ウェルテル2010 バスティーユ | Sheva's Ballet Fan Ibra's Opera Fan

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2010年01月31日

ウェルテル2010　バスティーユ

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ウェルテル

第1幕

序曲が始まる前に幕が開く。
ありえないほど大きな扉と壁。
しばらしくして音楽が始まる。

もうカウフマンはスタンバイしている。
黒眼鏡をかけている。
ちょっとおもしろい。

彼はお屋敷の中にちょっと入ってみて心打たれる。

子供たち。
ノエルの歌を練習している。
大法官は駄目出ししている。

ヨハンとシュミット。
ソフィー。

また誰もいなくなると人影が。
ウェルテル。
ここが大法官のお屋敷か！
案内ありがとね！
と誰かに声をかける

音楽がファンタスティック

ウェルテルの心情を歌う。
彼は詩人だ。
すばらしいカウフマン！！

子供の声に喜びを感じる
自然の美しさは神のなせる神秘。

大法官が彼に話かけるが
話は素通り。
彼の眼はシャルロッテに釘付けだ。

アルベールがやってくる。
陽も暮れかけている
妹のソフィーと話をする。
アルベールはシャルロッテへの思いでいっぱいになっている

客席のはじを散策するウェルテルとシャルロッテ。
シャルロッテはウェルテルといろんな話をする。

大法官の声。
アルベールが帰ってきたよ！

アルベールって、誰？

お母様が決めた許婚よ。

なんだって。

絶望するウェルテル。

第1幕了

第2幕

塀に腰掛けるヨハンとシュミット
牧師の金婚式を祝う人々。

50年も結婚してるなんて俺には考えられないな～
と酔っ払いのシュミット。

人々が参集する。

アルベールが結婚3ヶ月目のシャルロッテを連れてくる。

ベンチに座る。

アルベールは壊れものを慈しむように
シャルロッテを見ている。
君は幸せなのかな。
僕は君を見ているだけで幸せだ
アルベールがせつなくて可愛そう
シャルロッテの手を握ろうとするが彼女は手を引っ込める。
話も聞いてない。

2人は集まりに参加するために出ていく

追いかけるように走ってきた男性。
ウェルテル。

ウェルテル

アルベールがやってきて声をかける
おとなの会話。

むか～とくるウェルテル

僕はもういなくなりますから。

ソフィーがやってくる

ソフィーは明るい15歳の娘。
完全にＫＹ。
楽しいことしか人生にはないと思っている。
ちょっと「オネーギン」のオルガにキャラが似ている。

彼女は2人に完全に暗い険悪なムードにまったく気付かない。

義兄さまを誘いに来た。

一人残るウェルテル。

教会から出てくるシャルロッテ。

気づくウェルテル。

シャルロッテ！

シャルロッテも気づく。

ウェルテルもあわてて立ち上がる。

僕は君を愛しているんだ

私たち友だちになれるわよね

！

もう二度と帰ってこないよ

友だちなのにもう会えないなんてないわ。
（このへんが女のずるさだ。
いっそ、徹底的に完膚なきまでに彼をふってくれ！
そしたら自殺しないですんだかも？）

ノエルよ
クリスマスにまた会えるわね。

いなくなるシャルロッテ。

死への憧憬を歌うウェルテル。
どうか天にまします父よ！
私をみもとに。

ソフィーが声をかけるが
ウェルテルは塀を飛び降りて駆け去っていく。

いなくなっちゃったわ
もう帰ってこないって！
姉妹は抱き合い悲しむ

アルベールは一人ごちる。
「あいつはやっぱりうちのを愛してるんだな…」

第2幕了

第3幕

シャルロッテの部屋。

私ったら。
本当の気持ちを隠していたわ
あなたに会えないなんて

手紙を気が狂ったように読んでいるわ

あの最後の手紙だけは読むのが怖いわ。

ソフィー

現れるウェルテル

ウェルテル

俺だよ（セ・モワ）
このセリフ、「カルメン」のドン・ホセと同じ！
シチュエーションも顔も同じ～

懐かしいな～
この部屋。
（もう彼は死を決意しているので少々言動がおかしい）
クラブサン、
そしてこの銃だ…！

恐ろしくなったシャルロッテは話をかえる。

オシアンの詩集よ、あなた翻訳してたわね。

読み始める

オシアンのアリア

その切羽詰まった様子にますます恐ろしくなるシャルロッテ。

ウェルテルはシャルロッテを抱きしめようとする
シャルロッテは抵抗する。
抱きしめられまいと。

しかしついに床に倒れてウェルテルは彼女を抱きしめる

ああ！なんてこと
こんなこといけないわ！

すまない。

出ていくシャルロッテ。

ウェルテルは懇願するが誰も戻ってこない。

出ていくウェルテル

薄暗くなった部屋に帰ってきたアルベール

ウェルテルが帰ってきたようだな

床に落ちている手紙を拾う。

いらいらして叫ぶ

シャルロッテ！

どうしたんだ？

何もないわ。

何もない？

手紙だ

「あなたの銃を貸してください」

恐怖におののくシャルロッテ。

「貸してあげなさない」

「あたしが？」

無言の圧力のアルベール

氷のように冷やかになっている。

さげすんだような目で彼女を見ないで部屋を出ていく。

パニックに陥るシャルロッテ。

第4幕

シャルロッテはウェルテルの部屋に向かう

不吉な予感

ウェルテルは胸を銃で撃って血だらけになっている。

ああ！
私のせいね
いや！死なないで！

意識を取り戻すが目が見えない様子のウェルテル

誰？
シャルロッテか。

誰も呼ばないで！
今が一番幸せなんだ
君との時間を引き裂かれたくない。

なんてこと

口づけする2人

ノエル！

子供たちの歌を天使を勘違いし、立ち上がるウェルテル
ソフィーの歌がやむと倒れる
（きょう何回倒れたでしょうか～）

僕が死んだらどこどこに埋葬してくれ
誰も来ない辺鄙な墓で、嫌がられるだろうけど、けっと一人だけはお参りしてくれるんだ

ウェルテル！

絶命するウェルテル

全幕了

カーテンコール

実況者

「テジエは今度デセイとの椿姫が控えています」
「すばらしい（メルヴィユ）ソフィー」
「偉大な歌手、そして演技もすばらしい。ヨナス・カウフマン。
バイロイトにローエングリンでデビューです」

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