるが、コーラがいないと死亡率上がるから暫くおとなしくしていてください。サジ、人手が足りないので手伝いをさせられることに。アレルヤは同胞殺しで、マリーに憎まれても仕方ないという自覚がある。それでも彼女を取り戻したい。一見まともだが、マリーは今の生活を捨てたくない、絶対。皆がメロウな気持ちになってる間に攻撃開始。トレミー大破、だが直接戦闘に入ればガンダムの性能は圧倒的。「生き恥を晒した」グラハムが突っ込んでこなければ大佐死んでた。「大変勉強になりましたよ、少佐殿」早くもCBとカタロンの顔合わせが実現。その中に袂をわかったシーリンの顔を見たマリナは驚く。「サイズ合わなくて……」前が閉じられないならわかるが、丈が短いってありえない!胴が伸びたとでもいうのか?誰だ30代に臍だしなんて羞恥プレイさせてんのは!マニアックすぎてちょっと(否かなり)引いた。無事復帰を果たしたスメラギさんだが、とっくにその脳裏から抜け落ちたであろうビリーが自分憎さにアロウズ入りしたことをまだ知らなかった。10年以上愛していた女が実は敵で自分から情報を引き出した挙句恩師殺しじゃ、そりゃ黙って引き下がることはできないか……。
2008年10月26日
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合鍵あり・朝から上がりこんで布団を引っ剥がす・朝ごはん持込済み。お前は通い妻か。生徒会副会長北村、意外と女子に人気あり。スペック高めで汗臭くない・どろどろしてないのでわかるかも。生徒会長は一見お姉さん系美少女だが、中身はオレ系。北村にフォローして貰っているので大河はむかむか。竜君、掃除が趣味か。羨ましい。大河、結構いいチャンスがあるのに、テンパリすぎてそれが生かせない。しかも当人それでわりと満足してるので、竜君から見ると勿体無い。トーシローがお弁当作りを手伝いたいというのに、お握りとから揚げを指示って至れり尽くせりだな。しかし相変わらずいきなりぴりぴりするので、竜君はとまどう。大河は一度北村君に告白されたが、断った。でもそれがきっかけで好きになってしまった。……なるほど、二人の関係の歪みの根本がわかったよ。
2008年10月23日
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リボンズ:1期の事実上のラスボスだったが、1話から裏切られる気配濃厚。当人は「イオリアの正当後継者」のつもりだが、彼が「イノベーターにしかできない」と思っていることを、人間に混じってる「見せ駒」で「捨て駒」のティエリアの方がやっちまうってことなんだろう、これは……。刹那とのフラグも、いざとなったら「遠くの憧れの人(リボンズ)より近くの友だち(ティエリア)」オチのようだし。ライル:カタロンと内通。黙認されている(当人もそう思っている)と思われる。そうでなければカタロンのあの派手な動きはありえない。それにしても、(表向き)素人を独断でマイスターに選ぶって……刹那……。アロウズ:今回の敗北は予定のうち、目的はCBの戦力の確認。……だが、アレルヤを奪還されたら多少の利点は吹っ飛ぶのではないか?士気も落ちるし、彼を生かしておいた上層部に対する不満もでるだろう。スメラギ:酒浸りから立ち直る、はよくある話だが相変わらずアルコールをたっぷり与えられているのがありえない。そんな人の踏み台にされたカティさんが非常にお気の毒に思える。フェルト:18歳にしてはしっかりしたお姉さんポジションだったが、今週はミレイナたちが働いている間にライルの様子を窺っていた。うーん……。本来なら28歳と18歳で恋愛してもおかしくないが、予告を見る限りティエリアも巻き込んで大揉めに揉めそう。ティエリアは1期の時点でフェルトがロックオンを好きと気づいていなかったようだが、4年間の間に色々話合ったんだろう、多分。……ティエリアと取っ組み合いの大喧嘩をした挙句、ティエフェルendかもしれない。マリナ:絶世の美女で一国の指導者だが、ドレスよりエプロンとか割烹着の方が似合いそうな人。OPの歌詞から、刹那に間接的に酷い目に合わされて一度は恨むのかと思ったらいいムードだった。アレルヤもだが、あれだけ育った刹那についてなんの違和感も抱かないのか?
2008年10月20日
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マリナ姫が拘束されたのは、4年前CBメンバー(刹那)と接触したためだった。リボンズは彼女を餌に刹那をおびき寄せようとする。リボンズは自分こそ「イオリアの意志を継ぐもの」という優越感に浸っているが……?アレルヤに接触のソーマ、初対面のはずの彼に「マリー」と呼ばれるが身に覚えがない。大佐に「マリー」について聞くものの、知るはずがない。きっぱり否定されたアレルヤ、彼女をマリーの「別人格」と判断する。「可愛い教官どの」うわああああ!中身を知らないってこええええ!新ロックオン・ニール、実はモビルスーツでの戦闘経験なし。イラつくティエリアに余裕の発言!妙にポジティブなロックオンと逆に、「期待を押し付けないで!」なスメラギさん。ずっと部屋に引き篭もっていたが、アレルヤの居場所がわかったということで引き出される。そして、彼女のミッションプランの元新CBの初陣「300秒の勝負」が始まった。幸い、マリナの存在ももれなく知らされる。……知らずにスルーされたら余計再会時の心境が複雑になる。迎え撃つ指揮官はカティ・マネキン。酔いどれ予報士の常識無視の襲撃に唖然。いや、ソーマがいたってモビルスーツに乗ってなきゃ意味ない……。「当たらなくていいからとにかく撃て」と言われていたロックオン、何機か撃墜。ティエリアが派手にやっている間に刹那がアレルヤとマリナを救出。……何故元気なんだアレルヤ。何故いきなり新型メカに乗せようなんて思うんだCB。そんなことだからアレルヤとソーマが接触してしまう。「これが本当の君の名前なんだ。マリー・パーファシー」ソーマは「何か」を思い出すが、アレルヤはここは引くことを決める。CBの動きと連動したカタロン、捕虜救出に成功。マリナのことを聞いたシーリンは動揺する。マリナ姫が姫である以上刹那とどうなりようもないだろうと思ったら、……二期で完全に権力の座から滑り落ちたな。サジ同様、やむを得ずCBに同行する彼女の命運は?本国は大丈夫なのか?アレルヤ、疲れているのにティエリアに質面攻めにされるわロックオンは復活してるわ……。ティエリアがこれまでになく優しいのに、殆ど動じないのはやっぱりマリーのことで頭が一杯だからか?
2008年10月19日
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物語は3ヶ月前にさかのぼる。1期最終回に行われた0ガンダムの起動実験、太陽炉の相性が合わず、失敗。残る太陽炉は行方不明のエクシアのもののみ。刹那、ロックオンの双子の弟ライル・ディランディに接触。彼の属するカタロンは前面制圧寸前だった。マネキン大佐はアロウズに転勤。そこにはソーマと、スミノルフJr.、そして仮面の男の姿があった。さすがは片桐指令……いいいいいい?CBに拘束中のサジ、カタロンの一員と思われているのでおうちに帰れない。彼はそれでも元凶・CBに批判的な態度をとるが、かといって武力介入以上の良案があるわけでもない。暇つぶし用に?置いておかれたピンクハロの中には、ルイスの件の情報も断片的に入っていた。窮地の片桐の下に逃げ込んでいたスメラギ、刹那にCBの一員であることをばらされる。もうやりたくない、と逃げ腰の彼女の前に姿を見せたのは、(カタロン所属のまま)ロックオン・ストラウスをやろうとしているライルだった。マリナ、当局に拘束される。紅龍は留美がリボンズに情報を流したことを責めるが、留美は「これくらいの危機で」と涼しい顔。そんな彼女は、紅龍からすれば改革より闘争を望んでいるように見える。すっかり内通者となった留美を抱え込んだままのCB、アロウズの強襲を受ける。刹那たちはまだ戻らず、戦力はティエリアのセラヴィーのみ。ライルは随分しょぼい組織、と揶揄し、スメラギは戦術を指示。刹那はトランザムを起動、無理やり00ガンダムを動かそうとする。ああ、1期初期にはこういうケレンミがなかったんだ!無事起動した00は鬼神のごとき力を発揮。はっきりいってセラヴィーの出る幕なかった。戦闘は華々しい戦果を挙げたが、人間関係は火種があっちにもこっちにもそっちにも。ロックオンのそっくりさん登場に、特にフェルトとティエリアは動揺。利用され捨てられた片桐の内心は荒涼。マリナは投獄され、拘束中のアレルヤは「マリー」……。これが1期の初台詞(現在他に台詞なし)かよ!次週はアレルヤの奪還作戦だが、……皆がひくような言動を取らないことを祈る。
2008年10月12日
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