Shiny Night

Shiny Night

2007.04.08
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カテゴリ: アニメ関連視聴記
新海誠監督の新作アニメーション 『秒速5センチメートル』 を観てきました。




『雲の向こう、約束の場所』 以来の新海誠監督の映像作品であります。楽しみにしておりました。




惹かれあった2人・タカキとアカリ。
その小学生時代からのと書いてよいのではないだろうか。

そのストーリーを縦糸に短編・3編から構成され、新海監督が描く 「人は美しい風景に包まれていて、大きな世界とつながっていく」というテーマ のもと、 新海作品の真骨頂である『情景美』のある作品 に今回も仕上がっていたように思いました。

しかし今作品は3部作構成にちょっと監督の野心的な所を感じました。
それは各話それぞれに描き方の違いを感じたからです。


★第1話『桜花抄』 = ロードムービー

まだメールもできない時代に、中学1年になったタカキがアカリの元を訪ねに行く。
学校の放課後から出かけるタカキ、その前に様々なアクシデントが立ちふさがる・・・。
ものすごくせつなくなるんです。本当にすごい・・・。

よく考えると『ほしのこえ』の真逆をいく話なのですが・・・。




★第2話『コスモナウト』 = ラブロマンス

カナエたん、せつない!(何)
もちろん作品全体を通して言えていて特にこの話に感じたのだけれども、タイトルにも現れているのですが 『動き』というものにものすごいこだわりを感じるんです。キャラクターの動きとかではなく、「気持ちの動き」とか「行動」とかに。この『動き』がとても美しく感じました。

★第3話『秒速5センチメートル』 = プロモーションビデオ



正に山崎まさよしの『One more time,One more chance』のイメージPVでした!
個人的にこの曲大好きだったりしますので、もうそれだけで+1.0。
先に曲ありきの中、タカキの心の叫びも踏まえて、ちょっとズルい気もするけどきれいに描ききったという感じですかね。

ただ一つのストーリーとして見た時に、私には主人公・タカキの心が男として読めず感情移入できなかったのが個人的にちょっとつらかったんですよね。
「そこまで悩まんでも・・・。」みたいな。

新海監督は女性の気持ちを描く方が気楽って、ことなんでしょうか?

<自己評点=8.0+(やはり出色の演出に3.0)=11.0 (10点満点+α)>






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Last updated  2007.05.26 01:50:07
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