珍婚生活

珍婚生活

’06ラスベガス 最終日

3日目 1/6




もう今日で今年のラスベガスも終わりだ。
本当に短い。
あと1週間くらいいたいよう。(お金がいくらあっても足りない(・・;))

起きたらもう9:00。
今回は1回も目覚ましかけなかった。
寝たい時に寝たいだけ寝て、食べたい時に食べたいだけ食べる。
時差ぼけ解消のために、ここに行き着いた。
ラスベガスは昼も夜もあんまり関係ないから出来る技。
どっか観光に行くなら、とにかく明るくなったら起きて、暗い内に寝とかなきゃ話にならないもんね。
私たちも初めてラスベガスに来た時は、グランドキャニオンに行ったり、食事の予定をびっしり組んだりした。
それはそれは大変でしたよ。
体がついていきません。

さあ今朝は何食べようか。
お腹が空いてきたね。
食べて飲んで、イスに座ってゲームしてるだけなのに、ちゃんとお腹がすくのね。
帰ってから体重計に乗るのが恐怖・・・
でも食べる。

昨日までに下見したものを買いにデザートパサージュへ。
まずはTUMI。
彼はボストンバッグをやめて、キャリングケースを見始めた。
店員さんが来て、ぺらぺら売り込む。
よくわかんないってば(^^;)
悩みに悩んで。
「ランチ食べてからまた来ます」


今日のランチはデザートパサージュ内のレストラン。
私はトマトソースのペンネ。
彼はアーティチョークのガーリックレモン風味。
大丈夫か?
彼は食にとっても保守的。
嫌いな物も食わず嫌いもいっぱい。
たぶんガーリックに惹かれて注文したんだろうけど。
アーティチョークは私にとって、とっと前から気になる存在だった。
日本では全然見かけない野菜だけど、こっちでほポピュラーみたいで、よく耳にする。
どんな味なんだろ。
一口ちょうだい。

案の定。
「あんまり美味しくない。アーティチョーク好きじゃないかも。」
やっぱりね。
「じゃあ交換する?」
と言うわけで交換。
大体彼は野菜が嫌い。
鍋する時も、野菜はねぎしか食べない。
私は結構野菜好き。
アーティチョークの歯触りも気に入った。
ただちょっとレモンが利きすぎ。
アーティチョークに絡んですっぱい。
そして、いつもながら量が半端じゃない。
大きいお皿に余裕をもって盛り付けてあるから、見た目は全然普通なのに、食べても食べても減らない。
もう食べられません。
残しちゃってごめんなさいm(__)m
でも美味しかったです。

お腹いっぱいになったから再度TUMIへ。
今度こそキャリングケースを購入。
気に入ったものが買えてよかった、よかった(^-^)

モンテカルロに戻ってブラックジャック。
本当に今回はカジノで遊んでばっかり。
ご飯食べて、お買い物しただけ。
あと何かしたっけ?特別なこと。
スロットマシーンで一攫千金、大もうけしようって意気込んでたから、その分激しく負けてる。
少しでも取り返さなきゃ。
でもブラックジャックで勝つのは難しい。
勝ったり負けたりを繰り返してたんじゃ、どっちかって言うとチップは徐々に減ってく。
スプリットとダブルのチャンスがきて、上手い具合に勝ち続けないとなかなか増えて行かない。
更に片方が勝って、もう一人が負けたんじゃ意味がない。

今晩は去年から行ってみようって言ってた、ベラージオの高級バフェに行く予定。
だけど、例のごとくあんまりお腹が空かない。
しかも、ゲームできる時間も残りわずか。
「ベラージオ行かなくてもいいよね。」
「そうだね。気張って行ったって、どうせいっぱい食べられないし。」
「一回部屋に行って、シャワー浴びて荷造りしちゃわない?」
「その方がいいかもね。」
私はチェックインしたら、洋服を全部出して、タンスにしまうようにしてる。
この作業は心がウキウキ♪
でもタンスから洋服を出して、スーツケースにしまうのは・・・
もう帰らなきゃいけないんだから、仕方ないでしょ!

「どうする?これから。」
もうだいぶ遅い時間になってきている。
「少しは寝といた方がいいかなぁ。」
そりゃそうでしょ。
これから長旅。
来る時よりもいっぱい時間がかかるんだよ。
でも彼はカジノに戻りたそう。
仕方ないなぁ。
来年は来れなそうだし。
「じゃあ、出発までやろうか。」
彼は毎年最終日になると、寝ないで遊ぼうって言う。
でもねぇ。
帰りに具合でも悪くなったらイヤじゃん。
ちょっと不安もあるけど、もう3回目なんだから大丈夫だよね。

最後の大勝負(?)に出かけてテーブルに着くと。
「ID見せて。」
とディーラー。
今年初めてのID要求。
嘘でしょ。
さっきまで持ってたのに。
来てからずっと持ち歩いてたのに。
たった今置いて来ちゃったよ。
「彼女は29歳だよ」
怒!! 28だよ、まだっ!
「だめ。ID見せて。」
まじですか?
じゃあ取りに行くよ・・・
彼は部屋まで付いてきてくれない。
そうよね、遠いし。
一人で行くよ。

カジノ内をエレベーターに向かってとぼとぼ歩いていると。
なにやら後ろから声が。
英語だ。
分かんないから気付かないふりしよ。
しつこく呼ばれてる(みたい)
なんか落としちゃったのかな?
仕方ないから振り向く。
でっかい男の人2人。
黒人さんと白人さん。
うわぁぁぁ
なんの用?
「どこから来たの?」
「日本」
「一緒に遊ぼう」
ちょっと酔ってるみたい。
「・・・部屋にパスポート取りにいかなきゃいけない」
「そんなのいらないよ。楽しいよ。」
やばい、この人たち。
私の英語力じゃどうにもならない。
「彼がブラックジャックで待ってるから」
「いいからこれ回してみなよ」
見るとスロットマシーンに2回分のコインが入ってる。
「やだ」
「大丈夫。キミはラッキーガールだから。」
根拠を述べよ。
「たぶんはずれるよ。」
予想通り2回ともはずれ。
「わっはっはっは。まあいいよ。さあ、テキーラ飲みに行こう!!」
あんた、人の話聞いてた?
通じてないのか?
パスポート取りに行くんだってば。
「無理!!じゃあね。ばいばい」
足早に立ち去った。
ああ
超ドキドキした。
本当にイヤなのに、たぶん顔はニコニコしてたんだろうな。
私っていつもそう。
イヤなのに、顔が笑っちゃうからそう見えない。
変なの。

なんとかパスポートを持って彼の所へ。
怖かったよぅ(T_T)
って言ってるのに上の空。
ちょっと勝ってるみたい。
私も入りた~~い。
でもこのテーブルはもういっぱいで入れない。
結構酔っぱらってる白人さんで席が埋まってる。」
「台移ろうか。」
「調子いいならいいよ、ここにいても。」
「いや、いい。ちょっと悪くなってきたし。」

空いてる台に移ってゲームを始めた。
「さっき、白人達とディーラーがなんか話してたんだけどさ。」
「うん、うん」
「なんか、日本人のことを話して笑ってたみたいなんだよ。」
「へぇ。」
「すっごい盛り上がってて、チャンバラのマネみたいなこともしてたんだけど」
「ふぅん」
「ディーラーがはっと気付いて俺に、『もしかして日本人?』って聞いてきたんだよ。」
「で、なんて言ったの?」
「『そうだよ』って。そしたら急にしぃーんとなっちゃって、テーブルの雰囲気が悪くなった。」
「よっぽどひどいこと言ってたんだね。」
「なんかよく分かんないけど、そうだったみたい。」
「ちょっと皮肉くらい言えばよかったのに。せめてI'm sorry付けるとか。」
英語が話せれば、日本人のことを笑われてたって、その話に乗って楽しくゲームできそうなのにね。
ああ、喋れるようになりたぁぁぁぁいぃ
でも何の努力もしない、だめな私。(^^;)


出発ぎりぎりまでねばって、2人でなんとか$250くらいは勝った。
ブラックジャックをちまちまやってた割にはすっごく勝ったみたいだけど、こんな金額じゃ話にならないよ。
「ギャンブルしにここまで来たんだから仕方ないじゃん。 いいよ。」
「そう?ごめんね。負けちゃって。」
急いで支度して、ピックアップの待ち合わせ場所に。
いつものおじさんが迎えに来てくれた。
そういえば去年は、ピックアップぎりぎりになって彼がトイレに行きたくなって、おじさん待たせたよね。
今回は待たせることなく車に乗り込んだ。
少し成長したね。
子供じゃないんだから、トイレは早めに行こうね。


空港に着いたら、今まで見たことないくらい大勢並んでる。
「なんでこんなに人がいるの?」
「さあ、なんだろうね。」
チェックインして身体検査を通過。
おみやげ物屋さんや、食べ物屋さんがオープンしてる。
「去年まではこんなに店開いてなかったよね。」
「もしかして時間が遅めなのかな。」
確かに去年も一昨年も、お土産買うのに困るほどお店が開いてなかった。
今年はカフェでモーニングを食べることもできた。
「このくらいの時間帯の方がいいよね。」
「出発時間まで待つのもあんまり苦にならないしね。」
食事をしてちょっとだけスロット回したら、もう搭乗時間になった。
旅行で何が一番疲れるかって、待ち時間。
気を紛らわすことができると本当に楽。


ロサンゼルスに向けて出発。
毎回思うけど・・・
「あぁ、本当にもう帰るんだね。」
遠ざかるラスベガスを見るのは、本当に寂しい気持ちになる。
ロサンゼルスでの乗り継ぎ時間は去年と同じく、ロジックで暇つぶし。
この乗り継ぎの場所、もう少し広ければいいのに。
簡易ベッドがあれば、もっといいのに・・・(贅沢すぎ)
でもまぁ、待ち時間も始めてきた時と比べたらそんなに苦にならなくなった。
慣れってすごい。
さあ、成田に向けてもうひとっ飛び!


私たちのシートの周りは、アジア系の団体が締めてるみたい。
おっさんばっかり、うようよいるよ。
落ち着いて座ってればいいのに、あっち行ったりこっち行ったり、大声出してみたり。
宴会モードになってる。
でももう眠いzzz
窓側に座らせてもらった私は、すぐに眠りに入った。
ご飯とトイレ以外はず~~~っと寝たきり。
こんなに狭い空間で眠れるなんて。
体が小さくて本当によかった。
彼は団体がうるさくて、ちっとも眠れなかったみたい。
トランプやったりして、大盛り上がりだったんだって。
疲れてるのにかわいそう。
今回は最終日の夜、ホントに寝てないもんね。
私はたっぷり寝たから復活!!
まだまだいけるぜ。(どこに?)


こうして今年のラスベガスの旅は終わったのでした。
ラスベガスに行く度に行動範囲が狭まって、やることも少なくなってる。
今回なんて食べて、打って、寝ただけ。
これが真のラスベガスの楽しみ方なのかもね。
また来年も・・・!

って言いたいとこだけど、来年はきつそうなんだよね。
日にちがとれなそう。
もしラスベガスがだめだったらどうする?
マカオにでも行ってみようか。



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