おこちゃまな夫


「うちの夫って、まったく子供みたい!」とか、
「大きい子供がもう1人いる感じ!」なんてね。

「Only difference between boys and men is
just a price of toys!!!」
(=BoysとMenの違いはただ、おもちゃの値段
にあるのみ)

っていうくらいだから、
これって、日米問わず全国共通なのかな?

うちのアメリカ人夫もご多分にもれず、その1人。
しかも一つのことに熱中し始めると、
しばらくはそのことだけに情熱と全エネルギーを
ひたすら傾けるタイプ。

そのことに私もちょっと興味がもてればいい。、
夫婦がおんなじ趣味趣向を持てたら、
理想的なクオリティタイムが過ごせることだろう。

しかし、現実はそう甘くない。

たいてい、
うちの夫がのめりこむものに私はてんで興味なし。

っていうか、
「えー、なんでこんなものぉ?」と首を傾げたくなる
ものばかり。

夫婦とはいえ、違う人間だということを改めて知る。
(または思い知らされる)

それはうちの場合、スターウォーズのフィギュアで
あったり、コミック雑誌だったりするわけで、
始末に終えないのは夫が大きな男の仮面を被った
小さな少年であるために、

それらのおもちゃの値段が「高ぇ~」ってことにある。

夫は失業時代、600ドル分のコミック雑誌を買い、
私の逆鱗に触れたため、
今ではお伺いを立ててくるようになった。(当たり前)
(くわしくはスーツケースにこめた愛シリーズをどうぞ)

そんなうちの夫が現在欲しいもの。
それは何とかってメーカーのアクースティックギター。
しかも凝り性の夫のこと。値段が半端じゃないんダス。

暇さえあれば、アンプラグドのブルース曲を聴き、
私にそのメーカーのビデオを見せ、
いかにすばらしいかということを延々と演説し始める。

私は晩ご飯を作りながら、話を右耳から左耳へ流す。

夫の「ねぇー買いたいよぉ~」ビームを背に受けながら、
夫婦の攻防はしばし続く。
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