★No015016 恐怖体験part15 パラサイト魚…


★恐怖体験 part15


= h22.07.23 南房磯で釣れたイナダ =

これまで南房で釣りあげた魚で奇形と思えるものは
サバ、マアジ、スズキ…とあるけど
今回の様に異常と思えるほど
背骨が曲がっているのは初めてだ。

頭も顔も、普通のイナダだけど。。。
背びれあたりから胴から少し曲がり~
尻尾は…異様なまでもの曲がり方だ





諸説によると…
この背びれの奇形魚は、
その魚が低酸素水域を泳いでいるだけで
どれ位の時間かはわからないが、こうなるらしい。


昭和40~50年代の東京湾は汚染が酷く
環境汚染による奇形魚は、江戸前漁師達が沢山見ている。
しかし、現在の東京湾は水質も改善されとても綺麗だ。
近年においては、環境汚染が原因とされる
こうした奇形魚は、まずいないそうだ。

特に浦賀水道は海流の流れも激しく
こうした低酸素水域は起こらないそうだ。

だが…、数年前に外国輸送船が他の船と接触し
大量の燃料重油が西岬磯に流れ着いたのは記憶に新しい話だ。
環境汚染はこうした船舶事故の影響はなくもないが
その被害を受ける生物は動きの遅い物に限られ
回遊魚等は素早く察知して居なくなる。

何故この様な奇形のイナダがここまで大きく育ち
生存できたかは謎である。
どなたか詳しい方がおられたら御教授願いたいもの。


だが…この釣り場では、
暫くは糸を垂れたくない気がするのは
それとも怖さだろうか…

これから魚を牛蒡抜きにする瞬間、
下半身はどうなってる?
トラウマになりそうな気がしてならない。


後日談として…
「脊椎湾曲症」について
教えて頂いたので、その詳細の一部をupします。

最近では10年振りに酪農家を瞬驚させた口蹄病
鳥インフルエンザ、〇〇ヘルペス、◇◇ウイルス
その殆どが陸上における物ばかりであるが…

海産物等の病原体(特に寄生虫)は、見た目も悪いため
例え人体に影響はないと言っても、消費者は過剰に反応してしまう。




ミクソボルス・アカンソゴビイ

聞いたことのないこの名前…
ブリ系の魚に寄生する寄生虫(パラサイト)である

寄生する場所は、なんと魚の脳の中で、
発見当初は養殖ブリに見られたそうだ。

天然の魚に見つかるようなり、中間宿主とか天然保有魚を捕食し
イナダの脳寄生したのではなかろうか。

症状は脊椎湾曲症
その曲がり方は、写真の様に異常とも思えるほどのものである。
他の魚では、サバ、ハゼ、ホウボウ、ムツ等から見つかっている。

人体には寄生しないので、食品衛生上の問題はないとされている。
とは言え…やはり見た目で、つい箸が止まる。








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