茨城県水戸から発信 Bacon's Infomation Laboratory

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2014.11.02
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最高の戦略教科書孫子 [ 守屋淳 ]

孫子を参照した話や信奉しているという話は、ビジネス書や経済誌の記事にも良く登場します。
確かにそうだと共感できるもの、有名なフレーズはたくさんあります。

しかし、当然ながら抽象的な言い回しも多く、共感しても実際のビジネスの現場に持ち込むには熟慮が必要に思います。
この本は、その熟慮の結果というよりは、思考過程が詳しく書かれています。
そして「敵とのスタンス」、「自己の兵の扱い」、「情報の扱い」、「場面による戦い方」など色々な角度からフレーズを抽出して、ビジネスの現場になぞらえている形になっています。

感想として、思考過程(プロセス)論なので、結論についてはぼんやりした感あり、さらっと読んでしまうと何が正解なのか判りにくかったりします。
どちらかというとこの本の話を参考にして、良く考えましょうというのが王道に思えます。

彼を知り、己を知れば、百戦して殆うからず

様々な経営者が好きな格言にあげる言葉ですが...

彼とは軍事においては完全に敵なのですが、現代のビジネスにおいては、競争相手(すなわちライバル)なのか、それとも取引相手なのか?
ファイブフォース です。
敵は同業だけではなく、サプライチェーンの川上にも川下にもいますし、異業種からの参入もありますし、顧客も変化します。
本にはファイブフォースの話は出てきませんが、「敵」ではなく「彼」としているのは、目の前の敵だけでなく、第三者の動きまで目を配る必要があると説いています。

彼の何を、そして己の何を知るか?という点では「五事七計」をあげています。

「五事」とは、 「道」「天」「地」「将」「法」
「道」は企業理念
「天」は時間的条件
「地」は地理的条件
「将」はリーダーの器量
「法」は組織戦略 です。

ここでは、兵力そのものは問われていません。

しかし、これらの観点から SWOT分析 を行うと「百戦して殆うからず」の戦略が見えてくるかもしれません。

現代のフレームワークになぞらえても面白いものです。






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Last updated  2014.11.02 07:40:27
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