珍婚生活

珍婚生活

ラスベガス 2日目

2日目 1/5



夜中に眠れなくて、お腹が空いてきた私たち。
仕方ない、カフェにいくか。

ラスベガスのホテルには、カジノフロアに24時間オープンのカフェがある。
もちろんカジノも24時間オープンなので、お腹が空いたらカフェで何か食べられるようになっている。
とにかく、カジノにずっといてほしいというワケ。

ご飯食べるだけだから、すっぴんで出た。
私はあんまりお腹空いてない。
軽い物でいいや。って、軽い物がなさそう(T_T)
アメリカはとにかくボリュームが半端じゃない。例えそれがモーニングでも。
なんで朝からこんなに食べるんだよ。

私はフレンチトースト、彼はオニオングラタンスープとハムチーズサンドウィッチ。

フレンチトーストは厚切りのパン2枚分。
(1枚でいいっつーの。)
オニオングラタンスープはチーズの暑さが8mmくらいある。
ほとんどパンとチーズ。味は美味しい♪
で、サンドウィッチ。付け合わせがすごい。
キュウリ丸ごと1本、リンゴ半分、オレンジ1/4個、フレンチフライ山盛り。
激しい・・・

おかげで満腹になった私たちは、やっぱりカジノに吸い込まれる。
こんなことなら、化粧してくればよかった。

またブラックジャックをやる。
こんな早朝なのに、ギャンブルしている人は結構いる。
私たちがいる台に、日本人らしきおじいさんが(失礼)座った。
英語ぺらぺら。
ディーラーと話してる。
そのうち私たちにも話しかけてきた。
ブラックジャックを始めたばかりらしい。

おじいさんはカナダから来て、奥さんは横浜に住んでる。(どういうこと?)
その奥さんは今部屋で寝ているとのこと。
今日はグランドキャニオンに行こうと早起きしたけど、現地の天候が悪くて、中止になっちゃったみたい。
そういえば、昨日のツアーも中止って言ってた。
今年はついてないんだね。
おじいさんは少し遊ぶと、どっかに行ってしまった。

ちなみに私たちは去年行った。
ラスベガスに着いた次の日で、とにかく朝が辛かった。
バスで回収されてノースラスベガス空港へ。
Gキャニオンの飛行機が発着する空港はいくつかあるけど、ホテルから一番近い所にした。
料金は$220くらい。
高い!!
でも、一生に一度行くか行かないか、っていう、地球的規模の観光地だから仕方ない。
飛行機は20人くらいしか乗れなくて、体操座りしか出来ないくらい小さい。

こうして見ると、去年も危ない天気だったんだ・・・

パイロットは2人、日本語ガイドあり、高翼型(翼が機体の上のほうに付いていて、窓から下を見るのに邪魔にならないタイプ。)
つまり、Gキャニオンツアーとしては、もっとも高級なツアーに参加した。
目的地はサウスリム。

事前に調べたら、Gキャニオン国立公園に行くなら、サウスリムが一番。
コロラド川を挟んで北と南に壁(リム)があるんだけど、サウスリムからだとノースリムに太陽が当たってよく見える。
最近日本で売られてるウエストリムのツアーっていうのがあるみたいだけど、ウエストリムは正確にはGキャニオン国立公園じゃないので、要注意。
しかも、日本でパンフレットを見ると、すごく高かった気がする。

ノースラスベガス空港からGキャニオン空港まで小型の飛行機で飛ぶ。
だんだん景色が荒くなってきて、Gキャニオンに近づいてる感がたっぷり。

岩の山や谷をいくつも通り過ぎる。

谷の上を飛ぶ時は、急にぐ~んと高度が下がる感じがして怖かった。

Gキャニオン空港に着くと雪の世界だった。
バスに乗り換えていざ、ビューポイントへ。
Gキャニオンの壮絶さといったら、とても言葉では言い表せない。
私の貧しい文才じゃ、尚更。
とにかく一生に一度は見た方がいい。
川の浸食ごときで、なんでこんなものが生まれるのか。

怖いよ~(>_<) Gキャニオン3

柵がないような場所もあって、観光客が年に何人も落ちて死んでしまうそう。
死体は見つからないこともある。
私は足がすくんじゃって、そんな危険なところまでは行けなかったけど。
だって、足下凍ってるんだもん。
危険極まりない。

そんなことを思い出していると、さっきのおじいさんが奥さんを連れてやってきた。
奥さんをちょこっと紹介して、仲良く出かけていった。
あんな年になっても、仲よさそうで羨ましい。
おじいさんが素敵だったからかな。(奥さんはあんまり覚えてない)
紳士的って言うか。
とにかく、日本の道のはじっこにぼ~っと突っ立ってるじいさんとはまるで違う。
(なんでじいさんって、道のはじっこに突っ立ってるんだろう。家の周りだけ?)

朝ご飯食べに来ただけなのに、昼近くになってしまった・・・
さすがに眠い zzz
ちょっと部屋で仮眠・・・のつもりが、またもや 暗い!!

今日はダウンタウンのフリーモントストリートエクスペリエンス(電飾アーケード)を見に行く予定なのだ。

現在は、私たちが泊まったモンテカルロホテルのある通り(ストリップ)がラスベガスのメインストリートになっているけど、もともとラスベガスはダウンタウンから始まったらしい。

それならば!

ダウンタウンにも行ってみないと、ラスベガスは語れない!!(誰に?)

モンテカルロの近くから(といっても相当歩いた。)バスに乗って、終点の一つ前で降りる。
バス停に名前は特になし。
なんだとぅ。どうやって降りるんだ。
人がいっぱい降りるから気付かないはずない、とガイドブック。

私たちはトレジャーアイランドより北に行ったことがない。
すごい狭い範囲で遊んでたのね。
ドキドキしながらバスに乗る。
1日券$3(買った時から24時間)

乗り降りは結構あるけど、バスの中は常に混んでいる状態。
相変わらず乗客同士の会話がまったくわからない(TT)

ガイドブックの言う通り、乗客全員が降りたバス停で私たちも降りる。

人の流れにくっついて行くと
ありました、電飾アーケード。
まだ何にも映ってないけど。
上映時間は毎時0分。
あと15分くらいで始まりそうだから、その辺のカジノに入って用を足す。

ぷらぷらカジノを見て回ったり、出店(?)を見たりしていると始まりました!!
宇宙人が攻めてきて、それを追い返す、みたいなストーリー。
電飾のきれいさと、デジカメ撮影に夢中になって、あんまりストーリーは見てなかった。
ストーリーと言っても、上映時間8分くらいだから内容は大したことない。

それにしても、きれいだった。
電飾って言うより、でっかいでっかいテレビみたいな感じ。
いろんな色が、それは鮮やかに映っている。(電飾なんだから”映る”はおかしいか。)
失礼な話だけど、実はもっとちゃちぃのを想像してた。
ところがどっこい。
さすがラスベガスです。

見る物見たし。さあストリップに帰るか。
慣れてないところにいると、なんだか落ち着かない。
情けないほど気が小さい。
世界中で頼れるのは、隣にいるこの彼だけ・・・
なんてね。

「帰りのバスはどこから乗るの?」
「降りたとこじゃない?」
「じゃあ待ってみよう。」

・・・・・・

バスがこない。
ってか、誰も来ない。
やっぱり異国の地では、お互を頼りに出来ないみたい(^^;)

そこへ女の人が一人。
やった、仲間?

「ストリップに帰るの?そこで待ってってもバス来ないよ。 帰りのバスはあっちだよ」
と言ったと思う。
親切に教えてくれてどうもありがとう!!

私たちもさっさと誰かに聞けばいいのに。
英語が喋れないせいで、極端に人見知りになってる。
こんなことだから、いつまでたっても喋れないんだよねぇ。

なんとかバスに乗り込んでストリップへ。
帰りにはトレジャーアイランドの海賊船ショー(無料)を見るのだ。

トレジャーアイランドに着いても、目的の場所が分からない。
ホテルが迷路。
去年はこれが疲れの原因だった、と言っても過言ではない。
場所が分からない
 ↓
ホテルの従業員さんに聞く
 ↓
英語を何となく聞き取って歩く。
 ↓
行けども行けどもたどり着かない
 ↓
従業員さんに聞く
 ・
 ・
 ・
やっとたどり着く。
どこかへ行く度にこれなんだから、疲れて当たり前。

だから今回は、ホテルロビーに直行!!
賢いね、私たち。(^^)v
ホテルの案内をもらえば、カジノフロアの地図(?)が書いてある。
アトラクション会場も、だいたいカジノフロアから行くようになってるはずだから、これさえあれば着いたも同然!!
(だから喋れないままなんだって・・・)

現場に着くと、もう人だかりが出来てる。
もうすぐ始まるんだ、きっと。

このショーは海賊と海賊の戦い。
露出度高い海賊のおねーちゃんたちが、歌いながら台詞を言ってるんだけど、よく分からない。
でも、大砲を撃ち合ったり、花火が上がったり、おねーちゃんのきれいな足もあがったり・・・
細かいストーリーはよくわからなくても、充分楽しめるショーだった。
もうちょっと早めに行って、見やすい場所を確保しておくともっと良かったかも。

さあ、次はお隣、ミラージュの火山噴火(無料)。

トレジャーアイランドとミラージュは無料のモノレールで繋がっている。
隣のホテルとはいえ、歩いていくのは大変なのだ。
このモノレールは去年も乗った。
何のために乗ったのかは不明。
トレジャーアイランドもミラージュも、今回初めてホテル内を歩いた。
去年は話の種に乗ったのかな?

ミラージュに到着。
このホテルは凄い。
エントランスを入ると、ホテルの中なのに熱帯雨林みたいなのがいっぱい生えてる。
ちっちゃい滝みたいのまで。

さっきと同じようにロビーで地図をゲットする。
中に入って来ちゃったけど、現場は外。
モノレール降りてすぐだったみたい。
着いた時にはもうだいぶ終盤だったけど、見れたからよかった。

そろそろお腹が減ってきた。
そういえば、早すぎる朝食を食べて以来、水しか飲んでない。
夕食は・・・
MGMのレインフォレストカフェにしよう。
カフェってくらいだから、遅い時間になっても開いてるだろう。

MGMの前にアラジンのデザートパセージに寄ると彼が。
昨日も見たんだけど、TUMIのショップに行きたいのだそう。
私も昨日見て、ちょっと気に入ったのがあったんだ♪
しかもセールだったんだ♪
もし勝ったら買おうとは思ってたんだけど。

去年彼はTUMIでキャディバッグを買った。
それと似たような感じのボストンバッグが欲しいらしい。
同じ形で素材が違う2つを眺めて、持ってみて、鏡に映して、また置いて眺めて。

どうぞ、どうぞ、じっくり悩んでください。
後で後悔するのは、ほんっとに悔しいから。

悩んで悩んで購入。
ついでに私のも彼が購入♪
どうもありがとうございますm(__)m

後はご飯さえ食べれば、今日の予定は終了。
いざ、MGMへ。
MGMは迷路みたいだし、広すぎて歩くの大変、っていう悪い噂がある。
どこのホテルもそうなんだけど、ここは特別凄いらしい。

どうしよう、ご飯にたどり着けなかったら・・・

って、ここじゃん(^^;)

一番北側の入り口を入ったらすぐだった。
よかった、すぐ見つかって。
もう巨大ホテルをうろつく元気は残ってなかった。

レストランの中は熱帯雨林になっていて(レインフォレストカフェの名の通り)動物やでっかい虫がたくさんいる。(もちろん作り物。)
ちょこちょこ動いたり、鳴き声をだしたりする。

ガイドブックで見た時は、子供うけしそうだから子供達がいっぱいでうるさそう、って思ってたけど、時間が遅いせいかそうでもない。

それどころか、なかなかいい雰囲気。

チキン・ビーフ・シュリンプフリッターの盛り合わせ(もちろん大量のフライドポテト付き)
ケサディ-ヤ
クラムチャウダー
赤ワイン1本

と頼んで豪華なお食事。
ここでも量が半端じゃない。
盛り合わせは1人前なんだよ。本当は1人で食べるものなんだよ。
2人でも食べきれない~~~
写真撮ってなくて残念。

これからカジノに行くからワインは1本で勘弁してやるか。

満腹になった私たちは荷物を置きに部屋に帰り、またカジノに吸い込まれて行くのでした。

カジノで始まり、カジノで終わる一日。
これがラスベガスの基本です。


3日目へ



© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: