Shiny Night

Shiny Night

2006.05.01
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カテゴリ: 映画関連鑑賞記
本日は月に1度の『映画サービスデー』、もう仕事なんてやってられずに見たい映画をハシゴしました。

まず1本目は 『ホテル・ルワンダ』

大分前にリンク先の moreさんの感想 を読んでから興味を持ったのですが、なかなか見るタイミングが合わず一時は機会を失ったのですが、たまたま再映する館がありまして、今回見ることができました次第です。

<ストーリー>
1994年・アフリカのルワンダ。
主人公はこの国の首都で4つ星ホテルの支配人として海外の要人たちをもてなしていた。
ルワンダは主にフツ族とツチ族に分かれ、フツ族の人間たちはツチ族を排除することに躍起になっていて、ツチ族の人間を見下し貶めており、国連が主導で和平協定を結ぼうとする中でも一触即発の政情は危機的状況であった。
そんな民族紛争を同じフツ族でありながら、主人公は冷ややかに見つつも巻き込まれないように慎ましく生きていた。なぜなら彼の妻はツチ族であったからだ。

しかしそんな状況を脅かす事態が起こる。

ホテルに避難してくるツチ族の難民たち、それに対する海外メディアや国連の「内政不干渉」という態度の現実。
多くの悲惨な現実に直面する主人公は、この難局をいかに乗り越えたのか?

・・・という、現実に則したお話です。

だからといって私に何ができるわけでもないけれど、 この現実がとにかく重い。

人の「愛情の深さ」と「憎悪の怖さ」をよく現した作品だと思います。

別に画面上であまりバタバタと人が殺されるわけではなく、「殺された」人々を結果的に見せることによって「人間の心理的な恐怖感」を演出としてかもし出しているように私は感じました。
日本に住んでいると、あまり知られないアフリカの現実・・・そしてなかなかわからないものを教えてくれる人間ドラマです。

日本をそして日本人を殴りつけるような熱い作品だと思います。

個人的にはここまで重くなると、苦手な分野に入ってくるので多少しんどかったのですが。
ジャン・レノ,ホアキン・フェニックス,ニック・ノルティなど渋めの役者たちも脇役でありながらもしっかりいい仕事をしております。

まだ未見の方は、DVD化されたら「世界の参考」にご覧あれ。

<自己評点=8.5 (10点満点+α)>






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Last updated  2006.05.17 23:56:34
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